となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「総紗縫」と一致するもの

2012年07月23日

さらに総紗縫の配色。

 

先週の週末に続き、総紗縫の少し行き過ぎたものが、

もう一つ上がってきました。

 

黒の箔と地緯という、ベースの部分の糸、さらに上に載る糸の組み合わせの

チェックです。

 

上手くいくと、また総紗縫のモノづくりできる幅が大きく広がります。

但し、帯としてみると、結構強烈なインパクトがありますね。

 

IMGP8715.jpg

 

ただ、先週末と同じく、このままの配色の『ファン』、

それもかなり熱烈な意見も社内にあります。

 

 

ちなみに、裏を向けるとこんな色を使っている、というのがよく判ります。

IMGP8738.jpg

 

 

もし、この中から一つ帯にするとして、

上に一色載せる色を選ぶとしたら、とても難しい選択になりそうです

(帯になった図が想像しにくいので・・・)

 

みなさんなら、どの配色を選びますか?

 

もしかして、織るかもしれませんので、

その時はお楽しみに!

 

 

 

2012年07月20日

やり過ぎ総紗縫。

 

少し前から取り組んでいるのが、

自分なりの総紗縫を作ろうと、四苦八苦しているというのモノです。

漠然としていて、最終のイメージしかありません。

 

こういう時は大概、失敗、失敗、失敗、しばらく放置、思い出して試験、

⇒成功!

 

となることが多いのですが、今回もその道を通っています。

 

IMG_6240.jpg

 

落ち着きどころを通り越して、行き過ぎました。

 

地紋なんかは、とても良い感じで上手く行った感がありますが、

間違いなく、上の三日月で、総紗縫らしさは吹っ飛んでいきました。

(入れる緯の太さ、色の選択ミスです)

 

こういう失敗も、たまには笑い話で、

『ほら、前織って失敗した激しい月の目出し。』ということで、

記憶には定着していきます。

 

ただ、この目出しも、もう少し修正すれば、

とても良い帯になる素質を感じます。

 

今まではこういう所から、『名作の柄』が出てくることがあるので、

今後この柄に注目してみて下さい。

 

実際に『私好きだから、一本織りたいのですが・・・』

という声も聞かれましたよ。

 

2012年07月17日

薔薇と薔薇。

 

総紗縫の中でも目立った人気の『薔薇柄』。

さまざまな小物にも、この柄を使い製作していますが、

一つ作りたかったのが、この『帯留め』。

 

薔薇に薔薇です。

 

IMGP8357.jpg

総紗縫/薔薇横段』

 

 

 

 

IMGP8362.jpg

 

色目は、細かく色々と注文を付けましたが、

形は思っていた以上に、手が込んでいて、正に『薔薇』なっています。

 

三分紐には、帯と合わせた時に、少し落ちついたように見えるものと、

合わせると、この薔薇、とても活き活きしてくれそうです。

 

 

この薔薇柄は、さまざまな小物のデザインに使われていますが、

小さいものから、大きいものまで、何処に入ってもシックリとくる、

とてもイイ柄ですね。

 

 

 

 

10590.jpg   11245.jpg

 『仙福屋の懐紙挾み』                                                                             『総紗縫の日傘

2012年07月06日

綟りの角帯。

 

自分の作る帯がどれだけ結びやすいのか、を確かめるためと、

趣味であまり世間に角帯を作る。

 

というところから製作し始めた、角帯。

 

今回は、綟りの帯を使って作ってみました。

 

『仙福屋の角帯/綟り編』

IMGP8326.jpg

『上:紗楽、下:総紗縫(大場松魚の世界)』

 

 

IMGP8321.jpg

『上:総紗縫/作楽、下:総紗縫』

 

IMGP8316.jpg

『上:上品綟、下:総紗縫』

 

と、自分では全部結びたいのですが、あまり持っていない、

三枚の写真の一番下の下。白地の帯を結ぼうと思っています。

 

自分ところの織った帯がどのように結びやすくて、どのように見えるか、

というのも、もちろん興味がありますが、スタッフがこの帯を見て、

自分でお金を出して買って、この角帯を結びたい、と行ってくれるのが、

とても嬉しいことです。

 

