2017年1月 7日 20:30

モノづくりのテンションを上げてくれた、超スペシャルな大島紬。

この五代目日記では、
自社が関わったモノ以外(もしかして自分が関わったもの以外かも 苦笑)は、
あまり紹介しませんが、今回は例外。もの凄い大島紬が入ってきました。

うちは西陣のメーカーですので、全く大島紬と縁の無いスタッフもいます。
また帯は作ることが専門で、着物を着ることは殆どない。
そんなスタッフ・職人さんも意外に多いです。

ですが、モノづくりをするためには、一つ一つの作業を突き詰める、拘ること、
アンテナを張っていることを日々意識することに、関しては絶対に必要です。

一応、その立場から普段いますので、
この着物を見た時(正しくは箱を開ける前から)から伝わってくるオーラは凄かったです。
技法等の説明がなくても『えっなにこれ・・・。』となって、周りにも人が集まりました。

大変失礼になりそうですが、この着物の説明を簡潔に書いてしまうと、・・・。
まず大きく、この着物は12マルキです。

また、制作時には目破りで20数色の色を挿し、
さらに、流水に見える様に、一つ一つの絣を黒い染料で潰して行く・・・。
と気の遠くなる手作業は完成まで、ほぼ一年掛けてなされたました。

それだけ一枚の着物に、気持ちが込められて制作されたものになります。

IMG_4813.jpg
『大島紬絵羽訪問着・12マルキ/恵織物』

着物はファッションだから、どれだけ拘っていたとしても、着姿が一番大事。
それも重々分かりますが、ここまで作り込まれたモノを纏える、
これほど凄くて、幸せなことはないと思います(こんな表現しかできず、すみません。)。

さらにさらに、実際に制作されたのは、この一枚のみ。
また、もう二度とコスト的にも技術的にも作れないとのことです。
出来る限り、風合いを感じて、柄や色はしっかりと目に焼き付けて、
記憶に残しておきたいと思いました。

帯屋としては、ここにどんな帯を合わせるのか?
『着姿の顔』である帯が着物に負けて、
主役を譲らないような帯づくりをしたくなります(お陰でテンションは上がりました。)

さあ。帯づくり、頑張ろう〜。

腕の良い職人さんが減ってしまった今の時代には、良い物を見ることが難しです。
自分の勉強にもなり、皆さんに見てもらいたい気持ちもありますので、
時々紹介していくのも、良いのかもしれませんね。

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