となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「南蛮七宝」と一致するもの

2012年11月16日

コーディネートの想像。

 

まだ出張へ行っていて、モノづくりは停滞中です。

 

ただ今まで製作したものを着物の上に乗せて、イメージ作りをしているので、

結構それらの仕事は楽しいです。

 

たとえば、この一本。

 

1IMG_1147.jpg

南蛮七宝イチョウ染め+ザクロ/100%草木染め×木花』

 

新作の帯ですが、早速着物と合わせて想像をふくらませています。

 

小物はどんなのが良いかな?

2012年10月23日

しみこみ

 

ずっと作りたかったけれども、躊躇していた『南蛮七宝小袋』です。

 

織り自体は紹巴織で織っていますが、

『しみこみ』というちょっとした技を使って、

柄自体を安定させないように、織っています。

 

ですので、少し織りの色々との間に滲みが出て、

色が何色とも言えない良い感じにぼけています。

 

L1001618.jpg

 

実物で見た方が判りやすいと思いますが、

写真でも色が滲んで泣いたように見えると思います。

 

唐紙の奥行きの深さには届きませんが、

今までの織物とも少し違った表現方法です。

 

実験含め、様々な色目を織ってみました。

 

L1001612.jpg

南蛮七宝小袋』

 

 

色目の組み合わせ方には随分悩まされました。

ただ、この織り方は織と言えども、糸のロットや織った時の状況に

よって、色目が大きく左右されるので、同じようには織るのは難しいです。

 

ですので、本仕立まで終わって、現品を確認してもらったものを

納品しようと思います。

 

評判が良ければ、少しずつ色を変えながら、織っていきたいと思います。

通常織物には、紋で織る限りある程度の制限はありますが、

この辺りは楽しみにながら、いろんな色を作って織りたいと思います。

 

小袋なので、簡単に結べますし、南蛮七宝に興味のある方はぜひ。

 

当面は無くなり次第終了です。。

 

 

 

タグ:

2012年10月19日

スティングレイで作ってもらいました。

 

以前、南蛮七宝の帯地を全面に使って作った草履があります。

 

IMGP4027−2.jpg

 

この時は帯地の耐久性や履いた感じを確かめるため作りましたが、

とても評判が良かったので、フラッグシップモデルのつもりで、

宣伝として、時々履いています(最近好きになって来ました。)。

 

この流れで変わったものは何かないですか?

と言っていた際に出てきたもの『エイ(スティングレイ)』です。

 

L1001535.jpg

『真綿スティングレイの草履(男物)』

 

ただ、製作にはとても時間が掛かります。

写真のものも硬いエイ革の表面を削って削って、

下の模様(白い部分)を出していきますが

すぐに刃は使い物にならなくなるし、大変だと言われていました。

 

さらに、今回は普通の革でも大変な真綿を入れてもらっています。

IMG_0589.jpg

真綿が入っているので、硬い革でも丸みを帯で優しい感じです。

 

 

花緒はおそらく南蛮七宝がいいかな?

と思って、並べてみると、かなりの迫力でした。

 

L1001539.jpg

 

女性物でも製作できるので(お揃いでもよろしければ)、

是非、この草履を見かけたらお声掛け下さい。

 

硬くて柔らかい、真綿スティングレイの感触も楽しいですよ!

 

 

タグ: , ,

2012年10月17日

小物作り、ちょっと進みました。

 

最近の仙福屋では、素材の『革』は、ダックジュエルを中心に様々な素材に

押されて、使用量がドンと大きく減っています。

 

 

また一時は、『革』の良さを確認する、という作業することもあまり無く、

使い易さにのみ注視して、取り敢えず、なんでも『革』というような所がありました。

 

 

 

 

 

IMG_7102.jpg OR

『真綿草履/本革』

 

L1001346.jpg IMGP8036.jpg

南蛮七宝真綿草履/ダックジュエル』          『男物真綿草履/へび』

 

 

 

 

現在は、使用量が減ったということもあり、

今では素材『革』の使い方等の再検証を行なっています。

 

IMG_0529.jpg

 

たとえば、この革は染上がってきたばかりのものですが、

透かせば向こうが見えそうなくらいに、漉き漉きしてあります。

 

さすがに耐久力のいる草履台等には、全く使えませんが、

ここまで薄いと今まで使わなかった所まで、使えます。

 

