2017年1月20日 20:30

三重紗、あと4反・・・。

先日、人気のありましたが、ほんの僅かで終了です・・・。
着物地としてではなくて、上から羽織るモノ、コート、羽織専用の生地です。

去年、この生地が織らなく(織れなく)なるまで残り2〜3ヶ月という時(去年の初め)に、ある程度の数量を織り溜め(貯め?)ておきました。それが見てる間に無くなくなり、残り4反です。


IMG_9449.jpg
(コートとして仕立てました。⇒Instagramから

以前であれば、何かの事情で織れなくなってしまっても(それはそれで悲しいですが)新しい物作りでなんとか穴埋め、これができました。

それが、今では簡単に出来なくなっています。言ってみれば無くれば、途方に暮れる・・・。下手をすれば、その系統のモノが作れなくなってしまう。この織物の代わりも今のところ代案が見つかっていませんので、南蛮七宝文様を使った薄モノが厳しくなります。

先日、着物や帯を展示していると、この三重紗だけでなく、『これはもう織れなったな、とか、これはもう少しで織れなくなる。』というものが気づけば増えてきました。例えば、雲龍錦や秘錦、の様にどこか尖ったモノづくりをすると、何かの拍子でこういった織れない自体に陥る可能性は高いです(職人さんも少ないので)。織物によっては柄を沢山作っていますので、それが織れなくなる、救済策として他の織物に転用したり・・・。できないことはありませんが、それはそれで面白いモノになる可能性もありますが、同じものではありません。

次、次と新しいものを用意するのは大事ですが、続けていける環境を整えることもさらに大事です。面白いと思って頂けるモノが無くならないように、取り組んでいく必要があります。

それにしても、この織物のちょうどいい透け感が無くなってしまうのは、本当に悲しい。。。無くなることが決まった頃にも、同じようなことを書きましたが、また同じことが無いように、モノづくりに取り組んでいきたいです。

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