となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「総紗縫」と一致するもの

2010年09月13日

京都へ来てもらって…

週末はお客さんが来られ、うちのスタッフともに、
楽しい時間が過ごせました。

一緒に車乗って、食べて、歩く。
13 17 31 18.jpg

時々こういう機会があるので、遠くから来られる方と、
一緒に京都を回りますが、その度に京都の魅力に気付かされます。

13 17 33 08.jpg
その時心の中でいつも、
『まあ、(自分が)勿体ないことしてるなぁ。。』
とつぶやいています。

帯を織る現場(うなぎの寝床も帯も)や西陣の町並み、
祇園など、(祇園は除いて、)いつも見ている風景ですので、
感動は無いのですが、見て驚く方と一緒にいると、
いつもなんて勿体無いんだ、と思わされてしまいます。

13 17 32 31.jpg

慣れているのか、目が曇るというか、見えてないというか、
分かりませんが、今回も同じ思いでした。

明日からはモノづくりに戻りますので、
そこでも同じような気持ちでアンテナを張り直したい、
と思っています。


総紗縫の面白い地紋ができましたので、
まずは明日その辺りから・・・。

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2010年09月09日

京都へ帰ってきて・・・。

昨日、今日の午前中と名古屋城の前にいました。
IMG_1391.jpg

こんな近くで、しかも夜の暗闇の中に浮かんでいる姿を
見るのが初めてだったので、しばらく見とれていました。

ただ、名古屋城→といえば、しゃちほこ、というば、
あ、あの帯!
紗80.jpg
総紗縫:鯱に波』

と、あの帯を思い浮かべてしまうのは、
このシチュエーションが勿体ないですね。。


明日は、9月10日。
へ?、そうなんだ。という話ができるかもしれません。
(予定ですが・・・)

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2010年08月27日

最近の夢二事情(私の)。

お盆/真夏モードもほんの少し薄れ、
段々と、忙しくなってきました。

IMG_1238.jpg
とは言っても、会社の近所はこんな感じです。
頭が詰まると、散歩するのには、とても気持ち良いです。

最近行なっているいくつかのモノづくりの一つ。

『詩情 夢二』があります。
久しぶりに、ここに関わったので、気持ちが新鮮で新しいものが
形になりそうです。

『詩情 夢二』というと以前は、総紗縫を中心に蛍とか、文字列帯『てけれっつのぱ』、
タンポポ等々、最初は『個性的すぎると思うよ。』といわれるモノを作っていました。
 →以前を振り返ると・・・

最近では、そういうものも人気が出て、結構定番になってしまった・・・
という状態です。

そんなこともあって、また違う角度から、柄を再構成し直しています。
テーマは、『ちょっと余裕な空気が漂うもの』という、
自分でも掴み所のないものです。

一柄ずつ出来上がってくると、『確かに、なんとなくそんな感じがする・・・』
と言ってもらえそうな自信はあるのですが、まず上がってきたのが下の写真。

あまり使わないような色目を染めて、微妙な配色と織(少し空けて)とで、
ユラユラと揺れていそうな空気感を出してみました。
IMGP3243.jpg

こんな感じでモノづくりの図案作りを進めています。。

こういう感じが好きな方、楽しみにしていてください。

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2010年08月26日

まず、試作。。

今まで、色々と検討しながら製作していたバッグ。
まあ、ビックリするくらいの意見があります。
例えば、今年でも・・・

それを全部入れると、大きさから形状までの意見が、色々ありますので、
『形』にはなりませんが、ひとつずつ話を聞いて、モノづくりしています。

そのうち、形になった一つが、このトート。
IMGP3270.jpg
総紗縫の縞紗で小物をつくるときれいです。

ほんのシンプルな形で、A4の書類が入って、内のポケットも・・・
とにかく簡単にモノを入れて持ち運びできるもの。

そんな意見を形にしたモノです。

帯を素材と見ると、幅や裏糸に限界がありますが、
その中でものを作るというやり方でなくて、
色目、光沢、品やかさなどを最大限活かしたものを
作ってみました。

まだ、試作なんですが・・・。

結構自信作です。

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2010年08月25日

早朝。 紗にしてみてみました。


寝ている最中に、新しいモノが浮かんだので、
『忘れないうちに!』と色々とまとめています
(これは具体的なイメージ有りなので、すぐに形にできそうです)。
ですので、今日は、久々にこんな時間にPCを開いています。

