となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「南蛮七宝」と一致するもの

2013年06月27日

やってみたかったこと。

 

作楽の一部や木花シリーズにはタレ無地にしてお太鼓をスッキリ見せる、

ということをやっていました。

たまたま、そのシリーズを作っている時、最初の配色でお太鼓とタレ部分が、

全く違う配色で上がってきたことがあり。それがたまたま良かったことがあります。

 

それが頭にあって、南蛮七宝を織ってみました。

配色は両方同じ3色の組み合わせで、それを反転させたものです。

 

IMG_0674-2.jpg

『紹巴織/南蛮七宝』

 

丸巻きで見ると、見慣れない景色になってしまいますが・・・。

お太鼓にすると・・・。

 

IMG_0677.jpg

 

良い感じに思えるのは、柄の力?

2013年06月22日

これだけでも別物に。

 

いよいよ新作御召が上がってきます(只今、最終検反中)。

IMG_0613.jpg

『南蛮七宝/御召2』

 

IMG_0312.jpg

 

先日もちょこっと触れていましたが、その御召です。

 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime/2013/06/post-1880.html

  (一番上の写真は、ここで機に掛かっていた反物です。)

 

今までのものは、今後も継続して織っていきたいと思いますが、

まずはこの2の色目を先に揃えたいと思います。

 

2つの違いは、織も微妙に違いますが、一番は経糸を変化させています。

IMGP1758.jpg

『1』

 

比較してもらうと、良く判りますが、以前のモノは、経糸に『三眠蚕』を使い、

よく見てもらうと判るほどの『微塵縞』を入れています。

風合いは、ハリのある風合いがあって、シャリとした感触が素敵な織物です。

 

 

今回は、その経を別種に変え製織、スッキリとした上がりが特長で、

手に持った感じも、サラっとして前回とはまた違っています。

 

IMG_0613-2.jpg

『2』

 

また、今回のものは基本的に2反分しか緯糸を染めませんので、

各色2反限定のみの製織と考えています。

 

理由としては染色の都合なのですが、

そのために、もしこの反物に人気が出た場合、常に新しい配色を考え続けていかなければ、

見てもらうモノがなくなってしまう。

そんなプレッシャーにさらされながら、モノづくりになりそうです。

 

もしこの反物に出会われ色数が揃っていない場合は、

『配色に苦労しているんだなぁ・・・。』

と陰ながら思ってもらえると嬉しいです。。

 

いつも5色程度は揃うように常に新しいものを作る。

そんなことを心がけて、がんばります!

 

 

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2013年06月11日

モノづくり/御召

 

しばらく更新がご無沙汰していました。

その間、出張へ行ったり、していましたが、その間一番大きなのはこのモノづくり。

 

御召です。

機場まで行って、様々な話をしてきました。

 

7月に上がってくる予定で、製作しているのは、この『南蛮七宝/御召』の新作で、

以前の経糸三眠蚕(こちらは無くなり次第廃番)から、少し変更しています。

 

IMG_0315.jpg

 

今までのモノは私も着ているので、良さも分かりますし、止めるのは非常に勿体無い

ですが、面白いものを作りたいので、失敗してでも新しいモノを作っていきたいと思います。

(自然と今までのモノは、とてもレアなモノとなりそうです。)

 

IMG_0322 - バージョン 2.jpg

 

随分と減りましたが、南蛮七宝の御召は紋紙で織っています。

でも、これを見てもあの柄は思い浮かびませんよね?

 

仕上がりが楽しみと不安とで楽しみです。

 

2013年06月05日

南蛮七宝/三重紗:新色

 

あまりにも上がってこないレアな生地ですので、

色も基本的と言えるものから、ちょっと遊んでみたものまで、

超小ロットで染めています。

 

組織的(綟り織ということもあって)に染料の色で予測するのは、

難しいですが、今回もいい色に上がってきたのではないか、

と思います。

 

L1680017.jpg

『南蛮七宝/三重紗』

 

とっても元気になる色目です。

 

この三重紗は、着物として着れないことは無いと思いますが、

そこで使ってもらうのではなくて、塵よけ専用の生地として、製作しています。

 

その分、軽さ、透け感、皺への耐性は抜群に良い物になっていると思います。

 

あまり上がってこないので、実物を見てもらう機会は少ないと思いますので、

明日Facebookへ、太陽光の下の色をアップしたいと思っています。

 ⇒https://www.facebook.com/tonamiorimono

 

楽しみにしていて下さい!