モノづくりしているメーカーとして、

自分たちが作ったものを自分で使いたい!と思うことは、

当たり前だと思っていますが、意外にそうでもなかったりするのが、

悲しいですがこの業界です。

 

やはり自分が使って周りに自慢したい、とか、

自分の周りの人に結んで欲しい。

という感情はモノづくりする上で、とても大事だと思います。

 

 

 

2012年07月05日

完全には新しくないモノづくり。

 

まだできるかどうか、わからない織物です。

 

IMG_5769.jpg

 

ベースは総紗縫。

ただし、素材の使い方を随分と変えましたので、

現在戸惑い中です。

 

ある意味完成された『総紗縫』というところから、少しジャンプして、

違うものを作ろう、という試みです。

 

今回の目標、着地地点は、『え、これって総紗縫ですよね?』

という、全く違うものでもない、でも知っているのとは違う、

微妙な総紗縫です。

 

いくつか進行しているモノづくりがありますが、

『完全には新しくない』という、一番微妙な目標なので、

とても面白いモノづくりをしています。

 

なぜ、こんなもの作りをしているかは、また完成した時にでも・・・。

タグ:

2012年07月04日

撮影をしていました。

 

夏らしい小物が出来上がってきたので、

会社前で撮影していました。

ずーっと天気が悪く、雨でしたので、やっとです・・・。

(雨草履を撮っていれば良かったかな?)

 

IMGP8237.jpg

総紗縫の日傘』×『総紗縫(たいれつ金魚)』に合わせています。

 

帯の薄地と日傘の鳩羽が、同色ではない分、変化が出て、

後から写真で見ると、面白い効果になっています。

 

ちなみに、この金魚の帯を製作したのは、少し前ですが、

現在は、織るのを止めて、ほとんど廃盤状態です。

製作した際に、印象が強く、とても好きな帯ですので、

久々に見れて、嬉しいです。

 

 

 

そうそう、総紗縫の帯は限定〜本とはしていませんが、

どれだけの人気柄であろうと、程度の数を織ると、そこで織るのを止めています。

元のイメージと大きく変わるように、黒⇒白みたいな配色変更はして、

織ることはありますが、それもせず全く織らなくなって、

上記の金魚みたいに、廃盤状態になってしまうモノも少なくないです。

 

これはお客様のためというのと、

どんどん新しいモノづくりをして行こう、

という決意表明みたいなものでもあります。

 

 

もう一つは、この『塵除けショール

IMGP8274.jpg

 

次回メルマガ時には、

新しく染め上がってきたものも『仙福屋』UPできる予定です。

在庫表記を見てもらうと判るように、入荷しては、いつの間にか売れてしまう、

夏の隠れた人気商品です。

 

余裕で帯が隠れてしまう広幅の紗生地(絹)を使いますが、

全体を吊るして、刷毛で柄をのせていくので、一つも同じ物が無い、

というちょっと面白いものです。

 

染も染めながら、生地も広幅で随分特殊なモノなので、

色はこうで、柄の感じはこんなのと言っても、

全然、上がってこないモノの一つです。

 

 

と、夏に使いたい小物を中心に撮影していましたが、

会社前といえども、この時期に着物を着ている人が珍しいのか、

金魚の縦に並んだ帯が珍しいのか?

皆さん、楽しいそうにこちらを見ながら通っていかれました。

 


 

 

タグ: , , ,

2012年06月30日

バームクーヘン・黒。

 

今日は土曜なので、相変わらず会社周りはとても静かです。

今までに配色をしていたモノが少し上がってきて、

まずは全体で帯一本を見ていきます。

 

IMGP8204.jpg

『バームクーヘン・黒』

 

このバームクーヘン柄は何色か織りましたが、この色目が一番、

バームクーヘンらしくなく、帯の柄にみえます。

 

お太鼓にしても、迫力もあって、

IMGP8210.jpg

 

想定していた裏地とは思えない、面白さがあります。

 

濃い地にすることで、少々右に寄った◯が一層際立って、

吸い込まれそうになる、危険なバームクーヘンになっています。

 

表地にしても良いような気もしますし、織組織を変えて。

総紗縫でも作ろうかな?思案中です。

 

 

