2017年7月 4日 17:21

超レアな着物、夏りんぐ。

今日、上がってきた着物、『りんぐ大島紬』。


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世間のサラッとした大島紬とは手触り違って、独特のの風合いの着物です。文章での説明が難しいので、ぜひ一度未体験の方は触って頂きたい織物の一つです。ちなみに、このりんぐ大島、製織の際には『りんぐ糸』を織り込んでいくのが、特徴。昔は少しだけ他でも織られていたそうですが、今、この織物を手機で織っているところは、ほとんど見当たりませんし、沢山織ろうとも思っていません。できる限り、長く職人さんに仕事を出し続けて、いいモノづくりしてもらいたい、そんな気持ちで続けているモノづくりです。

ただ、気をつけなければ行けないのが、この業界での織物潰し。コツコツと織り続けていたのが、ある日突然、他社が類似品を大量生産、その商品自体を潰してしまうことです。良いものが安価になるのは良いことかもしれませんが、品質が?なモノが大量に出回ることで、ずっとその織物を続けていた職人が織り慣れてきたモノを織れなくなることもあります。お客さんからも品質のイマイチなモノを見て『こんなものか・・・。』そうなってしまうことは非常に残念です。このりんぐ大島ではそうならないように、大切にしていきたいです。

現状、となみ織物ではこのりんぐ大島を継続的に、数名の職人さんに織り続けてもらっています。上がってくる反物の数としては、月に多くない方の数反のみ。ほんの僅かです。

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『夏りんぐ大島』

またその中でも、さらに上がってこないのが、今回の『夏りんぐ大島』。先月は薄地が一反だけ上がってきましたが、まだ初旬ですが、今月分はこの一反で終わり・・・(苦笑)。くらいの量です(来週現地で見てきます。)。ただし、良くこの織物を理解された職人さんが、技術を持って制作されるので、仕上がりは言うことなしです。宝物にしてもらえる着物です。


機屋としては、今回の反物にはコーディネートとして、反対色の白っぽい総紗縫か、ちょっと色の効いた上品綟を合わせてみたいです。手元からは直ぐに無くなりますので、早く合わせて見たいと思っています。


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