となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「総紗縫」と一致するもの

2015年03月02日

なぜトト神かは、答えられませんが・・・。

 

帯でトト神って。。。
と、まず『トト(トート)神なに?』と言われそうですが、
簡単にいうと、古代エジプトの神様で、『知恵』を司ります。

 

その神が何故出てきたのかというと・・・。

 

初めはこの帯です。

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総紗縫/黒』で織ったモノで、白の緯を使って織っているのは五線譜。

その五線譜を飛び越えて、地と同じ色で織った音符が踊っています。

 

当初、軽く音符やト音記号、楽器の刺繍やスワロフスキーをとも考えていましたが、
それはちょっと保留にして、先に製作したのは、この帯。

 

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『シルクロードのらくだ』

 

隊列を組んでシルクロードを旅する、らくだ。
シルクロードには、音楽が付きモノというイメージが自分の中にありますので、
音符の代わりのらくだです。

 

話は戻りますが、『トト神』です。
この神様はいくつもの顔があり、そのひとつが『楽器の開発者』と言われています。

 

今までおそらく無いモチーフ、音楽、そう聞くと、勝手にイメージが膨らみ、
依頼してしまった帯です。

 

そして完成は、こうなりました。

 

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『総紗縫Premium3/トト神』

 

『駒縫い』と『相良刺繍』を併用しています。

 

 

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胴部分には神話に基づき、太陽・月・星を。
一番、手前には古代エジプトで使われていた文字ヒエログリフの中から、
『アンク=生命の鍵』と呼ばれる文字を入れました。

アンクは不幸な出来事から身を守るとか、生命のシンボル、
不死の象徴など。

 

トト神というモチーフだけで充分に不思議ですが、ずっと見ていると、
この愛嬌以外に、なにか良くわからない魅力に惹きこまれてしまいます。

 

今までこの刺繍作家さん製作した帯は、陳列すらほとんどしていませんので、
見て頂く機会は少ないですが、これで4作品目ですので、少しずつ機会を作っていきます。

 

今後もモノづくりを続けていきますので、お楽しみに。

 

※全て一本限りの製作になっています。

その他のこれまでの作品はコチラです。
 →https://www.pinterest.com/senpukuya5/コラボレーション/

 
 
 

2015年02月18日

当たり前にある帯地で魅せてみる。

 

となみ織物の帯と連動した着物を作るようになってから、二十数年経ちました。

 

よく『良くそんなところまで作ってるね。』とその分、言われ続けてきました。。

帯だけであれば、そう広がりは無かったはずですが、
着物が増え、最初の頃から考えると扱う品目は何倍にもなっています。

 

おそらく帯屋だけだったら、帯地を利用して作るモノもおそらく草履バッグ。
それで精一杯だったはずです(実際に初期は固い草履バッグでした。)。

 

どれだけ薄く織っても様々な制約から着物よりは生地が厚くなるので、加工する用途としては、
本当に限られてしまいます(やっぱり、草履バッグですね)。

 

ただ、総紗縫が織れるようになってからは草履やバッグはもちろんのこと、お財布やカードケース、
日傘まで製作できるようになりました。おそらく無理せず、当たり前のようにある素材の一つとして、
使えるのは、帯地ではこの総紗縫くらいのものだと思います。

 

少し前に生地を持って当たり前のように『この帯地で丸絎(まるぐけ)作ってもらってよいですか?』
と言って製作して頂きました。縫いにくい訳ではなくて、縫い目を極力真っ直ぐにして、綺麗に
見せたかったので、腕の良い職人に頼んでいます。

 

最初は帯地という意識があったのか、振り袖で使えそうなくらい太いモノでした。
おしゃれ用なので『できる限り細くして欲しい』と要望を伝え、そこから3分の2のサイズに。
あまり問題なく、それも縫って頂き完成。

 

そこからさらに細くして(まだ行けました。)縫製してもらって羽織紐に。

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『仙福屋の羽織紐/総紗縫

 

