2019年12月25日 09:30

年越しさせないと思っているモノ作り/夏しぼ(材料揃う Take7)

年末までに、たまりきった書類処理に追われている(苦笑)近頃です。
これだけは、年越しさせないと思っているモノ作り。
改めて試験織が出揃いました。
(織巾の諸事情から、完成!と思った前回のTake6から、後退していました。)

IMG_3336.jpeg
『夏しぼ:試験織』

同柄をつかって糸の種類(太細、撚り方など)・箔使い・意匠図の修正など、角度を変え試しています。
ここで試行錯誤して織組織を固めておくと、今から作るであろうシリーズの可能性を見極めることができます。

今回は、制作途中から漠然とした着姿が頭に浮かんでいます。
その着姿のお太鼓を通り抜ける、フワッとした光の加減(織物の透け感)。
『この、何となくぼんやりしたイメージに近づけよう。』 とあれこれ試し、透け感をチェックしています。

作りたいイメージの周辺を固める検討材料は出揃ったので、あと一つなにか加えれれば・・・。
今の状況は、そんな感じです。
今日、奇跡がおきて、クリスマスに形が完成した帯と言いたいですが・・・(苦笑)。
どうなるでしょうね。

いつもモノづくりしながら、頭のどこかにあることですが、
素敵な着姿の顔になり、 職人さんにはずっと織り続けてもらえる様な帯。
仕事納めまで、まだありますので進めていきます。

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