2017年6月13日 23:08

備忘録/モノづくりについて・・・。


ある方とモノづくりに関しての熱い話をしていて、ちょっと話題に出たことダイジェスト&備忘録です。モノづくりの裏側を伝え過ぎるのは良くないのか?そんな話から、自分の場合は・・・。今、この時の自分の話をまとめてみると、ちょっと話がズレたかなぁ・・・と思ったりもします。


ちょっと昔に制作した帯づくりは『こういう着物と合わせて着てもらいたいな。』そんなイメージあってのモノづくりでした。ただ、『さあ、着物と合わせよう。』となった時には、実際にこちらのイメージとは違った着物や小物と合わせられるので、当然完成も違う着姿に。しかも、それが当初こちらが予定していたイメージよりも数段良かったりする(笑)ことが多い。そんな結果論的に上手く行く、モノづくりが多かった様な気がする。もちろん、全部が全部がじゃないですよ(笑)。


それよりも、もっと昔は『自分の好きな柄を作る。』結構、当たり外れの大きいモノづくりでした。しかも、イメージ通りの表現がし切れないので、途中で軌道修正することも。


今のモノづくりにも『好きな柄を作る。』そこに偏ってモノづくりをすることもある。けれども、最終的な完成間際ギリギリで『この帯、あの着物に合わせるんだったら、この一色は入れておきたい。』という様に、具体的な着物が頭のどこかをヒューっと通って行って、その一色を素直に加える様になったので、随分バランスは取れて来たような気がします。自分の帯づくりの数も極端に減らしてるので、ゆっくり検討する余裕があるのかもしれませんね。

この後、ちょっと雑談が入り、ちょっと難しいのよなぁ、と話合ったことは・・・。『これは随分前に作ったもの。これは、ちょっと前に作ったもの。これは最近のもの。』と綺麗に分けてしまうこと。作った本人はそれがどの時期のモノか、分けることはできますが。じゃ、最近の作ったモノが完成度が高く、昔に作ったモノはあまり良くないものなのか?ある意味、新作信仰みたいなモノです。


これに対して、色んな意見があるとは思いますが、自分の場合は・・・。
どうひっくり返っても、今では作れないモノづくりを昔の自分がしていることがある。そんな帯を今見ていると、相当羨ましく思うこともある。かなぁと。

帯は本当に長いスパンで使い続けることができるものなので、消耗品じゃないよ。そんなスタンスで、そういったモノづくりも紹介したいと思います。話し合いの全体の流れは、そんな感じでした。また、形にしていきます。

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