月曜日と火曜日は東京にいました(昨日夜に帰ってきました)。
今月と来月は、行ったり来たりとなりそうで、
数日空いてしまった日記の更新、こまめにできるように
していきたい思っています。

さてさて、出張中でももちろんモノづくりからは、なかなか離れれない
毎日(幸せなことです)ですが、そう言えば・・・
という帯を作っています。

以前作楽で作っていた音符をモチーフに(というより、そのままかな?)
織で織った帯です。

IMGP30s17.jpg

予想以上というよりも、遥かに反応があって、ビックリしていましたが、
その帯を見られた方から、『その紗が欲しい?!』と言われたので、
考えてみました(総紗縫の今までの記事)。


今織り上がったのは、見本裂ですが、実際には織物の組織が違うので、
かなり触っています。

それがこれです。
IMG_0990.jpg

まだ、微調整が必要ですが、上手く行きそうです。
(雰囲気も面白いです。)

個人的にも会社的にも、もちろん柄を大事にして、次どうするか?
も毎日考えて、モノづくりしているつもりですが、様々な方の意見を
聞くと、まだまだ無限にモノづくりができそうです。。
(この辺、上手くtwitter とか使えばいいのかな?)

聞きすぎると、何を作っていいのか、分からなくなったり、
自分の色がきえたかなぁ?と思うこともありますが、
聞き方にも工夫しながら、まだまだできることは
沢山あるので、頑張っていきたいと思います。

とおもった今日の早朝でした。。

今日は、濃い一日がおくれそうです。。。
それでは、また後ほど・・・

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2010年08月12日

『懐紙挟み』をつかって。。

今日からとなみ織物は16日までお休みを頂いています。
休みということで、色々と普段できないことをすることが
できますので、早速こんなことをやってみました。

IMG_0991.MP4
(新品の懐紙挟みが懐紙を挟むまで)

