2021年6月11日 20:30

モノづくりの反省

モノを作っていて、当たり前ですが全部が全部上手くいくことはありません。
しかも新しいと思われることは『(これって)なに作ってるんですか(ちょっと冷たい目線を感じる)?』
と言われています(苦笑)。結構な頻度です。

IMG_3388.jpeg

残念ながら、ほとんどの場合、上手くかどうかは、やってみないと分かりません。
どちらも同じ様に、最高のイメージを思い浮かべています。

帯でいうと・・・
こんなデザインの図案で、こういう織でしたいから、こんな紋をつくる。
お客さんに見せると、かなりビックリされ、良い反応が返ってくる。
そして、こんな着姿を着飾る。

失敗に終わると妄想ですが、つくっている段階では、上手い失敗も主観部分はそう変わりません。

ただ、失敗に終わるモノづくりの場合、気づくかどうか置いておいて
いろんな段階で想定と違うことが起きています。

 ①思っていたのと、違うデザインや上げ方に仕上がっている。
 ②良い上がりだったとしても、お客さんのニーズとちがう。
 ③ニーズに合致しても、お手持ちの着物と合わないから、出番がない。などなど

成功と言えるには、やらないと分からない。
越えなくては行けない、ハードルが沢山あります。

しかも、上手く行った時は、
『なんで、このモノづくりが上手く行ったのか?』という検証はあまりしません。
そのため、毎回このハードルは低くなることがない(笑)。

書いていて、良い反省ができそうです(苦笑)。

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