 

明日はモノづくりの出張へ行ってきます。

 

2013年06月04日

小物作りも仕込中。

 

秋用にと、

この柄で様々な小物に使おう、と検討中です。

 

IMG_0218.jpg

作楽/三葉四葉』

 

色みを変えるだけで表情が変わりますので、

現在は配色をダーッと見ています。

 

南蛮七宝もそうですが、配色だけでイメージがごろっと変わるものは、

柄がシンプルでも非常に色の選択が難しいです。

 

他にも、もう一つこの『ケルトノット』。

 

IMG_0147.jpg

Celtic/ケルトノット』

 

この他の色も取っていますが、それでも一発で決まるまでには行きません。

糸同士の重なりあいでイメージが変わるためですが、経験と勘をもってしても、

ここからの微修正です。

 

 

バッグなども含め小物を色々と考えていますが、

この草履台と合わせたいと思います。

 

IMG_0133.jpg

『草履台おたま』

 

通常よりもかかと部分の方に広がり、全体に幅を持たせています。

姿形は、とても可愛い草履ですが、とにかく履きやすさを考えたものです。

名前も『おたま』ですので、何となく良い感じも・・・。

 

この草履台を使って、『おたま作楽』や『ケルトおたま』を考えています。

 

日本一履きやすい、歩きやすさを徹底したいですので、

楽しみにしていて下さい。

 

 

2013年05月16日

ロータスピンクで

 

風邪を引いて、頭がフラフラ状態なのですが、

この配色を見て少し気分が晴れました。

ロータス・ピンクという『蓮の花』の色目に白の紬が通り、

少しかすれた感じに仕上がりました。

 

L1380118.jpg

『南蛮七宝/ロータスピンク』

 

お太鼓とお腹以外には、薄っすらと地紋を敷き詰め、お太鼓とお腹部分には

色を挿しています。

この一本は試し織りに近いので、本番はもう少しお太鼓を長く、お腹も

すると思いますが、色味自体は、優しく儚げな感じも出ているように思います。

 

検品等が済んだら、もう少し正確な色目でまた紹介します。

 

この風邪はしばらく治りそうにない感じです。

2013年05月14日

久々に自分の襦袢を作りました。

 

この暑さとその中バタバタと動くことを考えると、普通の単衣でも厳しいので

夏襦袢を一枚私用に作りました。

南蛮七宝の紋紗襦袢です。

 

IMG_1415.jpg

 

 

IMG_1410.jpg

『南蛮七宝紋紗襦袢』

 

最近は、生糸の値段がドンドン一直線に高騰していますので、

そのままの跳ね返りを受けた、白生地を仕立ててもらいました。

(生々しい話ですが、これは今の生糸の半分近い頃に織ったものです。)

 

衿は取り敢えず何も考えず薄いグレー。

IMG_1413.jpg

 

色目は文様を浮かすために、少し変えていますが、

真っ白です。

 


これはいずれ作ろうと思っていましたので、

ちょっと嬉しいです。

 

今日は、色味の無い日記でした。

2013年03月21日

南蛮七宝紋紗。

 

写真は、『南蛮七宝/紋紗襦袢・白』です。

L1230824.jpg

 

紋紗ですので、夏物となりますが、そろそろ廃番に近づいて来ました。

 

この紋紗は生地だけで見ていると、特にイメージが湧きにくいものですが、

仕立てるとそれらしい雰囲気を作ってくれます。

ただし、織物や糸の関係上、おそらく続けれそうにない、生地です。

 

(こういったものは、大事に大事に販売したいと思います。)

 

メーカーとしては新しいものを作るのが、使命のような所もありますので、

改良を加えて、今まで出来なかったことが、出来る嬉しさはあります。

 

ただ、現状として特定の技術を持った職人がやめたり、

それを織れる機械が動かなくなったりと、

今まで出来たものが出来なくなってくるのは、とても寂しいことです。

 