お遊びなので、軽く楽しんでもらえれば、と思います。

『商品を使って遊ぶのは・・・』、と言われるかなぁ・・・
とも思いましたが、
じっと、懐紙挟みと向きあって、真剣に作りましたので
お許しを。。


10590.jpg

                 『総紗縫;薔薇柄』
『仙福屋の懐紙挟み』の実物は
自動ではなかなか動きませんが・・・。
結構最近では人気ものです。

興味のある方は、仙福屋のShopまでどうぞ。。

 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/384745/599005/list.html

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2010年08月05日

『しゃねこ』久々の登場。

こないだ、半期決算話の際に『しゃねこ』をホンのちょっと登場させると、
意外なほどに反響があったので、久々に登場です。

しゃねこ』です。

IMG_7164 のコピー.jpg


総紗縫』帯地の猫なんですが、
となみ2010美しいキモノ夏号.jpg
総紗縫

となみ織物内の色々な所に生息しています。


たとえば、モノづくりしている一階では、打ち合わせをして、
IMG_0888.jpg

打ち合わせが終われば、去っていく。。
IMG_0887.jpg

運が良ければ、
そんな姿も見ることが出来るかもしれません・・・。

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2010年07月27日

涼しさを三重奏に。

 
今日の京都も相当な暑さです。
会社の前は工事中で、余計に暑~く感じます。。
IMG_0749.jpg
こんな感じです。


そんな京都から今日はちょっとだけ涼しくなる

コーディネートをおおくります。


以前も登場して、とても反響の大きかった帯に、
 →前は絞りの縞柄にコーディネート


IMG_0307.jpg
 



今度は、ベージュ御召にモレッティの帯留めを合わせてみました。

IMG_0672.jpg

『総紗縫premium ×  御召』



『総紗縫premium』は、総紗縫の生地に汕頭刺繍を施したものです。
 
この帯は、①透け感のある総紗縫に、
さらに②透け感が強くなる汕頭刺をしているので、

透け感に奥行きが出るという、ちょっと不思議なものです。



さらに、日本の硝子よりも、③透明度の高い硝子を使った帯留め。

透け感の三重奏みたいになっていて、見ているだけで、涼しげです。


ちなみに、着物は、ベージュのシンプルな経縞の御召。
帯留めは星型の帯留(ヒトデっぽくも見えます)。



涼しげな気分になりませんか?

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2010年07月13日

二つの合わせ技。


長らく五代目日記も同じデザインでしたので、
トップを修正してみました。

画面を広く使えるようになったのと、
両方にメニューがあるので、色々と置いてみたいと思います。

大きい写真がドンと使えるのが、個人的には嬉しい所です。
(もう少し修正が入るかもしれません。)

先日、東京へ行った時の写真を整理して、
この着姿を発見しました。

IMG_0307.jpg

       『総紗縫 premium』 (総紗縫+汕頭刺繍)
ベースの総紗縫は、
黒い地の上に、点で献上風に柄取りしたもの。

(ちなみに、私が作った柄です)

その点と点の間を、汕頭で敷き詰め行って、
縞を際立たせる。

今、柄を見ていると、当然考えられる刺繍のパターンですが、
完成品を見ると、やられた~、という感が強いです。
(汕頭刺に関わっていない分、余計にかんじますね~。)

刺繍の間から見える白い芯の色もシンプルな柄と相まって、
とても遊び心がある帯になっています。

コーディネートしてある、着物も絞りの技法を使った
相当変わった『縞』ですので、
合わせると、とにかく変わった珍しい雰囲気です。

帯に対する汕頭刺のコーディネート、
その帯に対する着物のコーディネートともに、
とても面白いです。

こんな着姿、
いかがでしょうか?

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2010年07月09日

昨日に引き続き。 総紗縫コーディネート

東京から移動して来て、今日は横浜にいます。

昨日、東京での着姿を載せますね。

image-00220709180333.png


鳥獣戯画のウサギ
(『兎』よりもカタカナ『ウサギ』のイメージですね。)
をモチーフにした帯とあっさり縞の着物です。

『鳥獣戯画』という元々遊び心のある柄が、
巨大になると、遊び心だけになってしまう。

そんな好みは分かれるモノだと思いますが、
個人的にこういう帯は大好きです。

さらっと、合わせられる所は、
お洒落な方ですね。


京都からせっかく出てきていますので、
こんなコーディネートされて、
結ばれた帯を見て楽しんで帰ります。

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2010年07月08日

東京。

いっぱいのスタッフで、東京に来ました。

ということで、
うちスタッフのコーディネートをパチっと撮りました。

image-00220708101548.png

本人は、全体黒っぽくしたので、帯と足袋は白っぽくアクセントでということです。

image-00220708102230.png
着物、羽織:濃い地+角帯;白地

というのは、涼しげよりも、
ドンと落ち着いた感じです。

さらにさらに、
image-00220708102425.png


総紗縫に縞の着物。
縞に縞ですが、大きな縞に小さな縞なので、
全体が流れて、とても涼しげです。

そんな環境で今週は東京周辺に滞在します。

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2010年07月06日

息抜きではないのですが・・・

総紗縫の新柄で以前、
織れる機自体が極少なので、紋を作ったのは少し前です。
(5月くらいかな?)

