2017年6月 8日 21:30

大島とわたし(笑)?

今日は、先日行った鹿児島と都城で仕入れた大島を触って、それに合わせる帯や小物を準備したり、その他諸々していました。来て頂いた数件のお客さんも、その流れで一緒に見てもらいつつ、帯話から大島紬へ、また帯に戻ってくる、そんな感じで色々と話をさせてもらっていました。

L1003046.jpg
例えば、『作楽/上品綟』の『二つの月』を合わせてみたり。。。
以前、Facebook上で『袖を通した時に大島の魅力に取り憑かれ』たというコメントを頂きましたが、同じく自分もホントに今更ながら、今まで大島紬にハマらなかった最後の部分も含めて、全域に渡って、ハマり始めている様です(笑)。ちなみに、今までドップリとハマっていたのは、自社で制作しているモノづくり、りんぐ大島や草木染、南蛮七宝文様等です。
当初、大島紬を扱って行くには、マイナスばかりでした。それは、となみ織物は帯屋ですので、そもそも着物自体が取っ付きにくい(笑)、さらにぱっと見、業界人でも本当の凄さが、分かりにくい大島紬。さらにさらに、少し昔に大島の産地の方から言われた、『となみさんの帯は大島と合わせにくいだろ?』。日々、そんなイメージが増幅されていく(苦笑)。でしたが、今考えてみると笑い話ばかりですが、今では、それら全部ウソだったみたいに、綺麗にクリアになって、さらに自分もハマる(笑)。最近では常に『仙福屋の御召』と一緒に並べるようになっています。
社内での扱いも、おそらく日本中にひしめく着物の中で、ちょっと特別な地位を占めています。そんな訳で、今日、見ていた大島はちょっと特別なモノばかりでしたので、皆さんに喜んでもらえたと思います。今月中くらいは、ショールームに置いておいて、来られる方に、まず、となみ帯との相性の良さの布教活動をしていきたいです。

<<前の記事   次の記事>>

検索

LINE@はじめました
友だち追加

最近の投稿

五代目日記 一冊目