となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「南蛮七宝」と一致するもの

2008年08月29日

自分の使うもののモノづくり。


『自分の使うもののモノづくり』ということで、
(感情移入がし易いので、良い面も悪い面も・・・)

何年も前から続けているものに、

『角帯作り』があります。


まあ、角帯と言ったら・・・

『こんな感じ』

という漠然としたイメージがあるかもしれません。

当面の目標は、そこから脱出できるモノづくりです。

そんな目標に近いものが、最近出来始めています。


 例えば、『南蛮七宝』の角帯
  ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/105060222.html

 これに関しては、織り方も完成度が高いので、
 商品としても完成
です。


他にも、
南蛮七宝と同じく『唐長』さんの柄で製作しています。

数百年、淘汰されずに残ってきた柄ですので、
これ以上ないシンプルさの中に、

何か惹かれるものが潜んでいます。

柄は、申し分ないので、織り方を様々、考えていました。

仕立て方等々も悩み悩み工夫して、
ほぼ完成したのが、

こんな感じに仕上がっています。↓
角つなぎ 角帯
と、これが角帯完成品だと、
思われるかもしれませんが・・・


実は、裁断した裂地です。

↓ すみません<m(__)m>
角つなぎ 角帯 裂
(手のひらサイズです。。。)

本体?の方は、現在最後の手直しのため、
今は手元にありません。


もう少しで、このシリーズの形ができそうです。

できれば、角帯だけのお店を作りたいですね~。
(とてもニッチですが、楽しめそうです。。)

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2008年08月21日

希少な帯。

現在製作を進めている唐長『南蛮七宝』

お陰様で、評判は上々です。


まだ、改良を加えて続けていますので、
販売も受注も受けてはいませんが、

あるお客さんから、一本だけ見せてほしい
織りあげた帯がこの帯です。

17.jpg
ですので、まだ一本だけしかない角帯です。
(少し前に製作した紬も一本だけです。)

はるか昔から日本に伝わってきている柄ですので、
薄い色濃い色と、離した配色をしてもそこまで奇抜になりません。


以前も行いましたが、着物に合わせると・・・

そこに帯が主張しているのか無言なのか、わかりませんが?

不思議とピタッとはまります。


それは、小物でも同じですので、不思議です・・・。


となみ織物HPでも、
少しずつ紹介をして行こうと思っています。

 ⇒http://www.kyo-tonami.com/gallery/artists/nanbanshippo/index.html


作り手としても、大事にしていきたい、
今から楽しみなブランドです。

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2008年08月08日

ざ、きょうと。

昨日までの二日間、地方から来られたお客さんと、

京都巡りをしていました。

080806_1319~0001.jpg


ほとんどが、西陣界隈です。


ただし、いつものことながら、京都に住んでいるよりも、

地方から来られた方が、相当良く知っておられます。

上の写真は、図案家さんの近所なので、

知る人ぞ知る的
なところです。

080806_1317~0001.jpg

今日は、南蛮七宝のことも含めて、

南蛮七宝3本.JPG

力を頂きに唐長さんの修学院のお店へ。

一杯頂いてきました<m(__)m>

また、モノづくりで形にしていきたいです。

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2008年08月02日

南蛮七宝の帯、撮影中です。

今まで、何度も日記で出てきた南蛮七宝のシリーズです。

もう少しで、実際のお店に並べられそう・・・、

という所までこぎつけました。


唐長さん

何十年何百年と受け継がれてきた柄ですので、

帯や着物、小物としても、

長~く続けられるようなシリーズにしていきたい、

と思います。


商品に関しては、

ある会社とコラボという形で、

製作中ですので、発表できるところから、

少しずつ紹介していきますね!


そして、紹介パンフ用の写真撮影中に、

一枚、撮った写真がこれです。

南蛮七宝 着る

モデルになってもらった方には、

申し訳ないのですが、袷なので、

さすがに、暑そうでした。


以前も紹介した八寸ですが、

薄手で結び心地は良さそうでした。


昨日は、となみ織物の半期終了後の

棚卸でしたので、実質今日から後半が始まりました。

モノづくり、頑張っていきます!