今では当たり前の様に製作して頂いています。


無理難題もこなして頂いていますので、最近は帯地と思ってはるのか少々疑問ですが(笑)、
縫製して頂いている『職人』さんと
総紗縫の『織組織』とに本当に感謝です。

 

この羽織紐は、となみ織物の色で作りました。

帯地よりもうんと小さくなっても、同じくとなみ織物が作る着物地の色とは、
とても親和性が高く、コーデイネートに大きな良い影響を与えてくれます。

 

おそらくとなみ織物が着物を扱わなければ、出てこなかった小物です。
少しずつモノづくりのテリトリーを増やしていくのも、色んな相乗効果がありますので、
今後ますます重要になりそうです。

 

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2015年02月12日

裏で織る表の組織

 

タイトルが物々しくなっていますが、帯の話です。
今日は総紗縫好きの方向きのマニアックな内容になってしまいました。

 

このタイトルの帯は、元々の織りは、相当の割合で認知してもらっている『総紗縫』です。
それをベースにこちょこちょしながら、紬糸を通し織ったモノです。

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『燦々/ペイズリー』

 

この帯と似たモノとして、『紗楽』があります。
 →紗楽Pinterestへ

 

実は異なる織物ですが、『紗楽』の方が所帯も大きいので、
いつの間にか紗楽に吸収されようとしています。

まだ今のところ、大丈夫ですが、混ざってしまうと完全に同じにされそうなので、
少し説明をします(とくに新人に向けても)。

 

まず、この燦々は、タイトルの様に『裏で織る表の織物。』
製法と透け感が大きく違います。

 

とにかく、紋意匠の作りがヤヤコシイ。→それを元とする製織にも影響があり、
通常織物は裏を見ながら職人が織っていくのに、この帯はその反対です。

表を見ながら織ります(今回のタイトル)。

 

裏を見ながら織るのは、キズや糸が切れた際(下の写真の様に)、対応がし易い、
そんな理由があります。何よりも、今までずっと裏向けで織ってきたから、それ以外は
変だ。そんな風に言われていたこともありました。

 

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(これは本袋の織り上がりです。参考までに。)

 

そして燦々の場合、裏ではなく、表柄を見ながら織るので、織りなれたベテランさんは、
下のように言われていました。
『もぞもぞ居心地が悪うなる、何か悪いことしてるんじゃないか?』(笑)と。

 

色んな苦労を掛けた後、上がってきた織物は、まず透け感が変わります。
総紗縫の透け感は、『透けそうやけど・・・』と、そんな絶妙の所を狙ったものですが、
こちら燦々は、角度によって、柄や色全体が陰影の中に消える、。

紫は消えて、白くなったり、柄も一緒に飛んでしまう。
それも計算できない、不思議で面白い織物です。

 

今のところ数量自体、レアといえる程しか織っていませんので、まず自分の目標として、
『あっ燦々。』と展示会中、一人の方に気づいてもらえるように、宣伝です。

 

たまに、このブログやFacebookにも出てくると思いますので、ご声援よろしくお願いします!

その割に、今回一番目立たない色の帯を出してしまいましたが、この色写真映えしませんが、
すばらしく味のある帯ですので、もし、一度見かけてたら、お顔に合わせて頂けると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

2015年02月08日

真綿草履の見学。

 

先日、真綿草履を製作して頂いている職人さんの所へ行きました。
年に数回お邪魔していて、今回は初見学のスタッフ2名と一緒です。

草履も、帯と同じく様々な工程が積み重なり(キルクの木から始まり・・・)、
最後工房でその総仕上げとしての製作となります。

 

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熟練の技が全く無駄のない動き静かな動きで一つの草履を製作していくのは、
非常に『シンプル』に見えます。スタッフからも本当に無駄が無いですね・・・。
と、結局1時間近く見入っていました。

