となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「南蛮七宝」と一致するもの

2011年03月16日

白生地の上にのせる色

しばらく止まっていたモノづくりを再度、

進め出しました。

 

最初は、これです。

IMGP4569.jpg

といっても、白生地なので『???』という状態ですね。

 

この生地の用途は、ちりよけで、透け感+ムラのような味のある

地風が特徴です。柄は絶対に作りたかった『南蛮七宝』。

 

まだ試織に近い段階だと思っていたのですが、

白生地を一本で見ると、もう完成です。

(最後は、二つの織り方でどちらが良いか、迷いましたが・・・)

IMGP4575.jpg

当然、まだ色が入ってなく、これを見て想像します。

薄い色がいいのかな?

ムラサキかな?

それとも・・・

 

これからは、いつもの帯作りと違って、柄があるところに

色を乗せていく、そんな工程なので、まだ想像だけですが、

完成した反物を思い浮かべると、ちょっとだけ嬉しくなります。

 

見てもらった人に、

『着たいなぁ』と思ってもらえるような『南蛮七宝のちりよけ』

後、ちょっとです。。。

 

 

 

 

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2011年03月11日

札幌の雪。。

 

しばらく、北海道に滞在しています。

IMG_4390.jpg

一面の雪です。

 

雪を見るたびに思って、草履で転けそうになるたびに

実感した防寒草履、

次は絶対に男物バージョンを作らないと

ダメだと思いました。

 

皆さん、さすがに皆さん履いておられてます。


IMG_4385.jpg


この草履、当初試作段階は、雪の少ない所の感覚で作っていたので、

あまり注目されていなくて、需要はないのかな?とも思っていました。

 

それから、様々の意見を聞き、反映しつつ、

自分で雪の中にいたりなど、相当改良をしました。
 

そうすると、最近では

この北海道や新潟などの雪の多い地方でも

受け入れられるようになりました。

当たり前なんですが、モノづくりの原点ですね。


さてさて、しばらく京都から出ている時は、

着姿やコーディネートを楽しんでいます。

 

例えば・・・。

今まで何度か登場したスペシャルな帯ですが、

あまりコーディネートされての登場は少ない『南蛮七宝』。


IMG_4392.jpg

『(南蛮七宝+蕨)×若冲小紋』

他にも自分で製作したモノ以外も含めて、

好きなモノは見ているだけで、幸せになりますね〜。

 

 

 

さらに、

昨日の晩からは、函館に来ています。

IMG_4402.jpg

電車での札幌→函館。

思っていたよりも随分遠いですね。。

 

2011年02月16日

唐長さんへ

唐長さんへ行ってきました。

 

修学院で、毎年当主が行われている個展です。

普段は非公開の場所で行われて、邸宅内全部からかみです。

 

部屋の真ん中に一筋の光とブルー基調のからかみ、

ラリックのコーディネート。

 

非日常な空間ですが、

ここまで『からかみ』が一杯でも、不思議と圧迫されず、

(圧倒はされますが・・・)

とても居心地のよい時間を過ごさせてもらいました。

 

一緒に行った、唐長初体験の方の、

ハアーという感嘆のため息が沢山聞こえてきました。

 

残念なのが・・・

写真ではあの空気は間違いなく伝わらないので、

中途半端に伝えるのも勿体無くて、

撮る前にあきらめてしまいました。。

 

 

かわりに、頂いたお皿を。。

IMGP4353.jpg

『唐長瓢箪マーク』

IMGP4360.jpg

部屋の色は、ブルーなんですが、この色とも違うけれども、

同じような優しい感じのするブルーです。

(ややこしくて、すみませんm(__)m)

 

近々、単衣用の襦袢を作ろうとしていましたが、

この色目を見て、これを仕立てることに決めました。

(右の薄地の襦袢です)

R0011756.jpg

『南蛮七宝・襦袢/となみ織物』

 

一緒に行っていたお客さんにも言っていましたが、

似た柄のはありますが、

唐長由来の南蛮七宝には、上の瓢箪マークを入れています。

 

ベタな表現ですが、類似品にはご注意下さい〜。

 

と言っていたら、ネット上で

下の神坂雪佳の柄が、そのまま半巾にコピーされていました。

神坂雪佳246.jpg

 

