2017年12月21日 22:20

懐紙入れについての打ち合わせ

となみ帯の入門編として制作し始めた『懐紙入れ』。
最初は本当の端切れを使い、見本程度に作っていたモノが
今は『仙福屋の懐紙入れ』として、最近とても人気です。


制作する傾向としては、
昔の意匠のように帯らしいモノ(柄が重い)を使って、
懐紙入れを制作すると、和に偏り過ぎて、少し古臭いのかな、
と、ここ最近はシンプルな文様、デザインが中心でした。

ただ、先日来られたお客様は、
『ガッツリ重くても大丈夫。むしろそちらの方が良い。』

L1007149.jpg
(こんな雰囲気が重めのカテゴリに入ると思います。)
と言われています。

仙福屋の懐紙入れをこよなく好きでいてくれる方からですので、
もう一度、その意見を取り入れて、新しく(古典モノも)作ろうと思います。

同時に縫製や風合いの話も出ていましたが、
それに関しては、絶賛を頂きました。

その予備知識として、さらにお伝えしたことは・・・。
懐紙入れのサイズを縦・横・厚み何センチ何ミリ、ピシッと揃えることも出来る。
細かなシワを伸ばして、スッキリ綺麗にすることも出来る。

ただ、そのためには、帯地に樹脂等の加工をする。
また見た目を綺麗にするためには、上から熱とプレスを掛ける。
ことが必要になってきます。

でも仙福屋ではそれをせずに、帯地(絹)の風合いをそのまま残すために、
できる限り何もせずに、そのまま、裁断縫製をすることを大事にしています。
また、帯柄の意匠によっては、一番柄の良い所を見せたいがために、
何ミリかのサイズの大小が付きます。

パッと見た目を綺麗にすることは、もちろん大事で、
いつもその部分の試行錯誤はしています。
ただし、風合いや色を犠牲にするのであれば、やはりそこは遠慮すべき部分。

色やデザインの美しさ、質感、プロダクト的な規格、
その中で少し偏ったバランスを取りながら、
これからも、モノづくりをすることになると思います。

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