何十年と草履に魂込めて、一足ずつ製作されています。
 

この職人さんの工房は、『真綿草履』を製作した一番最初の場所です。
しばらくここにいると、技術の確かさは目で見て分かり、履くと実感できます。

 

あまり沢山を話される方ではありませんが、お話を伺っていると、
時々『真綿を入れた柔らかな形、履きやすさは、真似できひんやろな。』と言われます。

自分たちの製作するモノに対する、驕りじゃない、誇りも十二分に感じます。

 

そんな職人さんが作るものを仙福屋で扱わせて頂けるのは、本当に有り難いです。

 

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仙福屋の真綿草履/こっぽり』

 

 

ここからは余談ですが、

うちの総紗縫も仕組みがわかっても、真似やコピーが非常にし難い織物ですので、
こういうモノは作り手として本当に強みだと、改めて気付かされました。

 

当たり前の様に毎日見ていることは、何かキッカケが気付きませんね。

 

2015年02月07日

帯の耐久性、どこまで求めるか?

 

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写真はもう何年も使っている手帳のカバー(最初期の試作バージョン)。

 

柄は・・・。おそらく写真を一瞬見るだけで、判ってもらえる南蛮七宝文様。
元々は文庫本用のブックカバーですが、毎日持ち歩くか?となると、手帳として使った方が、
おそらく取り出す回数、カバンの中にいる時間が多く、耐久性を見るのにいいと思いました。

しかも柄を周りの方に見てもらう意味でも、文庫本ではやりなさそうな、
仕事中も机の上の目の届く所に、南蛮七宝。
会議中もどこかに南蛮七宝。打ち合わせの時は相手の気が柄に行くぐらいの所に置いておく。
やはり文庫本でなくて手帳の方。そう思って、数年ほぼ毎日持ち歩いています。

 

使っている帯地の織は風通の『二重織り』。
経糸数、打ち込みを考えて、おそらく帯地の中でも最強の部類(変な表現ですね。)です。

様々な素材と比較して、どちらが強いか?というのも、やっていきたくなりますが、
この世界は生地の強さ以上に、しなやかさ、風合い、発色等の他の要素もあります。

小物にするときでも、帯地を使うのだから(それを忘れないように)、強さばかりに偏らない、
ただの普通の素材と基準が一緒にならないように、絹織物の特性も、捨ててしまわないように
したいです。

ややもすれば、同じ土俵に立ってしまって、自分たちの特長を消しかねないです。

 

さて、そんな前提の元。最初期の手帳の一番痛むであろう箇所はこんな所です。

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数年間、そこまで雑には扱っていませんが、敢えて丁寧にも扱わず、これくらいの組織の
みだれであれば、全く問題と思います。


他にも、紹巴織、総紗縫、錦織、しぼ、本袋、その他諸々、ありますので、
ここまで使い切ったら、この裂地も本望だな、と言って頂けるように、生地の工夫や、
商品自体の縫製、形状等に工夫を加えていきます。

 

帯は結ぶ、解く、伸ばす、の力には慣れています。
小物作りを通じて、新しい視点を加えながら、バランスは壊さず、新しいものを
作っていきたいと思います。

 

絹の耐久性は永遠の課題ですので、やっていく価値は一杯あります。

 

2015年02月06日

総紗縫進む?

 

モノづくりを進めていく上で、頂上は人それぞれ色んな形があり、
そこへ行くまでにも色んな方法があると思います。

自分の中のモノづくりでは、①細かな細かな改良点を積み上げ加えて、②繰り返し、
ある時に、③突然ジャンプするようにして、進化。

それからまた、④しばらく停滞(安定?)、⑤その間に柄を作りながら、
⑥マイナーチェンジをしつつ、⑦手探りで改良、⑧良くなりそうな方向を
見定めてから、細かな改良点を積み上げ・・・(①へ戻る)。

という様なモノづくりが、性に合っていますし、好きです。

 

自分の場合、⑦手探り部分が長く、2周目の大きなジャンプはなかなかできませんが、
今回の総紗縫の改良は、次のステップのためのベースになってくれるかもしれません。

 

