2014年07月14日
新しい帯づくりの取っ掛かり。
写真の帯地は南蛮七宝ですが、試験織りで織ったものを裏返したものです。
帯作りで最も気をつけることは『色・柄・組織』です。
その中の『組織作り』では、『こんなものを作りたい!』と思って、ポンと出来ることは
非常に少なく、今までの織ったモノの目出し等から、膨らませて、自分のアイデアを足して、
作り上げていくことが大部分です(私の場合)。
そんな中、南蛮七宝を織った目出し。実は失敗作なのですが、誤って表へヒョッコリと
出てきた経糸の具合が、今までに無い感じの面白さを持っていて、これを全体に広げ、
それで柄を出したら、何かできそうな雰囲気が漂っています。
これに柄を付け、色を付け、としているうちに、当初自分の思っているゴールから、
逸れることもあれば、イメージを超えることもあるので、やってみないとわかりませんが、
今回のモノづくりは、進めていきたいと思います。
今からなので時間は掛かりますが、進み次第、また皆さんに見ていただきますね〜。