2020年2月 2日 21:30

夏しぼ 成長中

夏の着物が世間からみるみる減っています。

『夏に着物の着ないから・・・。』と言われる方も少なくないので、
需要が少なく、生産も減少が大きな理由の一つだと思います。

ただ、夏物を着てみると意外に過ごしやすく、周囲からの反応も良いことが多いため、
そのまま夏着物にハマられる方も多いです。

ある程度の着物ベテランの方でも、
『去年から夏着物デビューしました。』そんな声もよく聞きます。

着物人口から夏着物が好きな方の割合がどれくらいなのか、分かりませんが、
今の生産量からすると、良いものは圧倒的に少ないです。
せっかく夏着物が好きになられても、
『これだったら、着てお出かけしたくない。』
そう言われかねないのが現状かもしれません。

となみ織物の場合も、夏の着物を制作をしています。
というより、うちの場合は夏物に多くの引き合いを頂くため、
御召や大島をはじめ、帯を元にデザインした染物など年を経るごとにドンドン多様化。
さらに、制作数も増えています。

帯も新しいモノづくりが進んでいて、いまは総紗縫・上品綟を大きな中心に制作。
そこへ、もう一つ加えれるかもしれないのが、『夏しぼ』。

一番、新しく上がっているのは、この柄。
縞経を利用した大きなうねりのあるデザインです。

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今までも何度かご紹介していても、足踏み状態。
なかなか進んでいませんでしたが、ようやく
順調に成長しはじめました。

まだまだ大きな中心にある総紗縫等とは比較になりませんが、
この帯が出来たことで、これからがますます楽しみなモノづくりです。

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