この発射台をキッチリ整えないと、分けのわからない所へ飛んで行ってしまいますので、
間違えないように最大限注意しています。

今もこう書いていて、『よく飛んだけど、どこへ行ったか判らないモノ』が、
幾つか頭をよぎっていきました(笑)。。。

 

総紗縫紹巴織は、となみ織物で長い間織ってきたため、その経験から織物の完成度が高く、
織組織としてイジれる部分が少ないと思われています。言い過ぎかもしれませんが、
職人の叡智が詰まっていて、たしかに何も触らなくても、素晴らしいものはできます。

だから、余計なことをしなくても良い、ともなりますが、それはそれで置きつつ、
チャレンジすることも、結局はこの織物を伸ばすことになります。

 

そんな思いで進めていますが、今回は最初にこの織物を初めて取り掛かった、
織物の土台の辺りまで戻りました。そこまで行けば、動かしにくい総紗縫と言っても
モノづくり出来そうなネタがゴロゴロしています。

 

そこからまず一つ、緯による織物の土台の作り方を変えようと思います。

今まで2階建てだったのを、地下室を作るような感じで、緯の収納スペースを
増やし、今まで出来なかった表現が出来るようにする、そんな実験です。

 

その最初の目出しがこの裂。

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総紗縫の試験/8双+』

 

最初は、刺繍下にしようと思ったモノですが、試験織の意匠図が出来るにつれ、
新しい土台になりそうでしたので、急遽少し仕様を変えました。

 

これをどちらの方向へ飛ばすか、一応自分の中で決まっていますが、
社内全体に、モノづくり指令も出ていますので、若手に最後の味付けを託すのも。。。

と思いましたが、やっぱり、じぶんでしようと思います(笑)。

 

配色は変えて、このままの柄でも角帯にして、夏結ぼうかな?等など
今ある完成品の総紗縫よりも、一歩後退した段階ですので、やりようは沢山あります。

 

楽しみです。

 

 

 

※総紗縫Pintrest
  →https://www.pinterest.com/senpukuya5/総紗縫/

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2015年02月04日

となみ織物流れとしての帯揚げ。

 

となみ織物の小物ブランド『仙福屋』では、小物を中心にモノづくりをしています。

当初は、『織物』に小物を入れておくのはどうか?から始まりましたが、いつの間にか、
取り扱うものも増えて、面白いモノもできるようになってきたと思います。

 

今後、大きく製作していこうと考えているのが、帯揚げです。

仙福屋の根本はやはり帯屋ですので、その流れを汲んででのモノづくりです。

今までも数枚の型を使ったモノ紹介させて頂いていますが、今度は一枚の型を使って、
一番シンプルなモノです。コスト的には(2日連続この単語が出てくるのは珍しい。。)、
型が一枚のため、一番掛からないはずですが、反対に難しい所も出てきます。

 

そんな話を職人としていて、帯と似たような部分があると感じました。

ちなみに、帯も一番シンプルな真無地を織るのが一番むずかしいです。
帯の長さ約4m40cm織る間に、何かは起こります。
絹は、化学繊維では無いので、わずかな太細や繊維のムラがあり、それで織っていくと、
繊細な織物になればなるほど、なにか起こる可能性は高いです。

 

『おなじだ。。。』と感じながら製作を進めていました。

それで出来上がったのが、この帯揚げ。

 

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『作楽/花七宝/帯揚げ』

 

色味は帯地のモノを活かしながら、同じだと馴染み過ぎますので、そこは小物の感覚も
活かしながらの配色です。

 

手作業で、織りとの違いもあり、帯の全部の柄を作っていくのは、難しいですが、
少しずつでも、となみ織物が作るモノらしい=仙福屋らしい、を充実させていきたいです。

 

できれば、仙福屋で取り扱う帯揚げは全て帯や着物の柄を由来とするモノで、できれば、
と思っています。

 

