2019年6月28日 14:30

輪宝文/久々の配色変更

先日、唐長12代目の工房へお邪魔した際、見せて頂いた唐紙を元に制作。


『輪宝文/紹巴織』

以前は11代目の奥様好みの唐紙を使っての制作し、

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今回は12代目のモノを元に制作(その2つを帯にできるってなんて贅沢な・・・。)。

同じ文様とは思えない印象・・・。
間違いなく同じ輪宝文なのですが、唐紙を見せていただいた時、別の柄を見ている感がありました。
その感覚をそのまま、帯に出せるように配色、試験を繰り返して、最初の一本を仕上げてみました。

今回に関しては、キラを表現するために、金糸を緯糸で少し通しました。
このまま、完成予定とは思っていますが、裏地との沿いも考えて、まだまだ分かりませんが、
いい雰囲気に仕上がっています。

今回の金糸を使った、キラキラ感というより、通常の絹糸との太さが違う素材を通し、陰影を付けた。
そんな糸・素材使いの帯、新しい流れになるかもしれませんので、実際に見ていただきたいです。

というわけで、今日はこの帯を持って、3人で講演会行ってきます。

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