となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「南蛮七宝」と一致するもの

2015年02月28日

想像する、青と藍。

南蛮七宝文様/大島紬、泥藍。

語るところ満載の着物の上に、バームクーヘン名古屋帯を置いてみました。

 

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『南蛮七宝文様/大島紬・泥藍×バームクーヘン(となみブルー)/作楽名古屋帯』

両方とも好きで、思い入れのある柄なので、このコーディネートがどうだ、
とか、どちらが青いか?そんなことは
横においておき、しばらく見ていました。

 

はじめ、このバームクーヘンでは負けそう?そんな感じもしました。
ただ今回は、本仕立てした名古屋帯です。
(キズ
物が最近になって一本出たので、手元用に仕立てました。

 

袋も名古屋も、その帯に合った芯(それが綿であれ、カラーであっても)入れば、
まるで木彫の置物に魂が入ったかのように、風合いや変わるはずの無い色目までも、
かわります(もちろん良い方向に)。

その魂がプラスされた帯を置いたので、当初の心配と違って、
イイ感じに収まってくれたと思います。

 

 

柄を見ると両方これ以上、引き算のしようが無いです。


帯締め入れてみようとも試みましたが、『何色のどんな組を入れて写真を撮ろう?』
と考えてみると、相当悩みそうだったので、このまま、想像する余地を沢山残すことにして、
UPしてみました。

とっても好きな組み合わせです。

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2015年02月25日

神頼みの偶然配色で。

 

帯つくりには要素があって、それは『色・柄・組織』といいます。

今回はそのうちの『色・配色』です。

いつもは原画となる図案を見ながら、紋図の横に糸を置き、見比べながら、
帯色を決めていきます。大体、それが一色目。それ以上どうもならない柄もありますし、
配色を替えて、元の色以上に上手く行くことも少なからずあります。

 

図案そのままに配色をする場合でも、糸には絵の具と全く同じ色はありませんし、
前者も後者いずれの場合も、大小それなりの配色を行う人間の意思が入ります。

 

今回はその場合とは違って、ちょっと珍しい、
ある意味人の意思があまり入らない配色です。

 

上に挙げた3つのうちの組織『経錦』。

経錦は元々中国の漢代(今から2000年以上前)から存在していた織物で、
日本では飛鳥時代にはあって、緯(ぬき)で柄を作る織物の普及とともに取って代わられました。

衰退した理由の一つとして、経糸で柄と配色を作るため、それに全てが左右されてしまうこと。

 

基本的に経3色で柄を作るので、一度整経した後は、その三色は変更できない。
そういうこともあって、非常にリスクの高い織物です。

 

逆にいうと、経錦で配色をする際には、先に経糸三色を決めますので、
その三色を使って、違う柄を織るのもそう難しくありません。

 

そこで、新しい経を整経をする度に、常に南蛮七宝を挟んで数センチ織ってもらっていました。
(ある意味自動的に)自分の感覚とは違った配色を見ることができます。

 

製品になるのは、何分の一?数十分の一?かもしれませんが、数センチで織り上がってきたものは、
こんな感じです。

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この裂地を見ていると、柄同士がぶつかって、
何か新しいアイデアが出てきそうな時もあります。

 

その中から、拾い上げれたのは下の二色。
ほんの僅かしか影響はもたせられませんが、緯糸で最後の最後の味付けを行いました。

 

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『南蛮七宝文様の経錦』

 

配色をサボった様に思われるかもしれませんが、途中の工程は色々あっても、
結果が納得いくまでやり続けるのも、モノづくりの楽しい所です。

 

異なる柄の間に挟んだため、各色3本限定の袋帯です。

 

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2015年02月21日

やってみるもんだなぁと。南蛮七宝文様お襦袢。

 

昔からあるお襦袢の袖違い。

若手スタッフの発案で南蛮七宝文様/襦袢にも取り入れてみました。

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2枚の襦袢地が必要なので、簡単そうに見えて
やろうとするとハードルは高いです。

 

最初、この提案があった時も、『やってみたら・・・。』位のどちらかというと
半信半疑よりも否寄り(怒られそうです)でしたが、上がってくるとなかなか面白いモノです。

 

お客さんの評判は分かりませんが、ちょっとしたアイデアで見せ方や視点が変わるのであれば、
メーカーとして、(自分はちょっと否寄りでも)色々とやるべきだなぁと、気付かされます。

 

