2019年2月 4日 21:00

ここがこだわりです/紹巴織の目出し

ご購入いただいた帯とともに、モノづくりの思い入れも一緒に納品してほしい。 と言われることがあります。もちろん、文章で、という意味ですが、モノづくりにしているメーカーならの有り難い仕事です。

書くことと言えば、そのモノをつくる動機やどんな人に結んで着てもらいたいのか?なぜ、その織りで、その上げ方、その色を選んで、織るのか?書く人によってバラバラです。

普段から、モノづくりのこだわりや理由を言葉にしているわけではないので、それを文章にするのは、かなり難しいです。おそらく、経験・センス・その時の空気感など総合して、『イイと思ったから。』が理由になってしまいます(笑)。ですが、そこを掘り下げていくと、色々出てきます。

最初は、この帯は『紹巴織といって』みたいに堅い言葉で始まるかもしれません。でも、書いているうちに、上手くはなりません(苦笑)が、文章はたどたどしいかもしれませんが、綺麗なだけの文章よりは、なんとなく帯と一緒に残しておいてもイイかな?と思える熱が伝わる説明文ができます。

最近、若手がモノづくりに絡んできますので、若い内から(笑)そういったモノづくりとともに、伝え方も場数を踏んで行くのもまた勉強です。業界的に、よく言われそうな、『口よりも、手を動かせ。』は、ほとんど、となみ織物では言われないと思いますので、こちらからも、考えるキッカケとなる質問をいっぱい投げかけようと思っています。

IMG_2469.jpg
(形が見えた試験織、裏糸も綺麗になりました)

今、やっと上がってきたのが、この目出し(試験織)。
これで、ほぼ最終形が固まりました。
紹巴織は緻密な織物ですが、その緻密さの上を行きそうな作品を図案にしての帯づくりです。

作品を帯の図案にするので、まずどこを中心に帯にするのが良いのか?
正直、どこが出ても絵になる、そんな帯のイメージが頭にありましたので、お太鼓はどこでも大丈夫(笑)のつもりで作っています。意匠図は文字通り、時間がかかった最高記録が作れました。配色も、これで4回目(8種類)となります。

締切があり、作家さんに失望させない、かえって作品の新しい魅力が引き出せるクオリティ。そこは最低限クリアできる帯、優先順位一番で制作中です。

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