今書いてた南蛮七宝記事は、意外に沢山ありました。
 ⇒南蛮七宝の記事一覧へ

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2008年07月10日

南蛮七宝:硝子

とある会話の延長で、


『南蛮七宝の帯留が見たい・・・』

というお願いをして、

製作してもらった帯留です。


硝子を使って、文様を出すというのは、

大変難しい(そうです)。


作る前に、話を聞いているだけで、

『これは、無理かも・・・』

と思ったモノです。

南蛮七宝 帯留


南蛮七宝帯留 横から
↑ぎりぎりまで、文様が入っています。

まだ、試作段階ですが、

なかなかお洒落さもあって、

人気が出そうな帯留です。


ちなみに、大きさは、

『仙福屋の瑞玉』

と同じ大きさなので、可愛さもあります。


帯を作っていて、よくそんな柄が思いつきますね、

と言われることがありますが、

この帯留に関しては、

よくこんな大きさのところに、文様を作り出せますね。

と、感心して見入ってしまいます。


この南蛮七宝のアイテム群は、

今までと少し違った動きになりそうです。

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2008年06月11日

唐長さんから帰ってきて。。

080611_1415~0001(2).jpg
(南蛮七宝八寸・左:新色)

唐長さんへお邪魔して、

見て頂いた帯です。

このまま、
色目を少しずつ増やしていき、

発表したいと思っています。


八寸帯ですので、

気軽に結んでもらえる、
帯の一本になれば、

と思っています。


唐長柄と、となみ帯が
何か持ってもらいたい、

そして、着物ファンになってもらえれば、
という思いを込めています。


となみ帯の中で、一番経糸数を
使った織りですので、

なかなか織り上がりまで、
時間はかかります。。。
(月単位で見ても、僅かずつです。)

時間は少しかかると思いますが、
発表まで、お楽しみに!


唐長さんにも、
完成するたびに持って行って、

刺激を頂きながら、
モノづくりしていきます!


今後も楽しみな帯です。

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2008年06月11日

唐長さんへ。

今から

唐長さんへ
南蛮七宝の御召(単衣)


納めに行きます。
(奥さんに着て頂きます。)

南蛮七宝着物


以前にも、
は一度見てもらっているのですが、

今回は
単衣に仕立て上げたものなので、

少し印象が変わっていると思います。

どんな感想を頂けるのか?
楽しみです。

この南蛮七宝は、
今後も大事にしていきたい柄の一つです。
(数も製作できないので、とことん好きな人だけに・・・)

また、詳細は後ほど・・・


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2008年06月05日

南蛮七宝の帯。

昨日、少し触れていた帯が完成しました。

南蛮七宝 八寸2

明日だと思っていたので、

一日早く、クリスマスプレゼントをもらった
子供みたいな気持です(お年玉かも)。

『南蛮七宝 八寸』です。

となみ織物的には、『八寸』
今までほとんど製作してなかったので、

大改良を行っています。

結びやすくするのと、
少しでも重量面を軽くする、

そんな拘りです。


秘密は、
南蛮七宝八寸
裏にもあります。


このため織るために、
時間は相当かかりますので、

少しずつしか上がってこない、
そんな帯です。

それも、
ある意味いい所かもしれませんが・・・


数色、色も揃えて、
皆さんには、見てもらいたいと思います。
(墨色、焦げ茶、生成、・・・などなど)

周りの方には、

今のところ、
まだ見本しか見せていませんが、

最大限の評判を頂いています。

『早く見てもらいたい。』
そんな気持ちで一杯です!

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2008年06月03日

単衣の着物。南蛮七宝。

ある人からの依頼で、

『南蛮七宝の御召』
の仕立てを受けました。
南蛮七宝着物 単衣

今まで、袷でしか、仕立てをしていなかったので、

初の『単衣』バージョンです。


仕立てした結果は、とても良い!

早く、袖を通してもらいたい、そんな気持ちで一杯です。


この柄は配色次第で、表情がコロッと変わります。

茶系であれば、お洒落に。

このグレーは、上品に。

明るい色は、ポップに!