また後日南蛮七宝の展示会をした際に、このお襦袢を見つけられたら、ぜひご意見下さい。
よろしくお願いおねがいします。辛口での全然かまいませんので(笑)。

2015年02月15日

消えた絣、泥藍南蛮七宝。

 

とうとう上がってきました。

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南蛮七宝文様/大島紬・泥藍』

 

この『南蛮七宝の大島紬』では泥茶から始まり、白、リングしーぎ&しーぎ、夏、
そしてこの泥藍です。

今までの南蛮七宝文様の大島紬は、常識的な最小ロットで限定生産しています。
この藍も8反のみで終了です。

 

一番、取っ掛かりの泥の時も様々なアクシデントがあり、白も、しーぎも夏も、
ひと通りハプンニングがあったモノづくりでした。一応、これが最後となる予定です。

 

織り上がると大島紬は証紙を付けるために、検査場に行きます。
そこで、今は泥と藍の大島はほとんど織られていないため、まだ織ってたんだと絶句されたそうです。

 

そんな希少なものですが、それはこの絣糸を見て頂ければ理由がわかります。

 

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この写真は絣糸ですが、あるはずの絣が見えません。

通常は、『泥染めした部分の茶』×『染まっていた無い糸の白』、『同じく藍×白』なので、
絣糸の濃淡は、白く一際目立ちます。


それがこの泥藍では、極端に見難いです。

 

これらの糸を機に掛けて、絣をタテ・ヨコで合わせながら織っていく。
やはり高齢化が進んだ現場では、非常に合わせづらく、通常のものよりも時間が掛かる、
もしくは進まない織物になっています。

そのため、職とするには、今では織れても織りたいと思う職人が減ってしまった・・・、
そんな大島紬です(それでも織って頂けるので、最後を飾るのに相応しい。)

 

去年前半は、南蛮七宝を見て頂く機会が展示会等でも何度かありましたが、途中これら大島紬やその他
限定のモノが見て頂けるほど無かったので、中止または延期となりました。

そこから少しずつモノづくりをして新作も出来ましたので、今年の春過ぎくらいから、
この泥藍染めはじめ南蛮七宝の世界を、また見て頂ければと思います。

 

この反物は、しばらく京都に陳列して眺めていたいです。

 

 

 

 

 

 

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2015年02月11日

バッグの製作をしていく。

 

先日、南蛮七宝文様の帯で製作したバッグをUPしたところ、
『美しい』とのご意見を数多く頂けました。
 →Facebook上でUPした記事へ

 

ありがとうございます。

 


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仙福屋の利休バッグ

 

むかしから『着物』というと、草履バッグセットが付き物となり、
自然、当たり前の様にありました。形も大体同じようなものが多いので、
今回のバッグの様に、バッグ単品を見て、『美しい』と言われたのは、やっとここまで出来たと、
一区切り、作っていて良かったと思いました。

 

着物の定番バッグといえば、この形となりますが、仙福屋で製作しているモノは、
元々の利休バッグから数年改善を加えて、随分変化しました。単品で見ると、そう思いませんが、
比較すると、形のバランス、手の長さ、また、縫製も耐久性を考え、洋バッグをベースにしました。

そんな自信作になっています。

 

帯を作る際は、帯の中の調和で配色を考え製作していきますが、バッグとなると、
完成している帯の中に色を足す、小物の帯締めや帯揚げに近い感覚で、配色をします。

 

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最初は、革やダックジュエルの色見本や切れ端では、全体のイメージが難しく、
出来上がりも、帯を使ったバッグとしかなりませんでした。
(そこに帯地を入れる必要性がない、という感じです。)

 

それはそれで、当初の目的としては問題ありませんが、作りたいのはそうではなく、
『着物』という冠を外しても、一つのバッグとして見れるもの、そういったモノを作りたいです。

 

帯の作り手として、その帯を裁断して一つのモノを作るには、付き物としてのモノではなくて、
一つの独立したものになるように作っていかないと、帯に申し訳が無いと思います。

 

帯づくりもそうですが、帯地を使うモノ全てを大切にして、進めていきたいですね。

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2015年02月07日

帯の耐久性、どこまで求めるか?