IMG_023.jpg

不思議な雰囲気を持つ柄でしたので、その雰囲気を残しつつ、
捻らずに製作した帯です。

シンプルな地の上に、色目のついたお菓子のような勾玉
パラパラと配置して・・・、とあまり悩まず、作りました。
(多少、多色ということを念頭に置いたぐらいです。)

ベース自体が難しい、とても手間のかかる織物なので、
こうやってシンプルで楽しみながら、柄を製作するのも
いいもんですね~。


草履台と花緒.m4v


挿げられて草履になろうとする鼻緒が台を追っかけてます。

ちなみに、今はこんなことをしていますが、
忙しい時期ですよ~。

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2010年06月27日

商品の並べ方

最近、出来上がった商品を見ながら
どのように見せるか・・・。

そんな話をすることが多いです。

IMG_00062.jpg

作り手とすると、やっぱり沢山見てもらいたいから、たくさん並べる。
というのが、普通の流れです。

ただ、同じように全部ずらっと並べていても、
目が飽きてしまいます。

今までは、そこまで考えてませんでした。
実際のモノのより良く見せるわけではなくて、
その帯の特長が一目で分かる、そんな並べ方。
理想ですが、探したいですね~。

総紗縫などは、
基本的に丸巻きで並べるようになっていますので、
特長も出るし、他の帯との差別化が出来ています。

じゃ、全部丸巻でとういうと、
今度はえらく見た目が、寂しくなってしまいます。

帯とにらめっこしながら、考えます。。。

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2010年06月16日

松島へ。

初めて来ました。
静かな街なので、散歩したら気持ち良いだろうなぁと思いながら、
滞在期間中はそんな時間は、なさそうです。。

帯を陳列して、うちのブースがあるのですが、
やっぱり並べるのは自分のになってしまいます
(写真みたいな感じです)。

image-201006167191409.png


好きずきのある帯しか作れないので(私の場合です)、
厳しい意見も良い意見も聞けます。

モノ作りは意見を聞いても、自分なりに消化して、
解釈して形するので、当初の意見通りの形通りには、
ならないかもしれません。

京都に篭っていると、モノ作りに集中できますが、
最近出ているので、今はとてもバランスが取れて良い感じです。

image-201006167192513.png
(単衣に仕立てた御召に麻襦袢)

着物を着て、ワサワサと動いているのも
良い刺激になるのかもしれませんね。

明日に帰って、頑張って形にしていきます。

最近は総紗縫を結んでおられる方に
お会いすることが多く情報や意見を頂けるので、
それを消化して、
パッーと違う形のモノ作りがしたいですね。


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2010年06月11日

人気とニッチの間で。

一気に暑くなったせいか、
涼し気なものがとても人気です。

うちの涼し気なものと言って、パッと思い浮かぶのが、
総紗縫、日傘、オールシーズンの小物。
IMG_0257.jpg

北海道でも、総紗縫、日傘はとてもとても人気でしたし、
まだ夏本番になってもいないのに、日傘だけの販売でみても、
今の時点で去年の倍近くなっています。
(追加で製作中)

嬉しい誤算で、オールシーズンの帯締めや帯揚げも
もう在庫がほんの少しという状態です。

0709.jpg
(今生地から織っています:夏本番ギリギリです)

本当にありがとうございます~。
夏にからんだ物は、とても人気です。

帯も小物もオールシーズンということは、春夏秋冬使えるので、
登場・出番回数も多いはずです。
当然、作り手からすると嬉しいものです。

ただ、矛盾するようですが、『この季節しかダメ』という
モノも一方で作りたい、という気持ちも沢山あります。

例えば、オールシーズン使える組織(織り方)なのに、
夏専用のモノを作りたい、というモノです。

『総紗縫の蛍』は、その典型ですし、
IMGP2837.jpg
そんなものをたまにですが『作りたい!!』という強い衝動に
かられる時もあります。。

今回発表しているヨット柄もそうですよ。。
となみ2010美しいキモノ夏号.jpg

こういう時は、柄が優しくても作っている内面は、
強い気持ちで作っています。
(オールシーズンで無くていいの?という声が響きます)