他にも、午前中は少し時間もあったので、総紗縫で作った羽織紐も、

一度撮影のため、撮ってみました。

 

IMGP8213.jpg

 

帯が白地ですので、房の赤がポイントになって、

とても良い色映えがしていますね〜。

 

 

 

 

 

 

2012年06月29日

夏らしくなっていく京都。

 

今日の京都は夏到来です。

IMG_5687.jpg

 

夕方でもこんな感じの空。。

 

今日は、夏らしいものや小物など上がって来ました。

 

まずは会社玄関正面のカラー。

最近、帯にも多くモチーフになっていて、

これが『カラーか〜』と帯から実物に興味を持つスタッフもいて、

しげしげと見ていました。

 

IMGP8168.jpg

 

白、緑の元気な色を見ると、夏を感じさせます。

 

それと、『総紗縫の日傘』。

今回は、いつもと少し趣向を変えたものが上がってきています。

 

IMGP8186.jpg

総紗縫/雪輪』

 

この帯は正反が僅かにしか織れませんでしたが(数本のみで残りはキズ)、

日傘にしても、なかなか大胆で清涼感があり、面白く仕上がりました。

 

IMGP8181.jpg

総紗縫/猫』

 

こちらは柄の配置を凝って、様々考えた結果、

最終的に外は無地、中に猫と変化を付けてみました。

猫がクルクルと回っているみたいで、可愛くなったと思います。

 

と、まだ梅雨は明けていない京都ですが、

一気に夏らしくなって来ました。。。

 

 

 

 

 

 

2012年06月28日

総紗縫『彩』と白大島

 

これもまた結ぶと何倍も素敵になる帯です。

 

IMGP8157.jpg

『総紗縫/彩 × 白大島』

 

糸菊の大部分は『箔』で織り、全体像を作っています(静かな影部分)。

反対に中心部分には糸を入れ、ボリュームを出して、広がりを付けています。

(動きの部分)

 

丸巻きの状態では感じられなかった、ホワ〜っとした動きが、

横段と相まって、動静のある面白い柄になっています。

 

 

IMGP8146.jpg

 

このコーディネートの場合、お腹部分には静かな部分がメインに出ていますので、

色の付いたモレッティの帯留めで、アクセントを付けています。

 

自分で製作したものではありませんが、シンプルかつ練った糸使いは、

とても学ぶところの多い帯になっています。

2012年06月15日

総紗縫色から脱出。

 

総紗縫は冬でも結べるので、それに合わせた色を作ります。

ただ、モノづくりをしていて、上手く行ったと思っていると、

どうしても同じ所から動きたくないものです。

 

たとえば、配色でも。

定番の黒・モカ・鳩羽・白・グレーがありますが、

総紗縫の組織では、上の色すべてで、それぞれの良い特徴が出せ、

柄も上手くいきます。

 

そうすると、なかなか全く離れたところへは、飛び出しにくいです。

 

が・・・。

試すことは、最近はじめました。

 

たとえば、『赤』。

赤系ではなくて、『赤』を緯糸に通して配色しています。

そして、その右横は『紫』、左横は『緑』。

 

IMG_5454.jpg

 

経糸が濃い系色なので、短い目出しだと、そこまで違和感は感じませんが、

一本まるごとこの配色で織ると、おそらく『・・・』と言葉がでなくなるかも、

しれません。

 

この他にも、試していますが、

定番の色目に匹敵するようになるには、箔も新素材・新色を創りだすか、

相性の特別にいい柄を探すか、なにかしないと、一過性で終わりそうです。

 

まず、世の中に出せるように、がんばります〜。

 

 

 

 

2012年06月08日

ちょっとレアな総紗縫(名古屋帯)

 

ただいま、総紗縫を使い、帯地の『裏』を製作しています。

 例えば⇒この裏

とっても贅沢なのですが、結ぶと具合が良いので使っています。

 

今製作しているものは、一度織り上げて、上から染をかけています。

織り上げるときにも、無地ではなくて柄を織り、色を入れているので、

普通の帯と変わるところはありませんし、実際そのまま結べます。

 

その生地を出してこようと、何本か持って来ると、

そのうちの2本、上から染を掛けると困ってしまう帯が出てきました。

 