 

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写真はもう何年も使っている手帳のカバー(最初期の試作バージョン)。

 

柄は・・・。おそらく写真を一瞬見るだけで、判ってもらえる南蛮七宝文様。
元々は文庫本用のブックカバーですが、毎日持ち歩くか?となると、手帳として使った方が、
おそらく取り出す回数、カバンの中にいる時間が多く、耐久性を見るのにいいと思いました。

しかも柄を周りの方に見てもらう意味でも、文庫本ではやりなさそうな、
仕事中も机の上の目の届く所に、南蛮七宝。
会議中もどこかに南蛮七宝。打ち合わせの時は相手の気が柄に行くぐらいの所に置いておく。
やはり文庫本でなくて手帳の方。そう思って、数年ほぼ毎日持ち歩いています。

 

使っている帯地の織は風通の『二重織り』。
経糸数、打ち込みを考えて、おそらく帯地の中でも最強の部類(変な表現ですね。)です。

様々な素材と比較して、どちらが強いか?というのも、やっていきたくなりますが、
この世界は生地の強さ以上に、しなやかさ、風合い、発色等の他の要素もあります。

小物にするときでも、帯地を使うのだから(それを忘れないように)、強さばかりに偏らない、
ただの普通の素材と基準が一緒にならないように、絹織物の特性も、捨ててしまわないように
したいです。

ややもすれば、同じ土俵に立ってしまって、自分たちの特長を消しかねないです。

 

さて、そんな前提の元。最初期の手帳の一番痛むであろう箇所はこんな所です。

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数年間、そこまで雑には扱っていませんが、敢えて丁寧にも扱わず、これくらいの組織の
みだれであれば、全く問題と思います。


他にも、紹巴織、総紗縫、錦織、しぼ、本袋、その他諸々、ありますので、
ここまで使い切ったら、この裂地も本望だな、と言って頂けるように、生地の工夫や、
商品自体の縫製、形状等に工夫を加えていきます。

 

帯は結ぶ、解く、伸ばす、の力には慣れています。
小物作りを通じて、新しい視点を加えながら、バランスは壊さず、新しいものを
作っていきたいと思います。

 

絹の耐久性は永遠の課題ですので、やっていく価値は一杯あります。

 

2015年02月05日

となみ帯を使って製作したポーチ。

 

メーカーとして帯を作る際にどうしても、出てくる目出しや帯にならないハギレ、
試験織だからと言って、織や染めをサボる、ダメな糸を使う、そんなことはありません。

そのため、試験織(目出し)もずっと取っておく『保存用』と保存用を取るまでの『試験用』
の二つに分かれます。

 

この試験用ですが、それまでの関わってきた職人さんのこと、工程、素材としての絹を考えると、
当然、捨てたり、粗末にするわけには行かず、保存用とは異なる場所に置いていましたが、
ここ最近は用途が出てきました(帯地を織っている最中に数%は出てくるキズ物等も同じ。)

 

草履の鼻緒やバッグがその用途の一つですが、絹織物を使った素材として、純『和』ではない
小物も作りたい、そんな声もよく聞きます。社内でも同じで、商品化するかは、横に置いておいて、
いろいろ試行錯誤、作って使って、改良してを繰り返し、行っています。

その中から出てきたのが、今回のバレンタインデー企画で紹介した『仙福屋のポーチ』。
 

ある方の『絶対、男にウケる。』との声を頂いてから、自分でも使っていますが、
これが意外にもホントに便利です。

 

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『一番最初に作った見本です。自分の南蛮七宝/御召の生地を使ったモノ』

中には写真のように、デジカメ、充電器+コード(2本)、イヤフォン。
まだ入りますが、これ位が丁度良いポーチの膨らみになってくれます。

 


このポーチは『(男性からすると)自分では買わないかもしれないけれども、もらったら
物凄く嬉しいもの。』の範疇に入る様な気がします。

帯(もしかして、絹糸)の立場からすると帯になるつもりが、それともハギレで諦めていたのが、
まさかポーチになって、毎日使って頂ける。お客さんから良い評判を頂けるのであれば、
社内には山ほどある『試験用』裂も、幸せかもしれませんね。

 

今後も、帯づくりと共に色々とやってみます。

 

私達の目標として、『自分たちが作ったものを持って頂く。』ことです。

それは、もちろん帯や着物を考えていますが、
これが毎日使って頂けるものであれば、小さな小物でも、とても嬉しいです。

 

 

ちなみに、このバレンタインデーのポーチ柄は仙福屋スタッフが、
『自分がもらったら、うれしい柄』を真剣に選んでいましたよ!