まだここまでしか進んでいませんが、

色や革の厚さ、帯地(これは随分前です)の全てが揃いましたので、

ここからは、スピード感持って、小物ができると思います。

 

楽しみにしていてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タグ: , , ,

2012年10月12日

まずはここから。

 

南蛮七宝の帯を気軽に結んでもらえるように、

と袋帯・名古屋帯とは別に、半巾として作ろうか、

と思っています。

 

ただし、浴衣用ではなくて、小紋や紬などに使ってもらえるもの。

先日の出張話ですが、年配の方がうちの半巾を見て、

『柔らかいし、ホントに楽。』と何度も言われていたのが、

とても印象に残っています。

 

そんなこともあり、半巾を作ろうと思っていて、

柄はやはり南蛮七宝。

 

仕様の尺的には、ほぼ袋帯の長さを考えています。

短かすぎるのは問題外として、長すぎに過ぎるのも邪魔なので・・・。

 

そして配色したものが幾つか上がって来ました。

 

L1001387.jpg

南蛮七宝/紹巴織』

 

 

いい色で上がってきたので、思わずお太鼓の形にしてしまいましたが、

こういう流れで、いくつか半巾にしていきたいと思います。

 

何色かは織ろうと思いますが、諸事情から、おそらく一色あたり数本で、

また配色を考えて違うモノを作って、こちらも楽しみたいと思います。

 

選ぶ方も売れ筋という考え方は無しで、

好みの色か、冒険して選んでいただければなぁと・・・。

仕立て上がりを楽しみにしています。

 

タグ: ,

2012年10月10日

御召に紬を入れて織る(白地)。

 

仙福屋の御召で抜けていく色目は薄地です。

当初は、濃い地を中心に織っていましたが、4:6の割合で、

薄地が強いです。

 

そして、今日上がってきたのが・・・

この御召。

『南蛮七宝文様』を御召と紬糸をミックスして織りました。

 

IMG_0329.jpg

南蛮七宝/仙福屋紬御召

 

今まで濃い地で試験程度の少量は織っていましたが、

今回は『白(+オフホワイト)』にしました。

 

IMG_0330.jpg

 

この御召は同じ糸を使っても染め色によって、

また織る季節によっても、風合いや生地の感じが変わります。

 

紬糸を使い、この地色で織った御召は、

ビシッと締まった感じの仕上がりです。

 

男物として、袷で作ってもいいかなぁ。。。と・・・。

 

 

 

タグ: ,

2012年10月04日

化学染料を使わない草木染め。

 

以前から進めていた『100%草木染め』。

1反目に続き、次が上がって来ました。

 

L1001139.jpg

『唐長文様・南蛮七宝/草木染め』

 

草木染めというと、他には出せない色の柔らかさが最大の特徴です。

ただ、ヤケ等色落ちがし易くなる堅牢性の問題、

自然の色なので、濃い色に染めるには相当な時間がかかる、

というコスト面が大きな問題となります。

 

通常は上の2つをクリアするため、化学染料を混ぜるのが一般的になっていますが、

この南蛮七宝の草木染めに関しては、染料素材の運もあって、

なんとか完成したものです。

 

IMGP8965.jpg

 

写真のモノは一反目で、染め上がりを初めて見せた時に、

気に入られた方がいて、すぐに購入されました。

 

上の写真は、色目の違いはある染料の100%か、くちなし、

もしくは柘榴を混ぜているためです。

 

当然、なかなか上がってこないものなので、大事に皆さんへ

紹介していきたい商品の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

タグ: , ,

2012年09月15日

新しい色をさす

 

唐長文様南蛮七宝

頭のどこかにはいつもあって、色をクルクルとイメージしています。

 

経糸が余ったり、南蛮七宝を織る際の延長で、新しい色を織ってもらいます。

 

今までも、帯だけでなく、着物でも配色をしていますので、

そうそう感じのいい色というのは、あまり作れないですが、

それでも繰り返せる時は、やってみます。

 

L1000441.jpg

『南蛮七宝/紹巴織目出し』

 

今まで何枚も頂いた唐紙を参照に織っていますが、

織物にすると、経と緯という糸の関係上、思っていたのと、

ちょっと違う。。。

 

ということが多いというより、ほとんどの場合はそうなります。

 

それを乗り越えて繰り返すために、

あまり根を詰めて集中し過ぎるのではなくて、

いつも頭のどこかに置いておいて、

不定期ではありますが、ある程度定期的に色々とやってみると、

少しずつ、良い色のストックが出来ていっています。

 

