となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「南蛮七宝」と一致するもの

2009年11月22日

山の上、1

attached.jpg


撫子の帯に、南蛮七宝の着物。
三分紐に硝子の帯留。

落ち着きつつも、華のあるコーディネートです。

この帯留が入る前は、シックだなぁ・・・
というイメージが強かったですが、入った後は、
印象が強く残るコーディネートになりました。

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2009年11月22日

山の上、1

attached.jpg


撫子の帯に、南蛮七宝の着物。
三分紐に硝子の帯留。

落ち着きつつも、華のあるコーディネートです。

この帯留が入る前は、シックだなぁ・・・
というイメージが強かったですが、入った後は、
印象が強く残るコーディネートになりました。

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2009年11月09日

北海道にいます。

札幌滞在中です(3日目)。

昨日までの着物は、『麹塵+南蛮七宝』でした。
 これです⇒今日の東京での着物

今日はちょっと静かな着物。

attached.jpg


ひげ紬にグレーの着物、
衿もグレーで、
角帯はベージュと茶の縞

というコーディネートです。
いかかがでしょうー?

ヒゲ紬は、着物に続いて2つ目です。
 ⇒一枚目は、黒地。。


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2009年11月09日

北海道にいます。

札幌滞在中です(3日目)。

昨日までの着物は、『麹塵+南蛮七宝』でした。
 これです⇒今日の東京での着物

今日はちょっと静かな着物。

attached.jpg


ひげ紬にグレーの着物、
衿もグレーで、
角帯はベージュと茶の縞

というコーディネートです。
いかかがでしょうー?

ヒゲ紬は、着物に続いて2つ目です。
 ⇒一枚目は、黒地。。


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2009年10月02日

無地場にこだわり。

明日発行予定のメルマガ。

恒例の柄説明の所(最近は帯紹介になっていますが)で、
今回登場させるのは、『作楽』から。

一番の新作です。

今年のテーマは、『つながり』です。

それに加え最近は、
帯の
『地の部分』を無地っぽくするのが、
拘りです。
IMGP1984.JPG

ちなみに、『地』とは、柄の空いた所や、
無地が広がっているようなイメージで、
問題ないです。

作る際の拘りは、
『いかに無地らしくしないか、
+無地に見せるか。』

というものです。

以前も紹介し、人気の南蛮七宝ですが、
地の部分には、同色で何色も重ねて
色深くしています。
(そのために、角度によって表情が変化

IMG_6004.JPG IMG_1064.JPG
撮り方が違うので、単純に比べにくいですが、
同じ柄でも雰囲気が異なります。

どちらが良いかは、好みもあると思いますが、
色目で言えば、左の方が、たくさん色が入ったように、
見えると思います。

実際は、左よりも右の方が、たくさん杼が走っています。

そんな風にして、
一見しただけの見た目でない所にこだわる。

最初の写真の無地も
『無地に見えて、無地じゃない。でも無地?』
というくらい微妙な所を狙っています。

そうすると、着姿に奥行きが出てくるのではないか?
そんな風に思って、やっています。

まあ、何とか表現しようとしましたが、
やはり実物を見てもらうのが一番ですね。

今しばらくは、この無地場にこだわって見ようと
思っています。

帯の柄に興味のある方は、
是非メルマガをどうぞ・・・
 ⇒http://www.kyo-tonami.com/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=mailmaga