 

スクリーンショット 2015-02-05 23.47.05.png
 →http://www.senpukuya.jp/products/list.php?category_id=165

 

 

 

 

 

2015年01月31日

久々に登場の着物。今期も終了に近づきました。

今日で今期が終了です。

明日が棚卸しで実質は2月2日から新年度がスタートです。

 

昨日は2ヶ月に1回の『着物でお食事会(男性三人)』がありました。
着物以外で行くことが考えられない、と思った特別なお店に連れて頂きましたが、
それは別の話で・・・。着物のコーディネートはこんな感じでした。

 

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『1月30日の着物』

 

このコーディネートのテーマはと偉そうに書きたいのですが、
実は家にあった着物がほぼこの一式しかなく(他10枚近く行方不明・・・)、
選択なしの組み合わせです。

 

そのお陰で、ずっと手を通していなかった羽織(印伝)や久々の染め南蛮七宝(茶)、
この羽織紐も久々、同じく草履も麹塵染花緒×エクセーヌ真綿台、等々と久々の組み合わせでも、
自分好みな格好になりました。

流石どうか分かりませんが(笑)、帯だけは選べたので、
アクセントとして真綿紬で織った角帯(格子)を入れてみました。

 

最近は新しいものを作るとついつい、そちらから着てしまい、
その後はそればかり着てしまう傾向が(みなさんも同じですか?)あって、
たまには箪笥のかき回しの必要性を感じました。。。

 

それにしても、他の着物はどこへ行ったんでしょうね?
棚卸しでは出てこないかな?(笑)

 

P.S

  1セットは車のトランクに入っていました・・・。

 

2015年01月21日

七宝の帯

 

今まで多くの柄を作って、その中には自分的に殿堂入りにしたい、
お気に入りの柄もありますが、好きなのはシンプルなモノがほとんどです。

また、なかでも『七宝』と聞くと、なぜか気がそちらへ惹かれてしまいます。

七宝文様というと、おそらくここでは『南蛮七宝?』を思い浮かべて、
もらる方が多そうですが、
今回は『通常の七宝』話です。

 

ちなみに、元々七宝文様が好きで南蛮七宝も好きになったのか、
南蛮七宝にハマってから、改めて七宝文様を見直したのか、

今では自分も良く分からない状態ですが、南蛮七宝好きの方には
同じ様に、そのまま七宝文様も好きになってもらえれば、とても嬉しいです。

 

さてさて、
写真は去年織った帯、LACE(レース)をモチーフにしたものです。

 

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作楽

 

これをそのまま七宝文様に活かし設計して紋意匠図を作りました。

前回の帯をベースにしていますので、ほぼ同じ問題が生じます。

大きなところでは、刺繍を細部まで完全に再現しようとすると、
経糸が表に出て来過ぎて、織物にキズがいった様に見えることがあります。

 

そのため、極限まで細かくし過ぎず、その手前で留める、完全に感覚の世界ですが(笑)。
作り込みはするが、してから、ちょっとだけ戻す、そんな感じです。


そして、あとは偶然性にある程度期待しながら、配色を行う。

前回の試験織りでは何度かやり直しましたが、経験が活きたのか、
今回は上の様な微妙な所で引っかからず、一度目で上手く行きました。

 

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『作楽/LACE七宝』

 

ただ配色に関しては、帯一本で見ると、柔らかさが欲しいので、
少し白を落としても良いかな?と思っています。

七宝文様を作る白糸2本のうち、1本の糸をくすませる予定です。

そうすることで、帯締めなどの小物がこのくすませた方の色を拾いやすく、
なると思うので、コーディネートの幅も広がりそうです。

 

久々にLaceモチーフの柄ができました。

 

※その七宝で今まで製作したものは、こちらに一部UPして行っています。
 →Piterest『作楽』

 

 

 

 

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2015年01月15日

三代目のこのバッグ

 

一つ目はしばらく使っていましたが、途中から耐久チェックのため、
現在若手スタッフ使用中(意外と大事にチェックしてはります。)。

2つ目大雨のお陰で水没→修理→それを直して使っていましたが、
帯地に雨の影響が出てきたので、現在張替え中。
(予定外の水没チェックです。)

上2つは、南蛮七宝文様で作りましたが、
現在持っている三代目は『CelticCeltic』の帯地を使っています。

 

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『オースト/Celtic(ケルティック)』

 

もう既に販売中ですが、発注を掛けても、なかなか上がって来ないバッグですので、
皆さんに見て頂ける機会が少ないと思い、今日は取り上げてみました。
(しかも今までは南蛮七宝文様のみです・・・。)

 