この柄はそのまま雪佳図案を帯にしたのではなくて、

雪佳の書かれた図(横段が独立した物)をモチーフに

作ったものです。

それを図も色もほとんど一緒にして、販売していました。

偶然、似ていたとは言えないものなので、

とても悪質です。

 

ホントにイヤになってきますね。。。

一緒に嫌な気持ちになりたい方は、是非検索してみてください。

(全くオススメはしませんが・・・)

 

 

 

それよりも、こちらを読んで温かい気持ちになった方が、

幸せなので、こちらをおすすめしますね。。

唐長さんのお人柄が伝わってきます。

51QWXTFSN9L._SL500_AA300_.jpg

 

唐長に興味ある方は、ぜひ読んでみてください〜。

 

 

 

 

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2011年01月31日

南蛮七宝に合わせる帯留め。

以前、紹介した南蛮七宝の帯。

IMGP4287.jpg

南蛮七宝+下弦の月』

この帯を気に入って下さった方が、この帯に合わせた
帯留めを製作しました。

ちなみに、この兎の色とモチーフは、以前唐長さんに
見せて頂いた、作品の中の兎です。
(青の中に、赤い兎が大きなスペースに浮いた月を見ている。。)

IMGP4289.jpg

そのイメージが強烈に残っていましたので、
この兎を作りましたが、強度とお腹の部分にくるバランス上、
こういう形になっています。

IMGP4290.jpg


さすがに、唐長さんの空間を帯の中で再現というのは不可能ですが、

それでもこの構図は、訴えるものがあります。

(皆さんには、唐長さんで、からかみを見てもらいたいですね。)

IMGP4298.jpg

本当にこの柄は素晴らしいですね。。。

 


こちらには、唐長さんが少し載っています。

51UbIbAyu1L._SL500_AA300_.jpg

同感です。。

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2011年01月28日

ひそかな角帯ブーム

帯のことや着物のことを全くわからない若手が
会社にいて、毎日すこしずつ、
モノづくりやお客さんと話していって、経験を積むと、
ドンドン、自分のお洒落が気になるようです。

最初は、着物を着る機会があっても、どこからか
誰かのを借りていた若手が、少しずつ目覚めて、
今ではちょっとした『角帯のブーム』になっています。

男物というと着物が無地ということが多く、
世間一般には、男物でお洒落さを出すのは、

なかなか難しいと言われています。

生地の素材面で頑張るか、羽織紐か、羽織りの裏か、
でお洒落をします。あと、草履も大事です。。。
(意外に多かったですね)

ポイントは幾つかありますが、
そんな中でも目立つのは、『角帯』です。

無難な色目の無地、角帯も良いですが、
シンプルな無地でも色目でバチっと決めてもなおイイですし、
柄をガッツリ個性的に合わせるのも、さらに面白いです。

そんなことが分かってきたのか、
若手男社員らの角帯を見る目が変わってきています。

『一本ずつプレゼントするよ』と言ってしまったので、
特に、(余計なほど)すごいです。


モノづくりに、『自分が結ぶのだったら・・・』という
視点はとても大事なことなので、良いことですが、、

ちょっと困ったことに、今では普通に袋帯を見ていても、
『この帯、角帯にしたらカッコイイ。』と思っているようです。

最近上がってきた、
この角帯も狙われています。
IMG_3872.jpg
南蛮七宝:つむぎ角帯』


唐長さんの『瓢箪マーク』を入れています。
また、最初から仕立て済なので、すぐに結んでもらますし、
結んだとしてもこのマークを外から見えるようにすることも
できます。

IMG_3873.jpg

もちろん、この帯はプレゼントすることはありませんが、
みんな欲しそうです。。。

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2011年01月27日

その季節限定。

総紗縫の帯はオールシーズン向けで、
用途、コーデイネートの幅の広いものです。
(たまに、蛍、金魚、ヨットなど例外もありますが)

ということもあって、とても人気です。

ただ、最近は『オールシーズン』ではなくて、
その季節やその時のみというものも
人気が出てきています。

たとえば、この雨草履。
zouri_photo6_1.jpg

当然雨の降ったときが用途なのですが、
以前は『雨には着物は着ない!』という方が多く、
梅雨の前の時期に盛り上がりました。

ちょっと傾向が変わったのか、着物を着る人が増えたのか、
仕方無しに着てはるのか?