と、本当にいい柄ですね。。


今現在、新たに帯を製作していますので、

もう間もなく紹介します(ちょっと)面白いことを考えています。)


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2008年05月08日

今日の格好

霧の街『釧路』(朝から靄)、

そんな今日の着物は、こんな感じです。


4月なのに、春らしくはないコーディネートですが、

お気に入りの格好です。


着物は、御召、柄は南蛮七宝。

帯は紬糸をメインに使った角帯。

袴は、大島紬の袴。

見ての通り

色目は、着物:茶、

袴:茶の横段縞

角帯;節の入った紬のグレー

足袋:白

襦袢:薄グリーの若冲柄。


一見産地も、素材も、色目もバラバラですが‥‥。

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2008年02月18日

スペシャル!


『スペシャル!』

と言いたくなる草履

が完成しました!


カッコいいですよ~!


という前置きで‥‥


『南蛮七宝の草履』の新しいバージョンです。


渋い配色の花緒に、台。
南蛮七宝草履 マット.jpg

それに加えて、かかと部分にも一加え。
南蛮七宝 草履かかと1.jpg

かなり出来は満足の草履です!

真綿入りの台で、かかとにも、

南蛮七宝の帯地。


花緒もそうなのですが、

台の手間も加えて、

月に‥‥

数足が、

今のところ生産の限界かもしれません。


手間もコストも掛かっていますが、

『ほしい~!』

と言って頂けます?


ちょっと期待の新作です。


コストも、

倍まではいかないまでも‥‥

相当です‥‥


やっぱり、

男モノを作ろうかなぁ‥‥

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2008年02月14日

モノ作りへの関わり方。

今日は、

唐長さんへお邪魔しました。

いつもお邪魔させてもらっているところと、

違い、近いのですが、少し離れたところまで、

歩いて行きます。


CIMG0470.JPG
少し雪が‥‥

会社近所はとけてしまいましたが、

まだ北の方はさすがに残っています。


天気素晴らしいので
CIMG0471.JPG
少し、迷っても、

余裕を持ちながら‥‥
08’214-3.JPG
歩いて、(雪ですね~)


到着です。
唐長入口.jpg


中は、写真に撮らせてもらっても、

伝える自信がないので、今回はやめておきました。
(静かな迫力と陰影の世界です。)

お話を聞きながら、

いつもながらに、

勉強させてもらっているのですが

ふとした時に聞いた言葉が、

とても印象に残っています
(一字一句正確ではないのですが‥‥)


『唐長柄は山ほど入っていても、

そうは見えない。

そんなのが良いところ。自然やわ。』


それと、南蛮七宝の帯は、

『唐長が好きで仕方が無い。』

『唐長でないと‥‥』

というぐらいの人へ、譲ってあげてほしい。

という気持が伝わってきました。


自分で作る帯もそうですが、

同じ気持ちですので、

今後も大事にしていきたい柄です。


帰りしなに、頂いた唐長柄のお皿です。
唐長お皿.jpg

確かに、柄が入っていますが、

空気のように静かにいます。


尖ったモノ作りを感じました。


南蛮七宝の白地柄を結んで頂いていたのも、

嬉しかったです。
(わらび柄です、一度紹介しましたね?)

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2008年02月04日

南蛮七宝の草履

通常の『仙福屋の真綿草履』とは、

ちょっと異なった草履です。

080202_1451~0001.jpg
『南蛮七宝・真綿草履』


一足目には、

お勧めできませんが、

二足目や数を持っている方には、

ちょっと勧めてみたくなる草履です。

鼻緒には、

もちろん『真綿の帯』を使っています。
(実は、新組織です。)


天の部分にも帯地を使ったのが、

特長ですが、

さらに横の革の部分と、

天の間に、もう一加えしてあります。

 ↓ わかりますか?
080202_1451~0001.jpg

薄い白い革を入れることで、

色目的なバランスを取っており、

調和のとれた雰囲気になっています。


この草履は、デザイン・配色等で

草履職人さんとで共同で製作した

草履です。


織り上げるのが難しい帯地に、

難しい台の加工が加わり、

月に数えるぐらいの生産しかできない、

そんな希少価値のあるモノです。

そして、

男物がほしくなります。
(今は、すでに順番待ちです。)

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2008年01月28日

紬の味を生かして、いけるかな?


