2017年5月 8日 22:20

今からなのに今年は終わりに近づいている様な話。

帯で注文を頂いてから二週間から一ヶ月(時期とモノに大きく左右されます。)、着物はもう少し掛かって、草履の場合も、だいたい30日から40日。単なる『仕立て』『制作』としての作業時間はそれほどまで掛らなくても、いろいろな状況があって、買ってから納品までのトータル期間は、それなりの時間が掛かります。

とすると、一番必要なその季節が来てから注文を出すのでは遅い。
でも、ある季節がこないと、イメージも湧かないし、必要性も感じ難い。結構、きものにとってそれは悩ましいことです。

分かりやすい例でよく出てくるのが、『防寒草履』。雪の影も形も無いような時期に(たとえば10月とか)、使い時期を考えて、2ヶ月くらい前から防寒草履を注文するのは、気が早い様な、その期間、他の欲しいものが買えそうな、なにか勿体無いような気もしないではないです。また防寒草履ほどはなくても、真夏の着物もちょうど今の時期(5月)に注文をするのは、ちょっと早いかなぁ、と思ってしまいますが、仕立てや商品の品揃えを考えると、ベストは今の時期なので、それに少し似ています。(さらに季節先取りとか考えると、いつ・・・笑)

それで今日のタイトルのモノは『ペーパーヤーンの草履』です(ちょうど今日、話題にも出ていましたので)。非常に丈夫な洋紙を組み、天部分に使った草履。11月まで履けますが、一番味わって頂きたいのは、夏と単衣の頃。この素材を作るのに時間とロットが掛るため、今年は早くも、終わりの時期に差し掛かっています(例年では、今までの時期が濃い色に注文が集まり、これからは薄色へ移り変わります)

スクリーンショット 2017-05-08 21.34.54.png
 『濃い地色の台』→https://goo.gl/hdmPYK

つい最近、暖かく(暑く)なりはじめた京都なのに、スタッフには『濃い地色のペーパーヤーン台は、今年そろそろ終わりになりそう・・・。』と伝えなければ行けません。

皆さんが『ほしい!』とか『必要!』と思われた頃には、別注としては終わっている。
このあたりも、やはり勝手が良くないので、出来る限り、今後改善していきたいところですね。着物らしいといえば着物らしい所なのですが・・・。私は未だにこの季節感の先取りには慣れていません(苦笑)。

ちなみに、このペーパーヤーン草履ももちろん、真綿入りです。
もう一つ、最近は防寒草履→防寒雨草履として、梅雨の時期に結構活躍しているようです。

スクリーンショット 2017-05-08 21.36.16.png
『薄地台』→https://goo.gl/CWqSXK

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