今回は、そのうちの一回かもしれませんが、

中には、なかなかのモノも上がってきています。。。

タグ: ,

2012年09月13日

襦袢の新作/仙福屋オリジナル。

 

社内では、あまり目立たない存在ではありますが、

オリジナルの襦袢が少しずつ良い評判を頂きつつあります。

 

もちろん、帯屋ですので帯柄を中心に考えたものですので、

あまり世間では見られないモノになっているので、

良いのかもしれません。

 

まずは月々の生産本数の決まっている南蛮七宝。

 

IMGP7469.jpg

『唐長文様/南蛮七宝の襦袢』

 

今回の美しいキモノでは、この中の一反が登場しています(P204)。

人気のある色が段々と決まりつつありますが、どの色でも一反持ってしまうと、

他の色も欲しくなるという、不思議な柄の襦袢です。

 

左から2つ目を雑誌に載せて頂いたのですが、

ブルーの南蛮七宝の帯と並んで、ここ最近では一番の反響を頂きました。

 

作家のシリーズで数柄ありますが、

今回は、この2柄です。

 

L1000397.jpg

伊藤若冲の世界果蔬涅槃図

 

 

L1000404.jpg

神坂雪佳の世界/八橋

 

 

両柄ともあまり世間に無い襦袢ですし、

生地も様々こだわり抜いた結果、使っている生地ですので、

柄だけでなくて、着た感触も楽しんでもらえると思います。

 

すこしコストは張りましたが、意外なほど長襦袢は目立ちますので、

興味のある方はこれから、少しずつファンは増えていきそうです。

 

タグ: , , , ,

2012年09月05日

まわたこっぽり

 

新しい草履ができました。

 

L1000239.jpg

『仙福屋の京履き(別名:まわたこっぽり)』

 

京都らしい草履を全面に、履いた時は可愛くて、脱いだ時はカッコイイ。

背の高さも少し高め。

そんな草履です。

 

天部分に真綿をたっぷり入れていているので草履の形状から、

柔らかな曲線ができて、とても良い感じになっています。

 

素材は、スペシャル帆布(ダックジュエル)に南蛮七宝文様の花緒。

 

 

 

2012年09月04日

あんまりすぐには進まないですが。


仙台でも人気があった『唐長文様・南蛮七宝』の御召。
すぐにポンと織れるものでもないので、現在新しく織ってもらっています。

 

L1000208.jpg

 

 

基本的に同じ色のものを織りませんので、

上の柄に好きな色を入れて織っています。

 

と書けると、気楽な仕事に思えますが、不思議な事にやはり適当では、

色が濁るか、パッとしないか、面白くないモノに仕上がってしまいます。

 

『この色にする』という明確なものより、自分の織りたいイメージを

調和の取れた色でつくるという感じです。

 

どちらかというと、帯の場合は『色を配する』という正に配色という感じですが、

こちらの南蛮七宝は、『両方の色が丁度いい感じになるように探す』という、

風で少し違っています。

 

ですので、外の自然も含めて、色んなものを見て、なんでもない所にある色を

取ってきて、着物の色とすると上手くいく、そんな感じです。

 

調子がわるいと、全く進まないこの仕事ですが、作りたい色がありそうなので、

少しずつだと思いますが、進めていきたいと思います。

 

 

 

2012年08月30日

仙台2日目。

 

昨日から仙台にいます。

初めて一揃え南蛮七宝を持って来ました。

 

IMG_6869.jpg

『南蛮七宝の襦袢&八掛』

 

IMG_6853.jpg

『京履き』

 

この草履は、ちょっと面白いので、

また京都へ帰ってから改めて紹介しますね。

 

 

本社からも、最近配色をした帯が上がってきて、

確認メールが来たりと、モニターで見るので、これは相変わらず100%OKとは

言えませんが、モノづくりもある程度は進んでいっています。

 

まだ数日ここにいますので、

新しい意見を吸収して京都へ帰りたいと思います。

 

2012年08月27日

試験で縮めてとめる。

 

いままで、『南蛮七宝の御召』をコツコツと織ってきましたが、

糸質を変えて、縮ました状態で止めてしまえば、小物で使えないか?