例えば、『秘錦』という織物がありましたが、

IMGP2949.jpg

 

現在では織れなくなっています。

 

随分改良を加え、コンセプトが同じものは作れますが、

まったく同じではないです。

新しいものの良いところも、もちろんありますが、

旧バージョンが良いと言われた場合は、在庫にあるものみですし、

新しい柄は、残念ながらもう作れません。

 

今回は、この紋紗になりそうですが、代わりとなるものを作りつつ、

旧のモノに関しては、じっくりとお客さんに話をして、

昔話のようになりそうですが、楽しんでもらえたらと思います。

 

一度、私たちの手を離れてしまうと、

次にはいつ見られるか分かりませんので、なんか名残惜しいですね。。。

 

 

 

2013年03月04日

撮影同行

 

先週末はほぼ一日撮影に同行していました。

もちろん、カメラマンの撮影の合間にお邪魔させてもらい、

自分の好きな角度から撮らせてもらっていました。

 

L1230578.jpg

 

たとえば、正面から撮られているのを邪魔にならないように、

後ろから撮らせてもらったり、と。

 

L1230533.jpg

 

当初の予定とは違った帯締めも結んでもらったり。

(写真は三井寺/帯締め)

 

全然撮影とは関係ないかもしれませんが、

一番上にも載せている薔薇の帯。

 

記念すべき一本目に織った帯(配色OK)ですが、

現在織っている帯とは、お太鼓の位置が違います。。

 

L1230567.jpg

 

写真だと大きな白薔薇は左に寄っていますが、

現在は、右寄りです。

 

人間の目は(特に帯は)、右に寄っていたほうが、バランス良く感じる

と言いますので、柄は何度も見て見慣れたものですが、

この帯を見た時に感じた『新鮮さ』は、柄の位置から来るものかも

しれません。

 

そういえば、南蛮七宝の蕨や蝶々も従来のモノとは、セオリー通りではない

ですし、新しいモノづくりの種もこの辺りにあるのかもしれません。

 

失敗したら、柄が悪い、ではなくて『帯としてオカシイ』とも言いかねない

リスクもありますが、やってみる価値もあるかもしれませんね〜。

 

撮影というより、モノづくりの感想みたいになっていますが、

この撮影自体、上手くいきましたよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年02月19日

透け感を減らしながら・・・。

 

総紗縫の組織に様々な太細の紬を通して、生地を織ってみました。

 

IMGP9396.jpg

 

総紗縫の透け感は、絶妙で夏でも冬でも結べる生地感が特長ですが、

あえて、バランスをイジるモノづくりです。

 

総紗縫のような綟り織は、経糸を隣の経糸と交差させることで、

向こう側が見える(透ける)織物ですので、通常の織物よりも緯で通す糸は、

制限されます(特に太細)。

 

ということで、機能面や汎用性という観点からすると、全く以て、

役に立たないモノづくりかもしれませんが、帯はそこから少し離れた価値観も

ありますので、色々やってみました。

 

最終の透け感は、素材の他に色目にも人間の感覚は左右されてしまうので、

その辺りも考えつつ、こうなりました。

 

L1230307.jpg

『南蛮七宝/総紗縫+紬』

 

機械で測ると、また違うんでしょうが、

総紗縫よりも僅かに、透け感を減らし、緯で通っている紬の節を

出すことで、素朴さを作ってみました。

 

シンプルな柄にこそ、似合いそうな糸使いと配色使いですので、

今後もこのモノづくりに活かしながら、進めていけそうです。

 

角帯がほしいかも・・・。

 

 

 

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2013年02月05日

宮崎、鹿児島

 

日曜日と月曜日は、宮崎・鹿児島の産地見学へ行って来ました。

 

L1230214.jpg

(鹿児島へは初めて行きましたので、思わず桜島の写真を何枚も撮りました)

 

他の産地と言えども

帯の相方となる着物ですがので、当然気になります。

 

つい最近までは、帯メーカーが他産地へ行くことは、

あまり頻度の高くないことでしたし、

そんなに必要のないことだったのかもしれません。

(特にうちに関して)

 

近頃は、取引もありますし

自分たちの帯をさらに引き立てるためにも、一緒にモノづくりを

することもあります(個人的に印象深いのは、南蛮七宝の大島紬)。

 