そのいずれもか。
その辺りは、わかりませんが、
とても人気です。


tok1_img.jpg
この時期には人気のある『防寒草履』も
以前であれば、雪の降る地域中心だったのが、
京都でも結構な人気です。

(ちなみに、予定数を超えて、2ヶ月待ちです。。
雪がなくなりそうで、職人さんを優しく急かしてます)


やっぱり、雪が降らなくても、冬は足先が
冷たいので、カバーはあったほうが良いですもんね。
というような意見も、最近は多く聞くことができます。
(今年は特に寒いので来年定着するか、ですね。。)

他にも
写真.jpg
『南蛮七宝:紋紗』

これは、まだ非売品なのですが、この襦袢などは、
評判を聞くために、見てもらうと、とても人気です。

『夏は暑いし、着ないよ』という声は、まだまだ
良く聞かれますが、涼しげな夏物に日傘・・・。
やっぱり、素敵ですもんね。


そういうことを考えていたら、
面白そうな夏物の帯ができそうです。。

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2011年01月16日

仙台です。

一週間の予定で、京都から離れた所にいます。
前半、仙台。後半札幌です。

気候も違い、色んな人に会って、
美味しい物食べてと、モノづくりする以外は、
なかなかいい感じの生活です。

着物、羽織、襦袢、角帯で2セット、
持ってきて、毎日着物です。

今日はこんな感じです。

写真 1.jpg
(南蛮七宝御召×立湧モチーフの献上柄)
たまには、正面から。

襦袢は一部絞り
写真 2.jpg
(左袖)

写真 5.jpg
(右袖)

周りも着物姿の方が。。
写真(2).jpg
(麹塵染)


外は、こんな感じです。

写真(3).JPG

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2010年12月21日

真面目に取り組んでいる方が損をする。 そんなことにはならないように・・・。

唐長さんとモノづくりに
取り組んで相当経ちました。

つい先日、あるお客さんから聞いた話ですが、
『この帯は唐長の柄を使ったものだ』と言って、
販売している所があったそうです。

IMGP4192.jpg

確かに、柄自体は類似のものがあって、
それを元に製作したということもあるかもしれません。
(それでも私自体は出所がしっかりしたものが
 良いと思いますが・・・)

この業界は、この辺りの商標・意匠等について、
随分マシになったと思っていたのですが、
そうでもないようです。

もちろん、
唐長さんと取り組んで、『この帯は、唐長柄です。』
と言えるは、となみ織物だけで、
その他は『唐長』という名前を使って販売するのは、
法律上も問題ありますし、何よりもお客さんに対して、
あってはダメなことです。


これをこのまま相手に直接言うと
『固いこというなよ』と、
同業から言われそうなのが、
この業界のおかしいところです。


類似の『柄』に関しては、
(同じ人間が考えるもの、と考えるようにして)
ある程度見逃していたところも
あったのですが、
今回のように商標・名前まで偽って、
というのは、どうなんでしょう?

この辺り、帯を買われる方の立場に立つと、
販売員の話を信じて買うしかありません。

その部分が事実と違うと、
お客さんから見ると何を信じて良いか、
分からなくなってしまいます。

そんなことを今回のことで感じましたので、
様々な情報を発信して、正しい知識を持ってもらい、
おかしなことにならないように、していきたいです。

なにか皆さんから
今回のような形で、情報を頂ければ、
それを形にして、
皆さんに何とか伝えれるのではないかな?
と思っています。

今回は唐長さんの話でしたが、唐長ファンの方が、
『唐長さんの柄だ、欲しい』と思い、何十万と支払った
?実はそれは似た柄、もしくは同じ柄だけれども、
唐長さんは全く関係ない。

そうなった時、
その帯を結ぶ気がするんでしょうか?

