2019年9月 8日 21:30

2019'9 あまみーいろの打ち合わせ

奄美へ行ってきました。
京都で天気予報を見ていると、台風13号が横を通る。飛行機飛ばないかも?
行きは、そんな心配もありましたが、2日間ずっと曇りもしくは雨続き、
たまの突風だったこと以外は、順調に仕事をこなしてきました。

今回の目的は、ある大島を探すこと(ちなみに、この仕事は達成)。
そして、メインはモノづくり。西村さん(西村織物社長)とモノづくりの打ち合わせ。
トコトンまでできました。

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『あまみーいろの経糸(全部で8色つかっています)』

麹塵染や総紗縫、作楽、最近の刺繍ものなど、となみの帯を頭に置きつつ、大島紬の色柄・モノによっては素材を詰めていきます。月の生産数としては最大10反前後、絣制作から織り上がりまで時間が掛かるため、短期的なことだけを考えていると、柄のバランスに欠けてきます。一つの柄を入念に打ち合わせしつつも、来年一年間から三年前後の計画を立てながら・・・。いつもの奄美では草木染めの色検討や織り子さんを回る等でしたが、今回はいつもとは違った、モノづくりになりました。

年に3-4回、ここ15年は奄美大島へは来ています。
そのお陰で、自然と大島紬のモノづくりの大きな概要は、ある程度理解できています。だったのは思い込み(苦笑)で、じっと産地にいて工程を隅々まで見たり、修行をしたわけではないので、モノづくりにとっての肝の知識がドンと欠けて(こんなんも知らんのかと・・・、焦りました)いるに気付くこともありました。
結構、今まで危なっかしいモノづくりだったんだなぁ(苦笑)と。

そこは、西村さんと23脚して、教わりながら、知識を埋めていく。
今回は、そんな時間も取れた貴重な出張となりました。このモノづくり形になるのは、早くても半年は掛かりますが、長い目で見た実験的なモノづくりもあったりしますので、是非楽しみにしていてください。

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