IMG_2465.jpg

 

 

2日間みっちりと職人さんと話をさせてもらい、

ほぼどの産地も同じ問題を抱えていることが、よくわかりました。

(後継者、技術等々)

 

うちのいくつかの織組織も同じですが、目で見て、

これらの技術が少なくなって、若しくは無くなっていくのは、本当に残念です。

 

L1230177.jpg

 

帯メーカーで、うちも同じ様な問題を抱えていますので、

そこの部分を改善していかなくてはいけませんが、

協力してできることも、して行きたいと思います。

 

モノづくり的に、

色目について全く同様の意見だったメーカーもありましたので、

不思議な感覚を味わって来ました。

 

 

2013年01月26日

見つかりました!

 

今月、となみ織物の本決算を迎えます。

帯や着物、小物の製品、糸や図案などの原材料、

すべてのモノをチェックしていきます。

 

そのため、会社内を隅々まで引っくり返していくのですが、

その過程で、物凄い配色の一本して織っていない帯など、

面白い掘り出し物の帯などが見つかることもあり、結構楽しいもんです。

 

それで、うちのスタッフが見つけた(見つけてくれた)のは、

この長襦袢

 

L1230015.jpg

 

この長襦袢を染めた時、私用で一番最初に作ったものです。

 

『襦袢を無くした。』という話は、周りではほとんど聞いたことがないので、

いつかは出てくるだろう、ということで、1年以上行方不明でした。

 

違う意味で、仕立てを心待ちにしていたものが、上がってきたよりも、

嬉しかったことです。

 

これでこの壺金/南蛮七宝の襦袢は、

この茶、そしてベージュ、ブルーの三色となりました。

 

 

 

IMG_2309.jpg

『1月26日の朝です。』

 

寒空もとてもいい色に見えて来ました〜。

 

今日は、モノづくりとは全く関係ない話でした。。

 

 

 

 

2013年01月16日

目出しを合わせてみました。

 

一昨日昨日とお客さんが来られていましたので、

かなり沢山の着物や帯を見て頂きました。

 

まだ製作途中のモノも着てこられた着物(南蛮七宝の白大島)に

合わせてみたり・・・。

 

IMG_2186.jpg

『作楽(予定)×南蛮七宝白大島紬

 

実は、まだ目出し状態(試験織り)なので、生地自体がとても短いです。

(そのため、お太鼓でもなく、アップのこの角度で)

最近人気の細身洋角のブルーを合わせてみました。

 

2日間モノづくりの栄養を頂いたので、

また今日から驚いて喜んで頂けるもの作っていきます!

2012年12月18日

型押しをつかいました。

 

今回は、完成はしていますが、まだ評判を頂いているのみの草履台の途中経過です。

 

 

素材は以前紹介したスワロフスキー真綿と同じ、特別な帆布にダックジュエルと

同じ加工を施したもの。

 

L1180419.jpg

 

仙福屋の真綿入草履+1(パーティー向き)

 

今回は、うっすらと見えるように、上から南蛮七宝の型を押してみました。

IMG_1736.jpg

『南蛮七宝ダックジュエル+草履台』

 

この草履も帯を作るのと同じで、一つ作ると『もっと』となってしまい、

どこまで行くかは分かりませんが、色んなモノを足したり引いたりして、

自分の作りたいモノを作ってしまいます。

 

まだまだ、面白いものは、(帯も草履も)できそうな気はしますので、

色々とやってみたいと思いますので、『これはダメだな。』

というのも温かい目で見てくださいね。。。

 

 

2012年12月12日

新品にしました。

 

最初のお財布は、その型の一番試作でした。

使い出したのは、一年半前。

 

その頃は帯地にコーティングというのも始めたばっかりだったので、

素材、生地的なものや加工方法も手探り。

しかもわたしは使い方が荒い(耐久性を試すには最適です)。

 

良い条件はあまり無い中で、デザインはもちろんこと、使い勝手、

耐久性はバッチリでした。

 

で、今まで使っていたモノは殿堂入りで、

ようやく自分用の完成品を今日から使い始めることができました。

 

L1180625.jpg

『南蛮七宝/二重織コーティング』

 

前のバージョンも気に入っていましたが、

やはり新しいのはワクワクしながら周りに見せますので、

しばらく振りにイイ気持ちに浸っています。

 

初期の試作と比べて、多少のマイナーチェンジはしていますので、

機能的な部分は更に良くなっています。

 

ということで、

唯一の欠点は、見せたくなること=財布の出番が増えることかもしれません。。。

 

他にも、新しい柄でも製作しています。

それらは、おそらく春頃に紹介できると思います。

 

楽しみにしていて下さい!