以前、南蛮七宝の羽織りを着ていたときに、
『これって、あそこのものですよね?』
と、うち以外の名前が出てきたときは、
訂正して良いものか、とても悩みます。

そんなことがないように、うちは
キッチリとしていきたいと思います

今日、角帯の試験が上がってきましたが、
IMGP4198.jpg
この帯が結ばれた方が、
この柄は唐長さんの南蛮七宝を
となみ織物が織ったものです。

と、出所をしっかり言えるように
そんな商品を作るのがメーカーだと思います。

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2010年12月08日

まずは、スタートラインなんですが・・・

最近のモノづくりとして、まだ形になっていないモノは、
ほとんどが下書き状態であれこれと触りながら、
磨き上げていています。

少しずつ形になっているのは、
こんな男物の着尺です。
IMGP4157.jpg

依頼もあったこともあり、
色目を出して打合せしている図ですが、
同柄で、しかも一度にこれだけの配色を見ることは、
ありませんし、とても珍しい絵です。

この中から選ぶか、ある色を修正して、
一色に加えるか?

と考えていましたが、この南蛮七宝の魅力なのか、
着物として考えても、すべて行けそうな気がして
とても選ぶのに苦労しそうです。

できれば、すべて並べてお好きなのを・・・。
と言ってもよいぐらいです。

ただ、それでは自分の気持ちを入れていない、
モノづくりになってしまうので、
ここから数色に絞っていきます。


という風に簡単な『作業』のように聞こえますが、
実際は、黒地に真っ赤の配色のモノを見ると、
『羽織りにしたら、合わせる羽織紐がないなぁ』

IMGP4163.jpg

とか、余計なことが頭をよぎって行ったり、
実際に『似合うと思います?』

とか、もう何をしていたのか、分からない
状態になりますので、
ここから、実際は大変です。


上は御召ですが、他にも角帯でもほぼ同じことを
していますので、どれだけ時間が掛かっているか、
感じてもらえるかなぁ?

と思った、今日の一コマでした。。。

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2010年12月03日

里帰り・・・

今日は、両替町の唐長さんへお邪魔しました。
当主と奥さんと、打合せ?を兼ねたお話で、
あっという間の、一時間・・・。

今その三条サロンには、帯地で製作した
南蛮七宝の巾着があるかもしれません・・・。

こんな感じで・・・
IMG_3365.jpg

南蛮七宝のお皿やランプシェイド、からかみに
囲まれた巾着を見ていると、なにか里帰りした
ように見えてしまいます(ちょっと緊張がちな。。)。

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2010年11月27日

フラッグシップか世界に一つか・・・。

好きな柄が無数にある中で、

『一つだけ挙げるとすれば・・・。』

と聞かれれば、
この南蛮七宝は、毎違いなく3つの指の中に入ります。

今日、
その柄を織った織物での実験(摩耗関係です)用草履が
上がってきました。

こんな感じで、かなりの迫力です。
IMGP4030.jpg

実験を兼ねて自分用で履きたいと思っていて、
周りからは『どれだけ好きなんだ・・・』、
と言われてますが、どこに置いても浮くので、
個人的には満足な出来です。

IMGP4027.jpg

男物なので、余計に
麹塵染の鼻緒にも(目立つ力では)勝てそうです。

IMGP4040.jpg
台には、真綿入れて。
全面ではなくて、台のサイドは帆布(黒)

それに合わせたツボも・・・。
IMGP4034.jpg
黒。


今日、写真は4枚UPしても、色目は少なく、
柄もほぼ一柄。

でも、
今日の日記は不思議な満足感があります。。。

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2010年10月28日

急に寒くなったので・・・。


今日は、出張に出て東京にいます。
もうちょっとしたら、このまま北上して仙台へ行く予定です。

そんな東京では、こんな格好です。
なんばんしっぽう.jpg

(羽織は、濃い茶色に立涌 × 着物は赤系の強い茶の南蛮七宝御召し)

しばらく、暑かった事もあって、羽織は忘れ去られて
いましたが、久々に千鳥の羽織紐と一緒に登場です。

今日のコーディネートはいかがでしょう?