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2009年09月07日

きじじっけん。

IMG_1064.JPG
『南蛮七宝・唐長』

普段の『モノづくり』というと、
経糸の数、糸の質、緯糸の種類等々、
様々な組み合わせを考える作業が多いです。

織り上がったモノに対しては、絹の良さを生かすため、
『そのまま仕立て』をして、納めます。

ですので、基本的に、となみ織物では
織り上がった後の加工(『後加工』)といことはしません。

例えば、どんな加工があるか?というと、
絹等で織り上げた帯地に樹脂等をかけて、
ペラペラ・柔らかすぎる生地の風合いを固くする等。


となみ織物の加工に対する考え方は、
(雨よけ等の防水・撥水等が必要なものは除いて、)
せっかくの絹が勿体ない、という認識があります。

最近では技術も良くなり、生地を傷めることはほとんど
ないので、偏見といってしまえばそれまでなのかもしれません。

ただ、いまだに織の技術を誤魔化ための、
後加工もありますので、やはりやりたくないのが現状です。

そこまで書いておきながら、今何をしているのかというと、
帯以外の『小物』についてです。

小物に関しては、一部『雨草履の花緒』など、
帯で想定された使用方法とは全く異なり、
現在でも特殊な加工をしているものもあります。

雨草履の時も様々なモノを探し、提案もしてもらい、

現在の形がありますが、その他の小物にも・・・

と考えると、さらに
検討を余地がありそう・・・です。

『絹』という天然繊維は、色が独特(発色が素晴らしい)や
光沢、しなやかさ等の特性が飛びぬけて良いので、
それを失わないようなものを考えています。

まだ、ほとんど進んでいませんが、今後小物のバリエーションを
増やすためにも相当の時間を掛けてでも見つけたいと思います。

そんなことで、となみ織物では帯に関しては、
当面は『後加工』を使うことはありませんが、

生地が変化する様子を見ていると、
『あれもしたいこれもしたい』と
可能性がいっぱい出てきて、とても期待しています。

まだまだ遠いですが、
だれもしていない価値を作っていきたい、ですね。

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2009年06月30日

昨日の続き

昨日の、『世界に一本だけの帯』ですが、
評判はイイですよ。
attached.jpg
 ↑この柄です。 

この織り方は、経糸が表に出てきます。
(=経糸が配色を決める)

もし、配色を間違えると、経糸全部が無駄になる、
とても危険な織物です。

ですので、社内でも人によっては手を出さない、
出しても、今までの安全な配色で・・・

となってしまいがちな、織物です。

もちろん危険な分、いい所があって、
生地が手持ち糸の数から考えると、
信じられないほど薄い。

という特徴があります。
(他にも細かいイイ所も・・・)


前置き長くなりましたが、そんな織りを使って、
やってみたくなるのが、

『失敗しても、(気にせず)好きな色を使う。』

ということです。


そして、好きな色というと、
『南蛮七宝+光悦蝶』 蝶々の色、
C6EEC8DABCB7CAF5A3B3CBDC.JPG

『作楽:水仙』の色です。
ssImage2601.jpg


今まで、試し織しながら、合う柄を見ていましたが、
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/122289164.html
昨日の柄と、もう一つがピッタリときました。

結ぶとなると、(配色の好みで)、好きな人にしか、
興味は持ってもらえないかも
しれません。

ただ、この帯で歩かれている姿を見てみたいです。

柄は、雪佳『海路』より。
自分の中で大事にしていきたい柄になっています。

一本だけなので、普通の配色よりも
少し割高になってますが、
それだけの価値はあると思ってます。


今日は、昨日大阪でもらったアイディア
形づくりをしていきます!

それについては
また、後ほど報告しますね~。

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2009年06月27日

八寸の帯。

静かーに、織り続けている帯の種類があります。
タイトルにある『八寸』帯です。

お洒落モノ専用の帯で、となみ織物も
昔から織っていたモノです。

ただ、うちは袋帯がメインなので、目立たず、
なごや帯や小袋、丸帯など、の影に隠れています。

織り上げる数的にも、『八寸?』
というほどの、ほんの微々たるものです。

ですので、私一人で担当として、
自分の好きな柄だけを作っています。
(ですので、柄は偏っているかもしれません)

柄はシンプルなもので、多色使いでなく、

抑えたモノがほとんどです。

以前も少し紹介しています。

 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/104035476.html

   (これは南蛮七宝です。)

作っていて嬉しいことは・・・

『八寸を褒めてもらえる』
       =
『全部自分で関わった帯!』と思えることです。
(ちょっと心が小さいかもしれませんが・・・)

つい最近、来られたお客さんから、
この八寸については絶賛を頂きました。
(ありがとうございます)

今製作しているのが、下の織のモノです。
シンプルながらですが、織の状態を見て、
IMGP1867.JPG
(ケルトノット:ケルティックより)

『八寸やのに、きっちり織ってある・・・』
と言って驚かれていました。

初めてそんなことを言われたので、
こっちも驚きましたが・・・

とても微妙な褒め方で、
『他の八寸はどんなんやろ?』

と興味もありますが
とりあえずは褒めて頂きました。

『雪佳の海路八寸』もありますし、
このモノづくりはコソコソと育てて、
IMGP1868.JPG
いつの間にか、浸透している・・・
みたいな、シリーズに育ってほしいです。

こないだも、『あ~これこれ』
とこちらが、怖くなるくらい

褒めながらこの帯を買って行かれました。。。


八寸は細々とモノづくり、と思っていたのを、

『盛大にモノづくりしよかなぁ~』
と思ってしまいそうですが、

やはり細々と(特に海路は)、
初心でモノづくりしたいと思います。


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2009年06月20日

今作っているものなのですが・・・

ここ最近、書いているモノづくりのほかに、
(例えば、ケルティック南蛮七宝

こんな織物があります。
Image5591.jpg
 ↑細かい地紋を敷き詰めています

今まであった織り方で、長い間織られていたものです。

『ただ、糸の種類と配色を何か変わらないか?』
と思って、アイディアを思い付くたびに織っていました。
(足かけ3年くらい・・・)

