会社的にはニッチなモノづくり
昨日の続き・・・。
となみ織物全社的には、帯の生産のほとんどは『袋帯』です。名古屋帯、小袋(半幅)との比較は9:1にもならない位の少量ですが、五代目として制作している割合はおそらく7:3(こちらが名古屋)くらいにはなります。
『仙福屋の名古屋帯/お太鼓』
そして昨日、お腹部分だけ載せていましたが、お太鼓はこんな感じ。織物の特徴として、経糸は通常『絹』のところ、この帯では『箔』を使う。そのため、かなり帯地にハリを作ることができる。また、どこにでも箔を表に出すことができて、面白い表現方法ができる、などなどあります。
名古屋帯で作ることによって、この特性がもっと活きないかな?そう思って、チャレンジしているモノづくりです。常に『ハリがあるから・・・(ポジティブな言葉が来る)。』『違った織りの表現ができるから・・・(同様)。』それを枕詞に呟き自分に言い聞かせながら(苦笑)ながら、きっと良いものが出来るに違いない。と試行錯誤しながらできたのが、この帯シリーズです。このシンプルな柄がこのシリーズの最終地点だと思っていましたが、着姿を見ていると、割付に近い柄からの大きく転換した、派生もできないかな?と考えています。
どこかにも書きましたが、少し前までは、自分たちが制作した帯を結ばれている姿を見ることは、稀でした。そのため、仕立て前の帯を見て、『次、お客さんが好まれそうな』モノづくりをする。これが当然でした。それが、今は写生会の様に実際モノづくりした帯を結ばれた姿を見ながら、次のモノづくりを考えられる、意見を聞くことが出来る。着物離れの時代かもしれませんが、モノづくり的にはホントに幸せなことです。だから、会社的には超少数派の名古屋帯づくりを続けているのかもしれません。
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