持ち手などの革部分には、オーストリッチ(水色+青)、帯地部分はコーティング(茶系濃淡)。
中は、となみブルーのバックスキンと、相当自分の好み通りのバッグになっています。
(このバッグを見られたかは、『(あなた)らしいね〜』と言って頂けます)

 

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今年はこのCeltic文様の魔除け効果に助けてもらおうと思う、一年です(笑)。

※まだ一つしか無いバッグですので、見かけたら是非声を掛けて下さい〜。
楽しみ待っています。

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2015年01月06日

新年の挨拶回りでの着物。

 

昨日の新年の挨拶回りはこの着物で行きました。

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『着物:御召(南蛮七宝)、羽織:御召、襦袢:南蛮七宝(坪金生地)』

 

紋付きを着る機会があるので、紋付きで袴履いて練習するか?という気持ちを
ありましたが(袴は久々なので直ぐに履けるか微妙・・・)、やはり新しい年の初めは『南蛮七宝』。

ということで、上の格好です。

 

毎年、仕事始めの西陣の智恵光院通は午前中、挨拶回りの車で一杯になりますが、
不思議なことに殆どの方は、白いネクタイにスーツの方ばかりです。

そこにいる皆さんが、ビシッと紋付きばかりだと、京都(西陣)の密かな見どころにも
なりそうなのですが、今のところとても残念です。

 

少し減りましたが、着物は年間通じて、相当着ます。
今年気をつけたいなぁ、と思うのは着物整理。

色んな所に置くためか、着たい時に手元に無いことがとても多いです。
(全く自分のせいですが・・・。)

 

それに加えて、特に羽織紐は羽織に付けたまま、畳んでしまいますので、
羽織一つ一つ、開けて見ないと、その時付けたい紐が無かったりすることも、
よくあります・・・。

 

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(二つの石が磁石で引っ付きます。)

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(もの凄く重い土星です。)

 

個人的な今年の目標は、着物の大整理。
 

 

ちなみに、行方不明中のお気に入り羽織紐です。。。

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これはどこかの羽織に付いているのを見た様な・・・。

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整理、がんばります〜。

 

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2014年12月22日

ショールーム

 

京都本社の向かい。元々倉庫として使っていたところ、
今年一年空いた時間を使いながら、必要な物は残し、そうでないものは断捨離しながら、
ショールーム作りを行っています。

まだ、ロールカーテンを開けると、打ち掛けが入っている箱が幾つか置いてはありますが、
ほぼほぼ、形になってきたと思います。

 

勿体無いと思ったスペースを若手スタッフの陳列練習や写真も撮れるスペースにと思って、
スタートしましたが、少しずつ手を入れる度に、良い感じになってきました。

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今のところ、最初から置いてある机や棚は張替えを行ったりして、利用。
壁に寄せて棚を設置する予定だった所、コンクリート打ちっ放しの穴を利用。

 

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南蛮七宝の帯地を使って、装飾等々。

結果、スペースを広いまま使えるスペースになっています。

 

また、最近は『折角いいスペースができたんやし、帯でも置いたら?』 
とも言われましたので、イメージだけを伝えて試作ですが、
帯を吊れるようにもしてもらいました。

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あくまでショールーム作りですが、
日に日に自分に取って居心地の良い場所になってきています。 

 

あとは、音楽ながして、コーヒーぐらいは飲めるようにできれば、いいかな?

ハンモックでも吊ったら?という声も聞こえてきます。

2014年12月02日

南蛮七宝文様+綿薩摩

 

南蛮七宝の続きは、この着物『綿薩摩』です。

南蛮七宝/御召(染め)から始まり、御召(織)、大島(茶泥、白、しーぎ、夏)、ブラタク×2
と様々作ってきました。これに三重紗や紋紗、ビロードなどが加わります。

 

今まで絹でしたが、今度は綿薩摩ということで『綿』(絹よりも高いですが・・・)です。

生地を織って頂き、型で南蛮七宝文様を・・・。とだけ思っていましたが、当然ながら絹→綿に
なりましたので勝手が違います。

 

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綺麗に色が入らず(特に真ん中)、正反を潰し試行錯誤して辿り付いた反物です。

 

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現在のところ、薄地のみとなっていますが、濃い地を製作するためにも
型を作って、現在試行錯誤中です。

 

(まず2反)作ってみてベースとなる生地も織りも違うことから、光の入り方が違います。
そのため、綿の場合、全体に透明感を感じられ、より和紙に近づく様な雰囲気がします。

 

