コーディネートに奥行きを作る方法。
つい先日、ある方が『この帯、季節外れやろ〜。』
と言われるのを聞きながら、それでも(笑)着姿を撮らせて頂きました。
『総紗縫・黒コーディネート×大島紬』
図案はたんぽぽにも花火にも見える意匠の帯。
作る方も、両方とも意識しながら紋制作しました。
でも、どっちにしても、今は『秋』・・・。
これについて『季節が違うからダメ。』と言われる方もいはるとは思います。
もちろん、それはそうですが、個人的に帯の意匠として好きですし、
線描きで構成されたデザインと思ってしまえば、そんなにうるさく言わなくても、
良いのかな(特にお洒落モノなので・・・。)、と個人的には思いましたので、
そんな感じを漂わせながら、応えました。
インスタへのUPは一応来春くらいにしようと思っていますが・・・(笑)。
この帯、紋は自分が関わったので、よくよく憶えています。
結んでいる方へ、その帯の詳細を今更説明するのも、不思議な感じもしました。
が、この帯、写真で見る限りの『白と黒』だけ出来ているわけではなく、
地の部分に、共色の箔を使って綿毛(火花)の地紋を織っています。
そのため、全体的には一番わかり易い:文様の白、中くらいの:地のグレー黒、
ちょっと分かりにくい:地紋の黒。
と、そんな風に三つの奥行きを持たせた織物の帯です。
ホントに説明は、今更ながらだったと思いますが(苦笑)、
なんとなく気付いてもらっていたのが、
説明でスッキリしてもらえた様なので、良かったです。
さらに、自分が今制作中の帯は、色数は多くても、
この奥行きが大変作りにくいモノです。
余計に『こんなシンプルなのに昔の自分は出来ていた・・・。』
そう思っていたのか、特に目が行ってしまった着姿でした。
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