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2010年10月04日

唐長さんと

先日、唐長さんから招待を頂き、
お食事をご一緒させてもらいました。

京都の木屋町(の中の感じのいい所)の、あるお店です。
木屋町通り沿いにあって、話をしながら通りと、
さっと前を過ぎてしまいそうなところです。

ただ、とても感じの良いお店です。
中はカウンター中心で、入った所は黒い漆塗りのような廊下、
言われるまで気が付かなかったのですが、至る所のに唐紙が、
配されていました。

ドンと唐紙が陣取っているのではなくて、
もし唐紙じゃなくて、そのスペースに別のものを・・・と考えると、
全く思いつかないほど、周りに完全に溶け込んでいました。

その唐紙も、すぐに張替えるものではないので、
(でも料理とのことも考えてあってか、)
一つの場所の唐紙には、四季があって、
横に目を動かすと、春、夏、秋、冬と移り変わっていきます。

見上げてながら、何か新しい上に懐かしい感じを受けながら、
食事ができました。

途中で、唐長直営店と冗談が出てくるくらい、馴染んでいて、
お皿も、このように・・・

IMG_2472.jpg

お料理ももちろん美味しかったのですが、
唐紙を見せてもらったり、お食事の合間に話を聞かせて、
もらった時に感じる『何かできそう、何か作りたい』という
気持ちを溢れるくらい、いっぱい頂けました。

本当に、この唐長柄(今は特にその中の南蛮七宝柄)に、
関われたことは、よかったぁ?。
帰ってから、一人で喜んでいました。。


今月すこし遅れ気味のメルマガも、この日の影響をモロに、
受けてしまいました。
もう少しだけ、お待ちくださいね。。

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2010年09月28日

織りませんが、楽しいです。

御召しの配色を見ていました。
南蛮七宝の御召しです。

IMG_2413g.jpg

こうやって、目出し(試験織)を取ると、経と横糸の色の関係が
良く分かるので、取ります。

ただし、帯の場合はホンの僅かの違いを比べて見るためなので、
ここまでカラフルになりません。

しかも、普通の柄だったら、例えば『ここにピンクはないやろ?』
というのでも、南蛮七宝の場合、ワクワクしてしまって、
羽織だったら、ありかもしれない・・・。
と想像してしまいます。(さすがに一本は織りませんが・・・)。

また、この柄にハマっています。


今日はその唐長さんとお食事です。
いつお会いしても、目をパチパチとすることが多く、
お話だけでも、モノづくりの刺激になります。

また、それは後日に・・・

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2010年08月30日

『襦袢にロゴ』

 
以前紹介していた南蛮七宝の襦袢です。  
 
新色が上がってきました。
 
IMG_1142.jpg 
『南蛮七宝/襦袢:ベージュ×薄茶』
 
南蛮七宝』着物や帯でこの柄を見れば、すぐに
唐長さんとのコラボ商品と思って頂けるのが一番ですが・・・
まだまだ、定着できていないのが現状です。
 
時々、『となみさんの南蛮七宝の襦袢見ましたよ?。』
 
と言われて、 『うん?、うちのじゃないな・・・』
ということが、時々あります(類似品です)。
 
唐長さんをよく知っておられる方でも、そういうことが
あるそうです。
 
『あっ南蛮七宝の襦袢だ!』と喜んで買われる方のことを考えると、
写真のようなロゴを入れた、きっちりとした出所の判る差別化も必要だと、
最近、特に強く思います。
 
 
仕立てをしても、キッチリと見頃に入るようにしています。
 
IMG_1143.jpg
 
今までも、社内にある意匠や他の業界の方とのモノづくりしたものを
大事に扱ってきたつもりでしたが、今後はさらに気を配っていきたいと思います。
 
やはり使ってもらう方を考えると、出所として、しっかりと発信して、
安心してもらえるものを考えていきたいです。
 
 

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2010年08月09日

唐長さんへ。 南蛮七宝:一ステップ進む。

今日は半日唐長さんの修学院、両替町にある三条サロンへお邪魔していました。
 →http://www.karacho.co.jp/

唐長

何時間いても、居心地の良いスペースで色々とお話を聞きつつ、
打ち合わせを行ないました。

(唐長さんの懐紙等も見せてもらいました。)
IMGP3190.jpg

とても上品なもので、うちの帯地でこの懐紙に合わせた、
懐紙入れを製作しよう、と思わず思ってしまいます。
(早速進めています。)

この空間にいるだけで、(何度目かわかりませんが、)
他にも様々なヒントを頂けました。

(この辺りはモノづくりに活かします。)