着物として全く違うモノですので、どちらがよいか?というのは、これから考えていく所ですが、
(おそらく結論はでません)南蛮七宝文様を乗せる土台としては、有りだと思います。

 

早く仕立てたい着物が上がってきました。

 

2014年10月14日

久々に私用の羽織を作りました。

 

鹿毛引き紬を使い南蛮七宝を織ってみよう。
ということで、半分は見切り発車状態で織ってみました。

 

鹿毛引き紬は持った感じ、紬のコシと風合いですが、この手持ち感からは信じられませんが、
織りの工夫と細かい打ち込みで、透ける?と思うほど非常に薄いです。

 

写真は、その地をベースに南蛮七宝文様を織ったもので、生地のチェックはほどほどに、
まずは自分用の羽織として早速仕立てました。(この仕立てもえっという位のスピードです。)

 

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緯の色に碧色を使い、経色黒や紬の茶色と混ざって、角度により、
青く、または茶、柄は南蛮七宝もしくは無地?見えたり、とても表情複雑で、
味のある羽織になってくれていると思います。

 

反物で見るよりも、羽織の形にした方が出来良く見えます。
紬と経て、緯の関係性のお陰で文様自体が(目の錯覚で)小さく見えてしまうのは、
修正点としても、新しい括りが出来たのかもしれない、かな。

 

そんなモノづくりでした。

2014年10月09日

経錦の南蛮七宝文様

 

漢代(2000年以上昔)より織られていた経錦。

名前の通り、経糸で柄を作る織物ですが、色や柄の制限、複雑な設計等々から、
その後に来た緯錦によって、ほぼ置き換えられた織組織です。

 

西陣でも『経錦織れますよ。』というと、『おっ。』となる少し珍しい織物ですが、
持った感じの風合い、結んだ時の絹の感触は本当に独特で、この織物のファンもおられます。

 

となみ織物では、以前典型的な経錦を織っていて、現在はそこから改良を重ね、
経錦の制限の一つ、柄に関して克服した新しい経錦を織っています。

それが、『漢錦』です。

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織れる機も少ないので、意匠図を起こしても、なかなか織れない状態が続いていますが、
やっと待機していた『南蛮七宝文様』の経錦が機に掛かりました。

 

この織物特長でもあり、非常に悩む点でもある、現在進行形で悩まされていますが、
まずは第一歩すすみました。

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とことんシンプルな紋で経錦を上げていますの、独特の風合いを南蛮七宝でも感じてもらえればいいな。
と思っています。

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2014年10月01日

ちょっとした試み。

 

久々の南蛮七宝文様です。

今、機に掛かって織っているのは、この紹巴紬の名古屋帯です。

 

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となみの中でも紹巴織は最細かい織物ですので、その隙間に太い紬糸を通すので、
織物的には随分と無理をしていますが、どちらかというと、そういう多少無理をした、
モノの方が面白いモノを織れる確率は高い、気がしますので、色々と試作を作り、
モノづくりしています。

 

ちなみに、この紹巴織は、結び心地や風合い、表現力はこれ以上無い?と思ってしまう程の
織物としての完成度ですが、織手からすると、数十年織っていても、頂点が見えない、と
言われる、掴みどころの無い織物でもあります。

 

そんなことを重々承知で、紬糸を通して試験⇒何とか完成へと繋げて行けている、
職人には本当に感謝です。副次的ではありますが、紬糸と通常の糸との境界が滲んだ様に
見えてくれているのも、予想を超えた良さで、この風合いと共に見て頂きたいですね。

 

明日は、この南蛮七宝文様を使った鹿毛引き紬(着物)が上がって来る予定ですので、
楽しみです。

 

2014年08月04日

8-1

1,近況

あっという間に7月終わり、となみ織物では恒例というか、例年通り、棚卸しを行い、滞り無く終了です。

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(この展示場の全ての帯をPCに通していきます。)

 

棚卸しは本来の目的とは、別にメーカーとして全ての帯をチェックすることが出来る数少ない機会です。

目の前を沢山の色柄の帯が通り過ぎていきますので、その際、刺激を受けて、
新しいモノづくりへのアイデアが思い浮かぶこともあります。

今年入ったばかりの新入社員は、帯運びで重労働に思えるかもしれませんが、
良いチャンスでもあります。

そんなことも伝えつつ、がんばれ〜と声援を送っておきました。

 

帯以外にも、図案や紋図、原材料、全てチェックしていくので、本当に丸一日仕事です。

こういう図案も見ながら、今だったらどう配色する?という話もしながら・・・

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今回のメルマガにも載せていますが、昔の柄は学ぶことが沢山あります。

 

この何年かは、糸代や染め代、今年後半からは織り手さんの織り工賃が上昇、
小物に関しては帯揚げの白生地や草履のキルク等、全てが急上昇ですので、いいモノを作りつつ、
それの価値がちゃんと伝わるように、今後もメルマガ、Facebook、ブログ等続けて行きたいと思います。

まずは、上半期ありがとうございました!

