2022年11月 5日 13:53

白総紗/千鳥 #1

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『千鳥/白総紗』の新しい仕上がり

白総紗は、総紗縫を着物の白生地に見立てたモノづくり(帯づくり)。
緯糸には、箔を使わず白糸の濃淡で織り上げています。

以前の一本目の帯はこちら
 → https://www.kyo-tonami.com/godaime2/2022/07/post-531.html

100%白生地として扱ってしまうと=染めに重心を掛けすぎると、染め帯になってしまう。
染めの要素を無くすと、折角の可能性を無くしてしまう。

そのため、その両者の間でバランスを保ちながら、全体のクオリティを上げて行っています。

この千鳥帯がその第3、4弾になります。
今回は、新しく縫取り(白の濃い部分)を入れて柄を上げています。

この帯へ染めの工夫を入れながら(絞り、それも何種類か、または・・・)、地に変化をつける。
それができれば、さらに縫取り部分と合わさって、もう一段奥行きを付けることができます。

まだまだ具体的なイメージは出てきていませんが、かなり色数を使うもの。
また濃淡で作り込むモノなど。
織りだけ染めだけではできないモノづくりができそうで、結構期待しています。

いずれ、何かで作りたいと思っていた、デザインもありますし。
(しかも、このモノづくりで良い意味で使えそうな感じ)

帯の意匠へしていきたいと思っています。
また、このモノづくりは報告できると思います。

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