2019年5月 8日 21:30

夏物思い立った時が一番いい?

いつも暖かくなるのをギリギリまで待って、スタートする(会社としてではなくて、自分の場合です)単衣物〜夏物のモノづくり。
雪が降りそうな空模様の中、太陽の照った夏を思い浮かべてモノづくりするのは、
頭で分かっていても、自分の場合難しいです(そこが得意な人もいますが・・・)。
そんなこともあり、つい最近、はじめたモノづくりです。
繰り返しますが、今からスタートはとなみ織物の中でも超少数派です(笑)。

となみ織物の帯の場合、夏に使えるのは、総紗縫・紗楽・上品、
そして最近はそれらに刺繍を施すシリーズなどがあります。柄数、バリエーションでいえば、相当充実しています。

それにコーディネートする着尺となると、やはり帯屋としては、透け感があって、
帯・着物の上から羽織っても、どんなデザインの帯か?がわかるモノづくりというのは、好きです。

とは言っても、問題は制作期間です。会社全体として(ある程度の数を制作する場合)、
暖かくなるのを待っていたら、遅すぎます。
ですので、私の場合の数枚(ビジネスとしてどうだろう?苦笑)という程度の数であれば、
この時期でもなんとかなります。いつもなんとかなっています(苦笑)。

ちなみに、制作をしているモノは、南蛮七宝の紗(織で地紋として表現)。
今回は、この生地の上に光悦蝶を飛ばす、着尺作りを考えています。

IMG_3856.jpg
『襦袢を敢えて見せたくなる、透け感』

このモノづくりで考えるべき点は、地色、蝶々の配色、飛ばす際の全体バランスの三点。
これだけといえばこれだけなのですが、いつもの唐長文様のモノづくりでは、シンプルな分だけ取り返しがつかない。
『もうすぐ、夏・夏・夏』と心の中では、ある程度急かされながらですので、あーもうこれでイイ!
と見切りで発車したい気持ちはあります(笑)。そうすれば一瞬で染めの工程まで行けるのに・・・。
ですが、モノづくりではそういうワケには行かず、早く進みたい気持ちを抑えながら、
イメージを作って少しずつ制作を進めています。

IMG_3817.jpg

まずは、着尺原寸の紙の上で大まかな配置、イメージを固めていきます。
ミリ単位というよりも、どこにどの蝶々を配するか、どれくらいの間を空けるか?
職人と共通のイメージを作っていく工程です。

また仕上がり次第、UPしますので、楽しみにしていてください。

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