南蛮七宝
の裂地です。

今日上がってきた、色目ですが、

とても渋くてカッコいいです
(自分で結びたい、そんな色です。)
南蛮七宝 茶黒 紬


アップで写真を撮ると、紬の節や

織組織などのイイ味が見えます。


こういったザックリと目が見えやすいものは、

配色した後の予想が難いモノです。


たまに、織る前の色糸を見て、

『なんで、この色との色でこんな色??』

ということがあります。

たまに思った以上のモノが

上がったりすると、

『予想通り!』

となることもあるのですが…

角帯にしたい色目なので、

製作していきたいのですが…


その前に、

これを草履の台部分に、

使いたいと思います。


ちょうど足の裏部分なので、

『見えない…』

と思ったりもしますが、

脱いだ時、抜群に目を惹きそうです!


今年の草履は、今までのモノに加え、

ちょっと一風変わった、

『二足目にお勧めの草履』

製作したいと思います!


乞うご期待!


明日は、

個人的にとても期待していた

小物を載せますね!


周りの評価は今まで、

一番のモノです。


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2008年01月08日

初売り!

『初売り!』

と書くと、

商売っ気があるように聞こえます。
(となみ織物の、ではなく自分の初売りです。)


実際は、私がお正月着ていた着物を

同柄で、違う配色で買って頂きました!

嬉しいもんです。


身内みたいな人なので、

初期ロットでの『試し着』に近いですが…。
(南蛮七宝の着物です。=男物は、まだ試験中)

今のところ、数人で試し着中です。
(2月頃には、完成!)


色目は、

グレーに少し紫を混ぜた色です。
→ http://senpukuya5.seesaa.net/article/62052234.html


配色が違えども、

『人のモノが良く見える』

それをヒシヒシと実感中です。


次は羽織も欲しいなぁ。。。


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2008年01月05日

4日と5日の着物

お正月の着物(4日) ↓
正月 ひげ紬 羽織 とんぼ玉
墨色ひげ紬(通称)


お正月着物(5日)
正月 南蛮七宝 着物 男物
濃茶の南蛮七宝・男物


羽織は、同じ少し紬の入ったモノですが、
コーディネートで随分変わります。

2枚とも
少しお腹が、出ているように見えますが、
光の加減ですよ。。。
(実は、正月食べすぎました・・・)


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2007年12月28日

最後の最後に,今年BEST!

今年最後の最後になって、

上がってきた着物です!

『南蛮七宝・男物(御召)』
南蛮七宝 男物 仕立て 自分のもの
昨日、日記後半で予告の着物です。

仕立て上がり、広げて、手を通してみると、

鳥肌がたった着物です。

南蛮七宝 男物 アップ
生地が揺れると、

微妙な光沢に浮かぶ地紋が…


予想以上に上手く行きました!

丸巻段階でみるのと、イメージが変わります。

http://senpukuya5.seesaa.net/article/69316771.html
南蛮七宝の角帯とのコーディネート


南蛮七宝 男物 御召
この角度から見ると、地紋が良く見えます!

見え方により、花に見えたり、菱と丸に見えたりと、

不思議な柄です。


女性ものは ↓ です。
http://senpukuya5.seesaa.net/article/62052234.html


今年日記は、まだまだ続きますが、

となみ織物は、

明日からお休みです。


良いモノが、上がってきて、

ホッとしています!

『糸棚の整理中。』

糸 山 生糸


数えるのも、…という糸種類の整理です。
すが 色

たまに見ていて、

これはっ!