(毎日していると、織りたいものが織れないので、
途中に織物と織物の間に挟んだりとしていました)

帯の幅が出なかった、全く織れなかったり、
キズだらけだったり
、でした。
(おかげで織物の知識が相当増えましたよ~)

なかなかこの場でも、途中を見せれなかったのですが、
今回は無地に近いのですが、上手くいきました。(!)


これで前に進めるので、
進んでいきたいと思います。
090619_1210~0001.jpg
機場さんからもらった、白いたいやきの鱗が、
いつものように今回の帯の柄に見えます。
(しかも白いし・・・)

今回の柄は、配色にこだわりたいので、
相当気を入れて、資料集めて、勉強します!

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2009年06月16日

試作中で、投げては見たものの・・・

今日の京都は、動いていると風が来て、
いいのですが、止まると、じわ~っと暑くなります。

そんな中、今試作している織物があります。

名前は、『しょうはうら』
漢字だと、『紹巴裏』。

『紹巴織』の親戚のような名前ですが、
ちょっと製作するのに、クセのある織物です。

例をあげると・・・

1、今の所思い通りに配色でない。

2、多くの色を使うと色糸、混ざって、
  さらに複雑な色に。

3、色が滲んだようになる。

と、少々やっかいな織物です。


ただ、上手く配色、紋作りができると、
今までに、無い見た目に上がりそうです。

そこまで、一歩ずつ失敗しながら、
製作していたいと思います。


ちなみに、今進めている『柄』は、
『南蛮七宝』です。
南蛮七宝1.jpg
 ↑ この柄です。

唐長さんから、頂いた話でこの組織に
しようと思いました。

この組織は、今まで『あったけど』触らなかった、
というモノですので、ある意味再挑戦です。

『紋』は出来ていて、先ほど配色しましたので。
まずは、見本で試験を織りたいと思っています。

絵の具を塗るのと違い
色糸を織っていきますので、糸の重なり方等で、
『出来上がり色』の予想を大きく外すことがあります。

しばらく外さなかったのですが(良く知った織物なので)、
今回は、遠くに思いっきり投げたボールのように、
どこに着地するか、わかりません。。。。

今後、長く付き合っていくかもしれない、
織り方ですので、今から気長にします

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2009年06月06日

漠然とした話ですが、進んでいます。

『南蛮七宝』、『海路』というと、

その原本だけでなく、『織』のファンも、
ホンの少しずつ増えています。

現在、この柄に『となみらしさ』を持った柄を
加えようと、様々な文献を元に考えています。

その中の大きな候補に考えているのが、
モノグラム(monogram)です。

=『ルイ・ヴィトン』と思われるかもしれませんが、

元々は、複数のいくつかの
文字や記号を交えたデザインのことです。

『らしさ』、ということですが、
思っていたよりもとても難しいことです。

ただ単に並べ替えたり、
形を変えてみたり、
今製作している柄と組み合わせしてみたりと、

とにかく、
しっくりとくるまで、続けています。

今は、『しっくり』のかけら候補が2つありますので、
それを大きく育てようと思っています。

今日は、土曜日で職人さんも休まれる方が多く、
社内はいつもより静かなはずなのですが、

バタバタとバタバタとしているので、

パンフレットやHP用の撮影チームに同行して、
環境を変えながら、柄を思い浮かべようとしています。

こういう集中時には、

『今まで詰まっていた他のこと』

『考えている帯の完成時の名前』
は、
先に決まったのですが・・・。

もう少し、出てくるまで動いてみます。

51nIWkfxaeL._SL160_AA115_.jpg

映画上で、主人公がある小説家の話通りに、
(現在進行の執筆中)生活が進んでいく話です。

この映画の思いつきそうで、
でも出てこないアイディアが好きです。

夜一人で、ボーっと見ていましたよ。

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2009年05月22日

見た目に分かり易い履き物2。 『完成』

先日の草履が上がってきました!
『見た目に分かり易い履き物。』

Image368.jpg←こんな台でした。

花緒を挿げ上げると、
こうなります。↓
南蛮七宝 草履 
 ↑久しぶりに登場の南蛮七宝の花緒。
  (バイアスバージョン)