そんな風にして、出番の多い帯作りと、
そうでないモノづくりの両方に立ちながら、
毎日のモノづくりをしています。


今製作しているのは、3シーズン用と組織は幅広いのですが、
柄はそうでは無いものです。

織は、とてもシンプルなのに、
載せる柄は、全くそうではないものです。

完成したときに、
物凄くシンプルに見えて、『簡単そう』
見えるます。

ただ、そこまでに行くために、あるはずの柄や糸の使い方を
絞ったものなので、手間はとても掛かっています。

ちょうど今進めている途中なので、今からどこに
進むかはわかりませんが、完成形のイメージは出来ていて、
そこまで、一歩ずつ進めていくことにしています。


そんな帯を思いついたのは、
この柄を見ながらです。
IMGP2833.jpg
『若冲の世界より』(出来立てです。)

キッカケはもらっても
完成はこの帯とは全く違うんですが。。。

今から
モノづくりの一番苦しいところに突入していきます。。。

がんばろっと

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2010年06月09日

北海道で着姿を見ながら・・・。


北海道3日目(明日帰ります)です。
着物を着た人と何十人、百数十人と二日間お会いして、

うちの帯を結ばれたところを見せて頂いています
(自分で製作したものは特にジッと見てます・・・)

やっぱり、作って→気にいってもらって
   →結ばれた帯を見るのは、励みになります。
そんな幸せな3日間です。

着姿の写真も撮らせてもらいましたが、
本当に素晴らしいので、どこかに残したいと思いますし、
何かに、まとめていきたいですね。

その人にとってもその時のそのコーディネート
一生に一回かもしれません。

そうすると、何か形に残せれればなぁ。。
と思っています。

来られていた人とも話をしていて、
『人のも着姿も見たいし、自分のコーディネートで
バッチリはまったものは、残しておいて欲しい!』
という声も頂きました(顔は載せないでね。とも・・・)

そんなことも踏まえて、形になるように
なにかちょっと考えたいと思います。


話は変わりますが、総紗縫に汕頭刺
(以前、雑誌で発表)が大変人気です。

それと、個人的に好きなのは、
プラチナの糸を使った白々の帯に刺をしたものです。
image-201006160130945.png

このままだと、なんとも思わないのですが、
ほんの少し色の入ったカラー芯を入れたりすると、
周りの色とプラチナの色目で、裏から薄らと色が入る・・・。

物凄く素敵な帯やなぁ。
と、その帯を見ながら、関心してました。

自分で作る帯が、一番好きなのですが、
こういう帯も意外に好きな自分が発見できました。。

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2010年05月31日

新しい角帯を買いました!

風邪を引いたのか、何となしに体が重いです。

そんな気をちょっと吹き飛ばそうと、
新しく買った角帯です(半分言い訳です)。

組紐を繋いだものなのですが、
風合いと色目が気に入りました。

IMGP2819.jpg

何に結んでも、帯が勝ちそうです。
いつも荷物には、いつも総紗縫とか麹塵の角帯を、
持って行きますので、それに加えて使っていきたいと思います。


組紐のものは数本持っていますが、
080527_1742~0002.jpg
例えば、出番の多いこれ。

一番使いどころを考える帯になりそうですね~。
明日から、3日間、東京なのでまずはこれで・・・



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2010年05月20日

10’夏 美しいキモノ


今回の発表柄は・・・

516VObdhrnL._SL500_AA300_.jpg
 →美しいキモノ10’夏


オールシーズンに結んでいただける帯ですが、
夏号に恒例掲載の『総紗縫』。
となみ2010美しいキモノ夏号.jpg

柄詳細に関しては、後日。
ヨットやカラフルな千鳥、渦巻、蜘蛛の巣など、
総紗縫の中でも個性的なものばかり、選んでいます。

両面結べる袋帯ですので、一つは無難な柄、
もう片一方は、写真のように個性的なもの。

私だったら、そんな合わせ方で結ぶなぁ。。
と思いながら、この帯たちを作りました。

また、大きな紙面で是非見てください。
(蜘蛛の巣は密かに一番右に隠れています。)