 

という所からスタートした、モノづくりです。

(写真の生地は裏側です。

 裏返すと着物から遠くなる色の組み合わせに見えます。)

 

IMG_6844.jpg

 

世間に少なく、ちょっとインパクトのある織の帯揚げを作ろうと、

御召の機を使い、試験をしています。

素材にも工夫して、通常の糸よりも縮みやすいモノを使い、

お湯に浸けて、シボをつくります。

 

写真の通り上がりましたが、個人的には縮み方もとてもよい感じです。

後は、生地の厚さです。きもち、わずかに厚いので、この辺り解消すれば、

思っていた通りの『織の帯揚げ』ができそうです。

 

いままでも、どこかで書いたと思いますが、

試作というのは、『もう絶対、これはダメだ・・・。』となると、

次は作らない=続かない、終了。

となってしまいます。

 

ですので、新しいモノ((帯の組織、色、バッグなどの小物))何か作りたい!

という時には、『あっ面白い!』『もう一息!』

と継続できるように、この『南蛮七宝の柄の力』を借りるようにしています。

 

モノづくりは、言うまでもなく、失敗の連続なので、

気持ちが切れず前向きに色々と試すためにも、こういうシンプルで

力があって、自分が好きな柄があると、とても力になってくれます。

 

 

つい、作りすぎてしまうのが難点は難点ですが・・・。

 

 

 

 

タグ: , , ,

2012年08月22日

再び唐長さんへ

 

今日は、昼から唐長さんへお邪魔してきました。

今回は、修学院です。

 

IMG_6739.jpg

 

今年は突然の雨だったり、あまり天気が良くない日も多かったのですが、

唐長さんに来た時は、驚くほどいつも快晴です。

『私は何かできごとがあるときは、いつも晴れやで。』

と当主の奥さんが言われていた通り、快晴でした。。。

(帰り道、車に乗ってしばらくすると、大雨になったので、さすがです。。)

 

今回も、当主からお話を聞かせてもらいましたが、

いつも端々から、ぶれない考え方とモノづくりへの気持ちをビシバシと

頂くことができたのが、とても良かったです。

 

IMG_5036.jpg

(製織中)

 

ちなみに、南蛮七宝の大島紬を見てもらいましたが、

(奥さんにも気に入ってもらえました。)

とても良く出来ているということで、一安心です。

 

柄の出所(持ち主、担い手)とそれを織物にする立場と、

同じような違うような、でも目指す所は一緒、という関係だと思いますが、

こちらも沢山学ばせてもらって、モノづくりの考え方へ反映していきたい、

と思っています。

 

ますます個人的に欲しくなった南蛮七宝の大島紬でした。。。

2012年08月09日

もしかしてブームが来るかも・・・。

 

会社に来られていたお客さんコーディネート。

 

IMGP9056.jpg

 

下が畳なので、少し埋没していますが、

南蛮七宝の御召(薄ベージュ)と神坂雪佳の世界の布袋さん。

 

本社の3F、展示場で合わせていましたが、

 

この帯の中におられる方の力か、そこだけ一種独特の雰囲気が漂っていました。

 

IMGP6574.jpg

(ちなみに本社3Fです)

 

特殊な引箔を使った織物で、現在ではそう簡単には織れませんが、

とてつもなく面白い雰囲気でしたので、コアな人気が出そうな・・・。

 

特に、螺鈿も入っていたりと、結構見ればみるほど、

ハマってしまいそうな布袋さんです。

2012年07月13日

スペシャルな大島。

 

南蛮七宝大島に続き、現在制作しているのが、

 

このリング糸を入れた大島。

リング.jpg

 

直線の糸ではなくて、一本の糸にループになった糸が絡みついているような

特殊な素材です。

 

この糸、面白い特長があって、糸単品だと、それ自体細いこともあり、

非常に切れやすいです(糸を引っ張ると、解けるように抜けます。)

ただ、一旦織ってしまって一枚の生地となると、

打ち込みの加減もあり、絡みつくように、とても粘りっこい、

丈夫な織物になります(普通の大島地よりも強そうです。)。

 

大島は大島紬と紬が名前についていますが、紬糸を使っていません。

明治中期までは、紬糸を使っていたそうですが、

この糸を使うと、その頃の風が。

 

 

 

着ると、このリング糸独特のハリ、弾力があり、体に沿って、

着やすい着物になります。

 

昔は、少量でもこの糸が使われて織られていたそうですが、

最近ではほとんど死滅状態で、原料も全く無い状態でした。

 

今回は、となみ織物の感性を加えての復刻となります。

2012年07月07日

男物依頼、続報。。

 