この草履、
相当のお気に入りになっています。

もちろん、
裏には
『made in 仙福屋』です。
090522_0926~0001.jpg


もう一つ、母の草履も上がってきたので、
紹介しておきます。

『おたま』という名前が付いた台です。
090522_0927~0001.jpg
 ↑左が通常台で、右が『おたま』

職人曰く;『初めて草履を履く人はこけそうに
      なるけど、慣れるとモノ凄く履きやすいよ』

という草履です。

形から、
『おたま』
という名前がしっくりきます。。

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2009年04月29日

今日の着姿。 全部統一してみました。

念願の御召が上がってきました。

となみ織物の定番として、
織り続けてきた御召

南蛮七宝の柄もありましたが、
その生地に、紬糸を通しました。

通常より生地は厚手で、袷用です。
羽織にして、コーディネートすると↓

090428_1005~0001.jpg
よーく見てもらうと、角帯も着物も
『南蛮七宝』
柄です。

ふつうは、同じ柄でまとめてしまうと、
ちょっと柄々してしまいそうですが、

この柄は、特別ですね。
キッチリはまります。

まだ、数人にしか見て頂いていないですが、
早速、お気に入りの羽織になってしまいました。

しばらく、京都は涼しいので
まだまだ今年の出番は多そうです。

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2009年04月19日

日曜日なんですが、だんだん曜日の感覚がなくなってきました。

昨日、横浜から帰ってきましたが、
今日は半日ちょっと会社にいます。

忘れないうちに、
横浜で思った『モノづくり』の資料集めです。

もう一日経つと、100%のものが、少し風化して
75%くらいになってしまいそうだったので、

早めに形づくりです。

紋屋さんにも電話して、『こんな感じ』というのを
言って、今の『生々しさ』を伝えました。
(この辺の気持の共有はとても大事)

後は、まだ出来あがってもいない『組織』の図案を
考えながら探していました。

そして、最後にこの日記に書きこんで、
自分のモチベーションを上げる。

とにかく、明日までは、
モノづくりの空気は保存できそうです。

そして、もう一つは、
ちょっと溜まった仕事を整理すること。

今までは、思いっきり溜まったモノを
一気にするというのでしたが、

段々、性格が変わってきたのか、
(歳かも?)

溜まらないうちに、コツコツしよう、
と言う風になっています。

周りは、喜んでいると思います。


日曜日で社内が静かなのもあるせいか、
こういう日が一番面白いモノができますよね~。

ケルティックの新しい柄も出来そうですし、
今日は、なかなか充実の良い日です。

それと、明日は面白い小物も上がってくるので、
是非それを載せますね~。
 ⇒こんな感じのものですよ。

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2009年03月24日

横段から経へ。

以前、2月にこの『ケルティック』を見てもらいました。

その柄が完成した後、
すぐに新柄に取り掛かりました。

その時の柄は横段でしたが、
今度は経柄です。
Image089.jpg
色目は、できるだけ優しく、着物との親和性を
考えた色目です。

いつもの自分のモノづくり『まず帯ありき』
よりもちょっとだけ着物に寄ってみました。

この織物は経糸の配色で、
ほぼすべてが決まる織物ですので、

もし失敗すると、
経糸を全部裁断しなくてはいけなくなります。

いつもとは違った考えで配色していますので、
特に隣合う色と色とのバランスに気を付けています。

配色、紋のチェックともに完成したものが
上がってきました。

満足のいく上がりで、安心しています。

『南蛮七宝の帯・着物の展示会をしたい!』
と言って頂き、進めている展示会もいい感じです。

また、続報をお知らせしますね。


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2009年03月07日

今日と昨日の着物。

昨日は唐長さんの当主夫妻と
お食事を行いました。

090306_1807~0001.jpg
木屋町にあるこんな雰囲気の所です。

風情のあるお店で、すぐ近くに鴨川も
流れています。

お二人の話はいつもながら、お話を聞いていると
静かな佇まいの中に力を感じます。

6時半からでしたが、あっという間に、
終わり、私にとって、素敵な言葉を様々頂きました。

力になります。


私が着て行った着物は、やはり南蛮七宝に、
羽織は茶色のお召を着ていきました。

Image006.jpg
↑羽織です。羽裏も好きです。

茶に濃い茶でしたが、
綺麗にはまりました。

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2009年02月04日

面白い帯揚げ。

昨日紹介していた帯揚げは、
織が面白くできています。

『仙福屋』の新しい小物です。

半分、夏。
半分、袷。

090204_1343~0001.jpg
写真では、少しわかりにくいですが。。。

左が、
右が、袷です。

色目も、合わせて製作しましたので、
オールシーズンで使いやすい、と思います。

総紗縫の帯と合わせたら、さらに便利です。
(そう思って、製作したのもあります。)

長い帯揚げの歴史から考えると、

もう新しいものは、出来ない?