あまり紹介していないので、ちょっとレアな総紗縫です。

 

IMGP8059.jpg

『総紗縫名古屋帯/サイコロ』

 

IMGP8061.jpg

『総紗縫名古屋帯/夢二かまきり』

 

生産自体あまり行なっていないモノなので、自分でも久々に見た帯です。

 

総紗縫は今までも、袋帯や、名古屋帯、半巾、小袋、裏地、など帯だけでも、

かなり製作してきました。

 

これほどの幅を持った、こんな織物は他にはありませんし、

本当に頭が上がりません。。。

 

大事にしたいと思います。

 

2012年06月05日

夏の装いに一つ+

 

この時期になると

どうしても紹介しておきたいものが幾つかあります。

 

その中の一つ。

瑞玉(みずたま)』

 

イタリアの硝子を使い、高温で製作(これは日本)した、

帯留めです。高い透明感と発色等に特色があって、

高い技術を持っている職人さんだと、色々な造作ができます。

(今までも、トランペットやサックスなどなど作りました。)

 

これらは、『モレッティ』シリーズ。

 

11204.jpg 11116s_01.jpg

 

11117s_01.jpg 11205.jpg

 

 

今回は、これらとは違って、本当に小さくシンプルな『瑞玉』を

新作の三分紐と合わせてみました(オリジナル真田紐)。

 

IMG_5319.jpg IMG_5315.jpg

 

細めの紐に小さ目の玉なので、

無地っぽい柄の総紗縫にコーディネートすれば、

控えめな所もピッタリな様子です。

 

夏にしかできない、涼し気な装いはコーディネートを考えるだけでも、

楽しいですね〜。

 

 

 

2012年05月28日

美しいキモノ 12'夏

 

まだ、週が明けても声が出にくく、

風邪がなかなか抜けない状態の月曜日です。

 

これを紹介するのを忘れているよ〜、

というお言葉いただきました。

 

夏物の新作発表です。

 

上品綟2.jpg

『上品綟(&総紗縫)』()がつく理由は・・・。

 

プレ段階のモノですので、実際に掲載されているものとは、

タイトル、文言、少し色目も異なっていて、比較するのも面白い、と思います。

 

詳細は、次回メルマガ等で見て頂くとして、一番影に隠れていそうな帯の

コーディネート例を紹介しておきますね。

 

IMG_4964.jpg

 

となみ織物の作る新しい織りの夏物です。


 

 

 

 

 

 

51MnJUrVWhL._SL500_AA300_.jpg

   →美しいきもの『夏』

タグ: ,

2012年04月29日

京都に帰ってくると、緑一色。

 

新潟から帰ってくると、京都は一足早く夏のような気候です。

 

IMG_4686.jpg

今日の御池通り

 

朝に一時間くらい散歩して、緑を見ていると、

『配色もこうなりそうだなぁ』と思いながら見上げていました。

 

 

ただ、今考えているのは、新潟滞在中にメールで飛んできた、

この帯の配色変えです。ちょっと周りの色目とは離れているので、

今日は、しばらく落ち着いて配色を考えます〜。

 

IMGP7445.jpg

『総紗縫/作楽』

 

 

2012年04月28日

砂糖鳥のその後・・・。

 

今日も新潟です。

 

以前、

製作した『若冲の世界/砂糖鳥』の帯留めをコーディネートされていたので、

写真を撮らせてもらいました。

 

IMGP7514.jpg

『大島紬×真綿紬×砂糖鳥』

 

こういう帯留めは一品物なので、一度手を離れてしまった後、

こうやって帯と合わさって、会えるととても嬉しいです。

 

帯の緑とあって、いきいきとしていました。

 

 

また、レアの総紗縫とも遭遇できたり、となかなか充実した

出張です。

IMGP7517.jpg

『総紗縫×仙福屋の御召』

 

 

2012年04月27日

白地に載せる濃淡。

 

またまた、総紗縫の登場ですが、

ありそうで、あまり組み合わせることが無い、

色目の新作です。

 

IMGP7457.jpg

 

