年初のモノづくりをより前へ
今年の1月、帯に織り込む糸の種類を変えながら試し織りを行っていました。
⇒https://www.kyo-tonami.com/godaime2/2020/01/post-378.html
これが形になったのが南蛮七宝の八寸名古屋帯です。
ここでは、唐紙の素材感を織りで表現するために、幾つかの糸を組み合わせています。
⇒https://www.senpukuya.jp/products/detail.php?product_id=3786
白と黒の糸で南蛮七宝文様を織り上げました。
とは言っても織物ですので、白と黒の両方の色がお互いを干渉し合います。そこへ通常の絹糸とは異なる素材の陰影、質感が加わることで、織物の味というか、いい意味のムラが生じます。
ここのところは計算できず、予想を上回ることもあれば、ボツの場合(いまのところ、5:5くらいの割合。)も。ですので、ある程度の予測を元に選んだ色糸で、織るしかありませんし、あとは経験です。
そして、この時の試験を元に再構成しているのが、この試験織。
今度は九寸名古屋になります。
今度は、前回の様にボリュームを持たせた質感よりも、ムラ。それも綺麗で平面的なムラを狙っています。そのため、上記三色に見える生地は素材と色を分けて配色。配色による織り地紋のチェックと、素材変化(壁糸・紬糸・通常糸)によるものと、2種類の軸でチェックしています。
柄自体、大人しい草花柄。目立ちすぎて、柄の邪魔をしないように、それでいて無地になって表情が無くならないように。ある意味、この帯の出来を左右するところですので、柄よりも地部分に時間を使っています。
絶妙な着地をするまで、試験を繰り返す予定です。
-
2022年5月 6日 21:00
『帯を持つこと』これを形にしようと模索中今回のGW休みは2、6日が出勤日。カレンダー通りです。業界全… -
2022年5月 2日 21:00
相性の良さ制作を依頼していた着物が今日上がってきました。むつろさんとコ… -
2022年4月23日 21:00
一反目、完成『天平大雲』襦袢先日、紹介していた天平大雲の襦袢、まず一反目完成です。 →h… -
2022年4月19日 21:00
塵よけの新作完成これからの時期、とても大事な塵よけ。 新作が上がってきました… -
2022年4月15日 21:00
天平大雲の洗える襦袢、制作中南蛮七宝、双葉葵、雀形七宝、CandyCircus2柄につづ…
- 2022年5月 (2)
- 2022年4月 (7)
- 2022年3月 (8)
- 2022年2月 (3)
- 2022年1月 (4)
- 2021年12月 (5)
- 2021年11月 (7)
- 2021年10月 (8)
- 2021年9月 (6)
- 2021年8月 (4)
- 2021年7月 (6)
- 2021年6月 (13)
- 2021年5月 (5)
- 2021年4月 (6)
- 2021年3月 (7)
- 2021年2月 (6)
- 2021年1月 (7)
- 2020年12月 (5)
- 2020年11月 (11)
- 2020年10月 (7)
- 2020年9月 (7)
- 2020年8月 (6)
- 2020年7月 (4)
- 2020年6月 (5)
- 2020年5月 (4)
- 2020年4月 (6)
- 2020年3月 (6)
- 2020年2月 (4)
- 2020年1月 (7)
- 2019年12月 (8)
- 2019年11月 (8)
- 2019年10月 (6)
- 2019年9月 (9)
- 2019年8月 (6)
- 2019年7月 (10)
- 2019年6月 (6)
- 2019年5月 (7)
- 2019年4月 (9)
- 2019年3月 (7)
- 2019年2月 (7)
- 2019年1月 (9)
- 2018年12月 (10)
- 2018年11月 (11)
- 2018年10月 (11)
- 2018年9月 (9)
- 2018年8月 (9)
- 2018年7月 (7)
- 2018年6月 (8)
- 2018年5月 (10)
- 2018年4月 (11)
- 2018年3月 (11)
- 2018年2月 (13)
- 2018年1月 (12)
- 2017年12月 (14)
- 2017年11月 (17)
- 2017年10月 (15)
- 2017年9月 (22)
- 2017年8月 (24)
- 2017年7月 (27)
- 2017年6月 (25)
- 2017年5月 (29)
- 2017年4月 (9)
- 2017年3月 (11)
- 2017年2月 (10)
- 2017年1月 (13)