という色もあります。

何度見ても、絹糸の光沢は良いモノです。

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2007年11月24日

とっておきの話。

堀川通りは、

イチョウの黄色が陽の光で、

金色に光っています。

そんな土曜日ですが、

『おっと書くのを忘れていました!』

ということがあります。

 

それは、 見てもらいたいモノです。  

この前、

発売された『きものサロン』に載っています。

(P.45です。)

 

  南蛮七宝の帯と着物。

『南蛮七宝の着物』は丸巻きで、

帯は結んでもらってます。

http://senpukuya5.seesaa.net/article/62052234.htm

(着物ですね)  

 

帯は、裏を結ばれているので、

蝶々

が見れませんので‥‥  

こんな感じの帯です。

南蛮七宝 光悦蝶 袋帯

唐長さんの版木として、 数百年残ってきた柄です。  

無駄なモノを徹底して、そぎ落とされて、

ずっと見ていても飽きがこない柄です。

類似品も出てきそうですが、

本物にしかない

上品さが柄から、伝わってきます。  

春ぐらいには、 シリーズとして 正式に、

発表したいところです。  

それに合わせて、草履も製作中です。

こちらも、生産数が限られていますので、

月数足という感じになりそうですね。    

↑ 上から見ても、変わらない?

南蛮七宝 草履 四分二半

横から見ると 南蛮七宝が現れます!    

きものサロン←できれば、見て下さいね!

きものサロン

きものサロン 2008年  01月号 [雑誌]

     

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2007年11月15日

『配色確認です!』

北海道にいると、当然ですが、 京都の社内にいる時と同じようには行きません。   一番困るのは、モノづくり全般です。   例えば、 『図案の草案見てほしいんやけど‥‥』   『目出し(見本裂)が上がってきたので、  配色確認を!』   『新しい素材で織ったけど、織りにくいし‥』   遠くにいて、なかなかあれやこれやと、 自分らしさを出すのは、難しいです。   ただ先日、 京都にいた時に配色を指示したものが上がり、 その写真がメールに添付して送ってきました。   『配色確認、お願いします~。』   と。   『写真では、色見るの難しいよ‥‥』   とつぶやこうとしたら、 違う角度で、光源を変えて、 数枚添付してあります。   『‥‥』   こうなると、 意外にモノづくりが外にいても、 一部は、出来そうな感じです。   それと、社内にいて、帯が出来あがった時に、   『これは、あ~やで!』 『ここをもうちょっと‥‥』   のような意見が入ってこないので、 (全くないと少しは寂しいですが) もしかして、今よりも純粋なものが 出来るかも知れません。   と、プラス思考で、どこへ居てもモノ作り していきたいと思います。   ちなみに、先ほどは 京都から見本で製作した 角帯の写真も送ってきました!   南蛮七宝の角帯です。 南蛮七宝 角帯 紬 白黒   こういう感じで、二枚。 二枚目は、少しアレンジが入って。 南蛮七宝 白黒紬 角帯 貝の口 社内にいても、 メールが来そうな拘りです。      

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2007年11月05日

いよいよ、登場!!

以前、少し紹介していました、

『南蛮七宝の着物』

です。

唐長 南蛮七宝 男物 白生地

覚えている方もおられると思います。   これです↓
http://senpukuya5.seesaa.net/article/62052234.html


その男物です。


やっとこさ、上がってきました…


ちなみに、

男物なので、通常の着尺の幅よりも広いです


そのため、これを織る時は、少々手を加えます。

経糸を増し、幅を広くすればいい!

というものではありません。


本来、1の幅のモノを、1.1や1.15にすれば、

その分、柄が伸びます(横長に見える)。


ホンのたまーに、そっちの方が良かった、

ということもありますが、稀に稀です。


ということで、筬の巾を広げたりと様々な手を加えて、

織り上がってきた織物です。

『南蛮七宝着物・男物 by 仙福屋』

です。


まずは、自分用に染めます。

羽織か?着物か?両方か?

ちょっと楽しみです!


数本上がってきましたが、

第一弾、織り上げ分は、

完売になっています。
(皆さん値段も聞かずに、大丈夫なのでしょうか…???)

随時、女性物も含めて、

少しずつではありますが、織り上げていきます。


この南蛮七宝は大事にしていきたい柄です。

また、情報をアップしていきますね!

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