1,2日だけホッとして、下半期スタートです。

 

2,Facebookランキング

③7/10『あしあと帯揚げ』726
 ⇒Facebook『猫足帯揚げ』

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『仙福屋宗介Web』⇒http://www.senpukuya.jp/products/detail.php?product_id=1190

 

 

藍よりも少し青掛かった深い色味に白でシンプルに絞りをして製作した帯揚げ。

別織りで製作したちりめん地を使い、少し光沢を抑えて可愛らしさをプラスさせました。

 

最近は、何でも合ってコーディネートし易さよりも、アクセントになるような小物に人気が
集まっています。この帯揚げもFacebook上でも非常に人気です。

 

 

②7/28『昔の図案』775
 ⇒Facebook『昔の図案』記事へ
 

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数十年という昔の図案です。

整理していて、出て来たものですが、今描かれる図案とは、パワーが違います。

見た目通りボリュームがあり、色味も原色に近く、いかに古典柄にアレンジを加えるか、
今の洒落帯中心とはまた違った考えで作られています。

皆さんの懐かしいという反応以外にも、帯としても好意的な反応がありましたので、
今後のモノづくりももっと面白いことをしても良さそうな気になりました。

 

 

①7/19『上品綟で夏すごす』861
 ⇒Facebook『上品綟で夏すごす

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先月のTOPは、上品綟を使った共感のコーディネートでした。

 

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この帯は、綟織で織っていて、総紗縫よりも目は粗いですが、様々な素材、太細の異なる緯を使うことで、
入ってくる光によって、帯の雰囲気を変えることができます。

多くの着物姿の方がおられましたが、とても目を惹いていた着姿でした。

 

 

 

3,アヅマ袋説明。

製作の始まりは、いつも帯地を縫って袋モノを作ってもらっている職人さんからの提案でした。
手にされていた帯地は『総紗縫』。となみ織物の中では一番か二番を争う使い勝手良い、帯のシリーズです。
この職人さんが言うには、『これだけ薄くて、シワにもなりにくく、張りがある生地はないよ。しかも縫いやすいし。』ということです。帯を作るメーカーとしては、軽さやシワというのは考えていますが、裁断後の縫い易さまでは考えないもの。早速、その職人さんに『好きなように作ってみて。』というメッセージとともに生地を数反送りました。

 

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しばらくして、見本として上がってきたのが、烏瓜(からすうり)の帯地を使ったアヅマ袋。
それを見た瞬間、総紗縫の帯地が袋モノにピッタリな生地なんだと思いました。

このアヅマ袋で使っている帯地は全て『総紗縫』の機。
ただでさえ難しい綟織、さらに手を加えた織組織ですので、織れる職人はベテランの職人の僅か。
それでもたまに出てくるキズ物を上手く使って製作しています。

小さく折りたたんで、バッグの中に入れて置けますので、荷物が増えた時のセカンドバッグとしても、
活躍してくれると思います。

ただいまのところ、ショールームでのみ展示中です。

アヅマ袋皆さんのご感想

 

 

4,ショールーム

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とても順調に進んでいますが、小売屋さんが来られた時などに振り袖の陳列に使ったりもして、
今のところ、多目的ルーム化しています。

 

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なぜか頂いた大瓶のビール20本も飲む機会ないまま冷蔵庫に入っていたりと、
自分の部屋よりも居心地が良くなってきそうですので、早いこと常設になるようにと思っています。

もう一つは、何年も使っていなかった、置き場所にも困っていた大きな机。

それを捨てるのは勿体無いので、帯との相性も悪くない、革の様な風に張替えました。
大きな陳列台、作業台ができることで、段々と雰囲気良くなってきました。

職人に依頼している懐紙入れやバッグ等も上がってくると思いますので、さらに形がしっかりしてきます。

 

この振り袖の後には、下の写真の様な感じで
南蛮七宝の利休バッグばかり並べています。

 