それと今回は、
『日本のきものブランド55』ということで、
雑誌社から声をかけれらて、載せているものもあります。
b.jpgc.jpg

『神坂雪佳の世界』や『伊藤若冲の世界』、
『南蛮七宝』に小物類と掲載したいものを載せました。

こういう感じで各シリーズがバラバラに並んで、
見開きで見ると、いつもと違った趣きで面白いですね。

この掲載は、毎日コツコツとモノづくりしている、
ちょっとした集大成みたいなもので、ここで発表が終わると、
一瞬だけですが、ホッとします。

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2010年05月18日

夏に向けて~。

ただいま、夏らしいモノが人気です。

帯でいうと、メインは『総紗縫』で、
小物は、日傘、帯留、扇子などなど。

暑くなりかけている京都なので、小物を
並べているだけでも、結構涼しい感じがします。
photo 4.jpg
『瑞玉』→http://www.senpukuya.jp/SHOP/360639/360654/list.html

日傘も充実してきて、今年は、蛍と金魚が登場したりと、
かなりバラエティ豊かです。
 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/384749/list.html

着物着て、傘をさして見上げると、上に蛍や金魚が、
飛んだり、泳いだりというのは、かなりオシャレ感と
清涼感があるとおもいます。。。

もともとは、帯なので、
これはこれで・・・ということがあります。

それは、
この『蛍・金魚日傘』を夜にさしてもらうと、
ボワーっと光ります。
photo 2.jpg
『蛍:日傘』→http://www.senpukuya.jp/SHOP/10553.html

夜中なので、日傘はいらないと思いますが、
それはそれで・・・

夏きものを着ていきたい方に、是非おすすめです。

モノづくり的には、帯を日傘の形にすると
組み合わせ次第で思わぬ柄・形になります。

例えば・・・
IMG_0257.jpg
『縞:日傘』→http://www.senpukuya.jp/SHOP/10554.html

万華鏡のようで、
知っている柄が、初めての見る印象に変わります。

職人さんから入ってきたばかりのものを、
じっと眺めると、何かのモノづくりのヒントになりそうです。

種類としても、
今回は少し趣向を変え、シボを作って、
立体感を出してみたのもあります。
photo.jpg
麻の葉が少し凹凸しています。


他にも、パナマの台も完売したりと、


今年は、例年以上に皆さんの
『夏に着物を着る!』
という気持ちが伝わってきます。


私も次の日曜から香港へ行って、
着物を着てきますので、
多分日本にいるよりも一ヶ月ちょっと早く、
今年初の夏物になりそうですよ。

浴衣も良いのですが、夏の着物が周りに
増えてくると、まずは目が涼しげに過ごせそうですね。

ちょっと今日は、CMっぽくなってます・・・


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2010年04月28日

ただいま、横浜。 作楽・・・

3日間、関東地方にいました。
東京→千葉→横浜です。

今日帰りますが、
それまで一杯の話を皆さんから伺ってきました。

モノづくりで出来上がったモノに対する品評です。

自分のモノづくりの姿勢は、
出来上がった結果に対する評判は、とても気になりながら、
作っているときは、あまり気にしない、というものです。

一度、こういう話をした時に、

『一杯の人の話を聞いて、
 それを抽象化してモノ作りしていくのですね?』

ということを言われましたが、そうかもしれません。

それと、実際に自分が作った帯を気に入られ買われた時、
その後、結ばれているのを実際に見たときは、
とても嬉しいです。


そんなことも含めて、グルッと回りました。


どこかで書いていたかもしれませんが、

皆さんから話を聞いていて、
『(今のままでは)無理だろう~。

ということを言われた方が、キッカケができます。


その代表的なのが、『年中結べる帯がほしい~』
ということで、できた『総紗縫』。

最初は、無理だろうなぁという大多数の意見から、
コツコツと陰で作られていました。

今回の3日間で、そんな意見を帯と小物にもらえましたので、
形にしていきたいと思います。

作楽のこの帯が予想以上に、評判が良いのが、
まずは今回印象に残ったことでした。
IMG_1094.jpg
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/146503617.html

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