2019年1月10日 18:00

帯地を生活の一部に・・・

絹糸を使ったモノを思い浮かべると・・・。
帯・着物、他には帯締めや帯揚げ・・・。
絹のシャツ・・・?

昔、外貨獲得の主だった品物の絹。
だったはずなのに、普段の生活とは少し遠くにあります。

だからか、絹糸で制作する帯や着物は、ハレの感じがして、特別感がある。
イイ風に捉えれば、そうかもしれません。

ただ、普段から絹を使ってモノづくりをしていると、
『こんな良いものだから・・・』。
普段の日常は難しくても、もう少し近くにもってきたい。
いつもモノづくりしている中、頭のどこからではそう思っています。

そんなこともあり、お財布や名刺入れなど、いろいろと作っています。
今回、その流れの中で、帯地を使った新しいモノが上がってきました。


『唐長文様の帯地でつくるノート(南蛮七宝&輪宝文)』

職人さんへは、一番最初の制作ですので、選んだ帯地は、紹巴織・紹巴紬・しぼ織。
慣れておられないであろう絹糸、織物が持つそれぞれの個性を見て頂くために、
失敗も覚悟で選んだ織組織もありましたが、見事、きれいにノートとして、仕立て上がっています。

『綺麗すぎて、勿体なく使えない。』
そんな声も頂きましたが、『本物を大事に使う。』
私の場合、忘れそうになっていたことですので、このノートを大事に使ってみたい
と思っています。

ちなみに、制作して下さる職人さんは、
唐長12代目の誠次さんにご紹介頂いた方です。

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