2012年12月07日

三本分の経で。

 

総紗縫の機に、三本分織れる経糸の予定が少し空いたので

織りたかったのを織ってみました。

 

L1180532.jpg

『南蛮七宝/総紗縫』

 

箔の色は上二本がゴールド系の金茶。

下がシルバー系の白。

 

後は緯糸だけの配色ですので、とってもシンプルな簡単そうに見える

配色です。

 

ただ、この本番までは、

以前紹介したこの目出しにくらいは最低限試しています。

L1001599.jpg×2

『南蛮七宝/配色の目出し』

 

考えられるだけの、緯と経糸との組み合わせを取捨選択して、

取って行く作業なので、最初は挫けそうになりますが、

ある意味宝物探しみたいなもので、慣れてきます。

 

今回は、その中からの三色でした。

 

 

 

 

 

2012年11月28日

色。。

 

久々に南蛮七宝襦袢の新色を染めました。

 

美しいキモノに載せていたピンク系や黒×濃いグレー、茶などは

IMGP7469-2.jpg

もう最終のロットになりますので、これらに変わる色目です。

 

この辺りがモニターでは非常に伝えにくい色目です。

 

L1180339.jpg

『唐長文様 南蛮七宝/襦袢』

 

写真を見る限り落ち着いた青です。

 

が、最初に上がってきた時は出張へ行っていたので、

電話をして『どんな感じに上がってきたかな?』と聞くと、

『とても鮮やかで、綺麗です。』とかえってきました。

 

見る人にとっても、印象の変わる、イイところを突いて染めた色です。

 

ちなみに、色目を分類すると『露草色』かな?と思っています。

 

 

 

411V4A01HNL._SL500_AA300_.jpg

   『色の名前

 

2012年11月24日

Wで南蛮七宝。

 

札幌から帰ってきました。

今日明日は溜まりに溜まった仕事と、モノづくりをして行きたいと思います。

(新しいモノの打ち合わせも詰まっています)

 

今日は組み合わせのものを紹介したいと思います。

IMG_1279.jpg

 

 

三眠蚕を使った『唐長南蛮七宝文様/仙福屋御召』

に壺金印の『襦袢生地』を羽織またはコート裏地に・・・。

 
 
仕上がりが楽しみです。

2012年11月21日

コーディネート途中で。

 

現在、北海道にいます。

 

この出張は、自分たちで製作したものを見てもらい、意見を頂き、

また次のモノづくりへ、となっていますので最近の良い循環になっています。

 

やはり社内では、実際に作る方にほぼ10割時間を取られるので、

京都では、あまりできないことでは、帯を使った目の前でのコーディネート。

 

自分中心ではなくて、帯を見る方中心で進んでいくので、

新鮮に楽しく、勉強になります。

 

IMG_1256.jpg

 

例えば、この南蛮七宝白大島紬×月読+ミカヅキ帯留め(モレッティ)。

どうしても好きな『月』がモチーフなので、この後どう進んでいくんだろう?

と想像しながら、楽しんでいます。

 

と、こういう感じで滞在中の札幌です。

2012年11月18日

引き続き南蛮七宝で。

 

先日の千鳥で織った箔と緯で

L1001629.jpg

作楽ゴールデン千鳥

 

南蛮七宝の総紗縫を織ってみました。

 

IMG_0658.jpg

南蛮七宝総紗縫

 

まだ試験織りですので、なんとも言えませんが、

地全体に通っている落ち着いた金の箔が、緯に通る糸の色目を沈めてくれます。

 

L1001600.jpg

 

何色か目出しを取ってみましたが、

南蛮七宝文様はそれぞれの色目に綺麗に入るので、

ある意味、難しい配色です。

 

 

 

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