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利休バッグは、他のバッグと並べると、当たり前すぎて光が当たることの少ない形ですが、
こうやって様々な色目、形態を並べると、見応えがありまし、気に入っています。

ちなみに後ろも利休バッグが並んでいて、囲まれています〜。

 

 

 

2014年08月04日

あお色−1

 

自分の中では南蛮七宝の青い光悦蝶から始まり、ブルーを使った様々な帯を作ってきました。

いつの間にか、『となみブルー』と言われたりするようになり、となみスタッフの中にも、
『自分のブルー』を持ってモノづくりするのもいます。

 

その流れで今製作しようと思っているのが、『碧』というシリーズです。

『碧』という字は、『あお』とも『みどり』とも読むことのできる不思議な字で、
様々な意味もありますが、その中から、『青く澄んだ石の色』というイメージを持って、
製作したいと思います。

 

白の中ではもちろん、黒や濃い色、濁った中に入っても澄んだ『あお』色をテーマに
モノづくりする括りにしたいと思っています。

 

その最初の一柄目は数柄作った中から、一つこの柄を選びました。

 

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『作楽/碧1(紹巴織)』

 

地の白以外は全て青を入れていて、単色でその色を使うのと、2色3色重ねてその深さを、
白と重ねて、透明感を作ろうと意図しました。

 

まだ、丸巻きですので、裏糸の渡りが見えていますが、帯地表面に出ている色とは、
少し趣きが異なっていると思います。

 

まだ始まったばかりですが、こちらもワクワクしたモノづくりになりそうです。

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2014年07月23日

唐長
一年に何度かお邪魔させてもらっている中でも、この7月は一番大事な集まりでした。
今後、どうしていくのか?これに尽きる話です。

祇園、
今日の7月はやはり祇園祭。街中祭です。
大船鉾が150年ぶりに復活。

札幌、
ここ数年一年に1、2回はお邪魔している札幌です。
恐らく今年は最後だったので、張り切って行ってきました。

通常であれば、祇園祭中に出張等行ってしまうと、『今年も山鉾あまり見れなかったなぁ』となるはずですが、後祭のお陰で、帰ってきても、まだまだ立っています。

モニタ『GIZA』今年は麻シリーズが爆発的にヒットしました。中でも、スリップに関しては何度も売り切れになり、製作を依頼しているお店からは、『こんなに夏着物を着るんだ・・・』と嬉しい悲鳴を上げておられました。市場に売っているものと比べて、安くはないスリップですが、口コミの力で本当にすごい評判でした。そういう声も受けて、以前扱っていた、『GIZAスリップ』を再度復活させていきたいと思います。このギザは・・・。
内輪話
まだ奥は倉庫らしさ(?)を残しながら、ショールームが9割完成しました。何を並べるか?と最初は悩みましたが、入って右は南蛮七宝のバッグと草履、他には懐紙入れ等々の小物が中心です。Facebookに掲載したモノも人気があるものに関しては、スペースがありますので、季節も考えて、陳列していきます。早速29日にお客様が来られますし、デビューです。Facebookを見て、商品が見られるスペースがありますか?との問い合わせも良く頂きますので、まずはそういう、となみ織物&仙福屋が初めてという方にも見て頂ける様になっていければと思っています。本社は流石に企業秘密だらけで、常時オープンするというのも難しいですからね。

2014年07月22日

原色に近い、青と赤と黄色を使った帯。

 

京都は後祭に突入しています。

先祭りでは、住んでいる所の前に山がありますので(鯉山ではありませんが・・・)、
この期間の移動は半分諦めていましたが、始まった後祭も微妙に通路が通行止めで、
非常に動きにくいです。

 

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折角の一年に一度の祭なので、この非日常感も味わいたいと思います。
昨日はちょうど良いくらいの人混みで、風情を楽しむんだったら、
後の方が良いかなぁ・・・。と思います。

 

京都の中心地はそんな祇園祭ですが、会社では配色実験のような帯目出しが上がってきました。

 

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モチーフはアフリカの文様です。

 

紹巴織を使い、繊細に色を入れつつ、そう見せないよう(色が際立つ様に縁の下を支えています)に、
糸使いを工夫しました。

 

以前作ったアフリカの渦柄も製作した直後は、周りの反応も???でしたので、

 

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『作楽『アフリカの渦』×南蛮七宝文様『しーぎ大島紬』』

 

息の長い帯になってくれるように、配色の作りこみを行いたいと思います。

 

今のところ、帯の目出しを見て『えっ』という反応が返って来ています。
(2番めの写真)

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