総紗縫で多いのが、

ポイントとなる利き色を入れて、あとは金銀糸というものが

多いのですが、今回の場合は、真っ白よりも多少グレーを混ぜた色目を

基調(写真では一番左にある花)に濃淡を付けて配色しています(両端)。

 

色目的には、シンプルな変化ですが、地が白地で、しかも真っ白に近いので、

その濃淡が、他の地色で製作する時よりも、違いが出てくるので、

白地にグレーというシンプルな飛び柄なのに、妙なほど色目を感じます。

 

ちょっと今までの総紗になかった感覚なので、人気がでそうな新作です。

2012年04月26日

帯見1

 

今日は新潟にいます。

 

 

そういうこともあって、

今日のモノづくりはお休みです。

 

こういう時には、じっくり商品を眺める時間がとれます。

 

IMGP7462.jpg

 

たとえば、

総紗縫のスワロフスキー。

 

 

IMGP7465.jpg

 

紹巴織の時は自分が製作したので、穴が開くほど見ていましたが、

この総紗縫からは、手を離れたので、ちょっとだけ客観的に見ることが、

できます。

 

 

この柄にスワロフスキーを付けるというのは、おそらくこの柄ではしなかった

だろうし、そういう感覚は、見ているだけで楽しいですね。

 

明後日までここにいる予定なので、京都から急ぎの何かが来ない限り、

帯見しておきます。

 

タグ:

2012年04月25日

紗の新色で。。

 

久々に、『総紗縫』の登場です。

 

昨日、図案家さんが来られ、通りすがり、

帯をチラッと見て

『この柄、もしかして、私の描いたやつ?』。

と聞かれた帯です。

 

IMGP7432.jpg

総紗縫/新色』

 

見られていたのは、一番手前。

 

柄の生みの親でさえ、即答できないほど、アレンジした柄ですが、

総紗縫の場合、配色の具合で随分と印象が変わり、

柄によっては『新柄?』と思ってしまいます。

 

現在、総紗縫は柄数で400はありますが、

たとえば、紋を作らず、1つずつ配色を変えるだけでも、

大幅に種類が増えます。

 

自分では紋作りが好きなので、よっぽどの時にしか同柄別配色を

作りませんが(たとえば南蛮七宝、渦や水仙など)、モノづくり新人には、

この『配色替えのモノづくり』は、とても大事な場になっています。

 

今ある配色を変えるだけ・・・。

例えば、地の色を白⇒黒、と言っても、色を入れるだけ、

というようには行きません。

 

簡単そうに見えて、実はとても奥行きがあって難しい、

ある意味、手軽に味わえる、モノづくりの苦しみです。。。

 

もう少しで、『モノづくりしてみるか?』という時期、

モノづくり新人が登場する頃なので、頑張って欲しいです。

 

 

ちなみに、図案家さんも自分が関わったモノが形になると、

とても嬉しい顔をされて、しばらくその当時の状況を思いだしながら、

柄について語ってもらえます。

 

2012年04月14日

とても天気がよかったので・・・。

 

今日出来上がってきた日傘と一緒に・・・。

 

IMGP7184.jpg

総紗縫の日傘×木花(帯)×大島紬』

 

 

IMGP7165.jpg

 

春なのか?

この柄もとても人気です。

2012年03月31日

無地の選択も

 

総紗縫という織物は、四季を通じて使えて、

好きな柄を両面にして結べる、ちょっとお得な袋帯です。

 

両面を選べる中で、あえて無地を選ぶこともできます。

(総紗縫、2本目以降の方が大多数です。)

 

もちろん、合わせて頂く着物によっても大きく変わりますが、

こんな感覚でお太鼓結びすることができます。

 

IMG_3746.jpg

 

これはこれで、充分役割を果たしていると思いますが、

いかがでしょうか?

 

お腹部分には、帯留めを。。

 

IMG_3747.jpg

 

一応無地なので、裏地専門としていましたが、

全くカッコいい着姿を作れると思います。

 

この無地、使えるんですか?

と聞かれることが多いので、回答の1つとしてみました。

 

 

 

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14  

カテゴリ

バックナンバー

  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介

となみ帯

Facebook

LINE@はじめました
友だち追加

新着記事

五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…

今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…

来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…

2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…

今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…

携帯サイトのご案内

QRコード

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...