先日書いていた、男物です。

 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime/2012/06/post-1698.html

 

 

IMGP8281.jpg

 

羽織用の着尺には、とても落ち着いたイイ色がありましたので、

それに合う、その人に合う、またどこへ出て行っても、軽く見えない、

着物初心者の方なので、着崩れしにくく、軽くて疲れない、裾さばきもイイ、

様々な条件で、選んだ生地です。

 

着物は格子で羽織はよろけ縞、遠くから見ると、両方とも無地に見える、

年代も幅広く、ずっと着てもらえそうなコーディネートです。

 

ただし、襦袢と羽裏は、まだ予定ですが、

見えない(もしくは見えにくい所のお洒落)ということで、

この南蛮七宝を使いたいと思っています。

 

IMG_5245.jpg

 

あと、草履と羽織紐ですが・・・。

これまた、着物をまた着たい!というものを用意しています。

 

と、自分のモノを作る時よりも、気分が盛り上がってきます〜。

とても楽しい仕事です。

 

 

2012年06月13日

13日その2 南蛮七宝を初めて見せました。

 

 

もう一つ、先日行っていた出張ではとても『南蛮七宝』の評判が良く、

初めて見てもらう方も多かったので、楽しんで頂けたようです。

 

奥行きのある不思議な透け方をする三重紗(塵除け)や

IMGP4666-2.jpg

 

お襦袢などは、

IMGP7470.jpg

 

とても好評で本当はお披露目だけ(自慢・・・)で終わろうと

思っていたのが、何点か購入をして頂けました。

 

久々に説明したこともあって、

上手いとはとても言えない話しか出来ませんでしたが、

文様が話の合間を埋めてくれて、助けてもらっていました。

 

 

類似商品の問題は、

(お客さんにキッチリ説明して納得していれば、それは別かもしれませんが)

やはり唐長さんのファンだったり、どこかでさり気なくからかみを見て、

この南蛮七宝が好きになった方に対して、誤解を招くような商品は扱わない、

作らないのが、信用だと思います。

 

 

今回は、南蛮七宝を見て、

『この柄って、どこかのメーカーさんと同じですよね?』

と言われて、こちらが驚かされましたので、

やはりブランド表記と誤解は招かないように説明は必要だと思いました。

 

うちも図案展等で図案を買ったりもしますので、

気を付けないとダメですが、過失ではなくて、

確信犯的にやられている会社を見ると、とても残念な気持ちになります。

 

IMG_1142-2.jpg

そんなこともあって、何度も書いていますが、

うちの南蛮七宝に関してはキッチリと、表記しています。

(製作時期、織・染物によって、形が違うこともありますが、必ず入っています。)

 

 

2012年06月12日

松島にいます。

 

家を出てから電車で6時間ちょっと掛けて来ました、

松島です。

 

IMG_5412.jpg

 

ほとんどホテル内で夜遅くまで仕事なので、ちょっと観光というのも

難しいですが、それでも移動中は、とても気持ちいい景色をみれます。

(久々にいやされています。)

 

本当はもう一泊して、もう少し松島らしい観光をしたいのですが、

今日昼くらいここを出て、京都へ戻ります。

 

IMG_5421.jpg

 

着物はこんな感じです。

ケルティック御召と南蛮七宝の襦袢。

 

襦袢はお馴染みになりつつありますが、

このケルティック御召はとても評判がよく、

もうちょっと他の色も含めて織りたいとおもいます。

 

腰が痛いですが帰って、またモノづくりがんばります〜。

2012年05月30日

南蛮七宝の八掛

 

今日は、もう一つ面白いものが上がって来ました。

それは・・・。

 

IMG_5245.jpg

 

南蛮七宝の八掛』です。

 

柄は当然、生地もこだわりの物ですので、

無地っぽい着物に八掛だけ、南蛮七宝。

 

そんなことも面白いかもしれませんね。

 

ちなみに、周りに見せたところ、反響がよく、

上の写真にない茶色はすべてなくなりました。

 

まだまだ数は少ないと思いますが、こういった人と違う所に

力を入れる方、興味を持たれる方、増えてきているような

気がします。

 

趣味の世界ですが、超・お洒落もの、遊び着にどうぞ〜。

タグ:

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20  

カテゴリ

バックナンバー

  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介

となみ帯

Facebook

LINE@はじめました
友だち追加

新着記事

五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…

今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…

来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…

2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…

今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…

携帯サイトのご案内

QRコード

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...