特に惚れている南蛮七宝でのモノづくり、
南蛮七宝
楽しみにしていてください。

キーワードは・・・
唐長


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2010年08月02日

南蛮七宝三色目。と 自分の襦袢。

昨日、棚卸しが終わって
今日からまたとなみ織物の半期が始まります 。

いつもの八月前半は、お盆休みモードで何となく静か・・・
後半は、休みの助走で一週間は動かず・・・。

というのが例年ですが、今はそんな様子はありません。
今年は。スタッフみんな走り回っているという状態です。
(暇より、全税良いですね~。)

そして、昨日は昨日で、
会社を開けていたため、一日早く見ることができたモノ。
それは・・・

南蛮七宝の襦袢(自分用)』が仕立て上がってきました。

早速、その時までやっていた仕事を止めて、
外に出して・・・
IMGP3050.jpg


広げると・・・
IMG_0846.jpg

襦袢だけで歩きたくなるくらい、イイです。
単衣に仕立てているので、まだ着れるまで一ヶ月ありますが、
それを楽しみに、眺めていることにします。


つい先日、上がってきた3色目。
ベージュ系の帯を参考に色を出して、製作しているモノですが、
優しい柔らかな感じがして、これもまた完成するのが楽しみです。

IMG_0758.jpg

やっぱり、南蛮七宝、イイ柄です。。


この襦袢のまずの目標としては、納得のできる、
なんとも言えない色目のモノを少しずつ染めて揃える。
この襦袢を見た人が、『今度はこの色が欲しいなぁ~。』
と何枚目かの『南蛮七宝の襦袢』を選んでもらえる。

そんな商品にしていきたいですね。
私個人的にそうなってしまっていますので・・・。


s.jpg

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2010年07月24日

南蛮七宝、花緒。。


ずっとハマり続けている柄、唐長さんの『南蛮七宝
(ある紙面には、『魅了されている』と書かれました。)

その帯地を使って、試作段階ですが『花緒』を作りました。
かなり面白い調子にあがりました。
IMG_0653.jpg

当然、挿げる際に台は『仙福屋の真綿台』を使いますが、

10347.jpg
その色をコーディネート次第で、かなり面白くなりそうです。


着物、上からしたまで南蛮七宝。
それでも、素敵かもしれませんね~。


61PSX-miZLL.jpg
            Amazon


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2010年07月01日

南蛮七宝の御召(薄地)

今年も半分が終わり、ちょっと気分を変えようと、

ブログの配置、幅等も変えてみました。
(写真を大きく使いたかったのが理由です。)

デザインも少しずつイジったりと考えていますので、
何か良いアイディア等があれば、是非ご連絡ください~。
info@kyo-tonami.com


 今日はほぼ一日外へ出ていて、帯以外の部分の
小物づくりの打ち合わせ等をしていました。

内容はまた後ほど、お知らせしますが、
新しいものが出来そうです。


帰ってきてみると、
南蛮七宝の御召が上がってきました。


IMG_0085.jpg

ほぼ予想通りの薄地配色です。

今の季節に見ていると、薄物のような気になりますが、
もちろん単衣でも良いです。

袷の時期でも、白大島のように、
憧れの着物になってくれれば、と思っています。

タグ:

2010年06月22日

ほぼ身内だけで・・・。

『南蛮七宝の襦袢』が初期ロット分、完売しました。
 →その他『南蛮七宝』記事へ

R0011756.jpg
『唐長・南蛮七宝の襦袢:¥99,750(初期ロット分)』

ほぼ受注だけの対応だったことや、
数も最小の染めで行ったため、出来上がりも少なく
身近な人にしか紹介していませんが、
すべて完売です。

ありがとうございます。

時期が時期的に、薄いブルーも人気で、
次回もこの2色は、染めていきたいと思います。

新色は打合せの後ですが、現在のところ検討中です。


こういうモノづくり
(ちょっと作って、興味のある人に
 見てもらって、買ってもらう、)
というのは
これはこれで、とても楽しいですね。。。

会社的には、『仕事』の範疇に入らず、趣味の領域かも
しれませんが、勉強になります。

実は自分用のモノもとっておいたのですが、
それも売れてしまったので、再び染めています。

また仕立て上がったら、皆さんに見てもらいますね!


(真っ先に)南蛮七宝の襦袢を着られている方に
(襦袢だけを)見せてもらいました。
IMG_0149.jpg
(単衣です)
男物でも絶対に欲しくなりますね~。

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