と思ってしまいますが、
新しいものというのは、

発想次第
でいくらでも作れますね。

もちろん、帯も一緒です。


この2月に入ってからは、息継ぎなしで、
バタバタとしていて、充実しています。

今日も面白い『着物』が上がってきましたし、
(ちなみに、南蛮七宝です。)

その他、
相当変わった『帯』も上がってきました。

少しずつ紹介していたいなぁ、
と思っています。


今日の追記には変なものも・・・

こんなことをしている今日を振り返ると、
まだまだ余裕があるのかもしれませんね。

ムービー 0204-0001.3gp

社内評価の分かれる鳥?で、
ハマっていました。

プラハへ行って、マリオネットに
ハマっていたのを思い出しました。。

タグ: ,

2009年01月31日

試作の試作の試作。

帯地の小物を今作っています。
(いつもとは、一風変わったモノづくりです。)

作っているのは、
『帯地革』を合わせたモノです。

帯地×帯地というのが今までの小物作りの
大部分でしたが、

大きく革を入れると、好みはあると思いますが、
全く別のモノに仕上がってきます。

特に、となみ織物の中にある織組織に関しては、
革との相性が抜群に良いようです。

何度か製作した中で、帯を生かしつつ、
革も生きつつ、というモノづくりになりましたが、

ようやく形になって、紹介できそうです。

写真は『試作の試作の試作』を
南蛮七宝の帯地で製作したもので、

今、使っています。
(使い勝手・縫製や生地の耐久性などチェック)

090131_1359~0001.jpg
今『海路』シリーズで製作中です。

絹糸の風合いを普段から、いつも
(スーツを着た時でも)手に持っていられます。

自分や普段着物をそこまで着ないスタッフでも
『欲しい!』と言います。

『和』普段の生活にも入っていけるように
少しずつアイテムを増やしていきたい、と思います。

そのうち、着物だけでなく洋服の生活で
持つモノも

made in tonami になれば。。。

と思っています。

タグ: ,

2009年01月26日

神坂雪佳の世界より『海路・七宝』 2つ目

神坂雪佳の残した『海路』より、
七宝のような柄を見つけました。

『海路』は雪佳が旅路の際に、ずっと目の前にあった
『海』を眺めて図案化したモノと言われています。

どこが海なのか、と思って、図案を、
じっと眺めていると、

海の波がつながり見えてくるような・・・

そんな意匠です。

以前製作した、市松もそうですが、

海路の中で柄を見分けるため、『七宝』と
便宜上名前を付けています。
神坂雪佳 海路
七宝は、「四方」に広がる、の『しっぽう』から
来たとも言われています。

同じように少しずつじわりと、
広がってもらいたいと思っています。

これもテーマの『つながり』が入っています。

不思議な空気を持った柄ですので、
帯か小物で、実物をじっと見てもらいたい、

そんな柄の一つです。

南蛮七宝とは、同じ織りなのですが、
少し変えた(遊んだ)所もあるので、

持った方も気づかれないかもしれませんが、
それが個人的に気に入っている所でもあります。

今の所、三色製作する予定です。


タグ: ,

2009年01月25日

とことんの軽さと味

この一週間は、日帰りで移動しつつも、
ずっと考えていた帯がありました。

それは、糸使い方で悩まされていた、ものです。

週末に一本上がってきて、これに一週間使って
良かったぁ、と今は浸っています。

紗紬の『南蛮七宝』です。
090122_1647~0001.jpg

『紗・紬』という名前の通り、綟織に紬糸を通しています。
 ※綟織=経糸をねじった所に横糸を通す織物

経糸と経糸をねじった間に、糸を入れるので、
紗の目の細かさで、糸にも制限があります。

特に、『総紗縫』は細かいので、限界すれすれ探し
そんな状態です。

どこまでの太さが入るのかが、問題でした。

『紗のとことんの軽さに、紬の味。』
090122_1648~0001.jpg
言うのは簡単で、織るのはとても難しいのですが、
今回は両立できたように、思います。

帯芯を入れて、結んだのも試しました。

この下の帯は、紗紬を織る過程で、
他の組織で、少し応用したものです。
090123_1047~0001.jpg
まだ、裏も付けていない織りたてホヤホヤですが、
これもいい感じに上がっています。

モノづくりが一段落ついたので、
今日は次のモノづくりをボーっとしながら

探してみたいと思います。

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