帯作りと同じで、そうすることで(まだイメージは固まっていませんが)、使うのが楽しい、
便利、役に立つモノ、総紗縫の様な小物ができるかもしれません。

 

あるものを配色だけ変えて、オリジナルとすれば早いかもしれませんが、
ちょっと回り道をしながら、少しずつラインナップを変えていきたいと思います。

楽しみにしていて下さい。

2015年02月02日

最近の小物作り事情(となみと仙福屋)

 

最近の小物作りはケルティック(Celtic)の存在感が強いです。

 

依頼があってできた新しいバッグ(名前の由来が面白いです。)のプロトタイプに使われた帯地。

新しい織組織を作った時、最初にベースとして(無地の代わり)の紋。

先日紹介した自分のバッグ

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よく取られる(盗まれるわけではないですよ)お財布。

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ペンケースに、手帳入れているブックカバー等々。

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この柄に関しては、今のところもしかして帯や着物よりも小物の方が人気なのかもしれません。
基本的に、となみは帯地製作メーカーで、複雑な気持ちもありますが(笑)・・・

 

今のところ、このケルティック文様は、紹巴織中心で織っていて、どちらかというと、
小物にし易い帯地です。それでも、(下記にも書きましたが)モノによってはならないものもあります。

不向きなモノのは、小物にするために生まれて来たのではないから、仕方がないのですが、
(おそらく一番加工しやすいのは総紗縫)お客さんから、『この帯地でバッグとか草履できませんか?』
と話を聞くと、やはり残念で、なんとかしたくなります。

 

帯の宿命でもある、裏の渡り糸、帯幅、色数、耐久性、紋丈、緻密さの限界と。
他の生地や素材を使えば、だいたいのことは解決できますが、どうしても帯を使わないと出な色、
質感があります。それを帯だけで止めておくのは勿体無いと、
『帯』じゃない帯のモノづくりだと
思ってやっています。

 

この辺りも帯を作るときに回りには回って、
バッグにも使える帯地??という様な具体的な形にはならないと思いますが、

かならず役に立つと思います。

 

 

今普段の手持ちの小物に、着物を着れば、身の回りのもの『ほぼとなみ』となります。

自分の好きなモノばかりを製作していますので、ホントに幸せなことですね〜。

2014年10月29日

黒。

 

となみ織物では以前、
引箔を使った黒共帯を製作していました。

 

幾何学模様に地は錦で(黒共帯を褒めるというのは感覚的に少し変かもしれませんが)
いま見ても本当に良い帯です。

 

着物を着た方を見ることが、おそらく普通の方よりも多い環境にいますが、
それでもその中で喪服はあまり見ません。だから余計に『良い』黒共帯を見ることが少なく、
その流れで少しどうかな?というモノでも(多少焼けていても)ある意味で仕方がないかな。
と思ってしまいました。

 

そんなこともあって、どれだけ需要があるかは分かりませんが、そこばかりを考え過ぎて、
折角作れるモノづくりをしないのも、釈然としません。昔織っていた時は、その当時
一番得意な引箔を使ったもので織りましたし、今回もそれと同じく、いま一番得意な
ところの織りを使い、製織をしています。

 

多種多様な黒共(これも変な感じがしますね)・・・とは行きませんが、数柄おこして、
モノづくりをしようと思っています。

 

織りのベースは総紗縫。
それを少し素材等変えて、風合い発色面を工夫したモノです。

 

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写真では(黒ということもあり)何とも無い様に見えてしまいますが、
総紗縫の特色を活かし特化しましたので、とても良い黒共の帯になっている
と思います。

 

黒、濃いグレーしか色を使わないこともあって、ある意味難しいモノづくりです。

 

2014年10月25日

『総紗縫・黒』続き

 

総紗縫の黒を作り始めてから、少したちました。

最初は真っ黒が難しいということで、濃い濃いグレーの辺りで止まっていたものが、
今では雑誌でも紹介出来るように、真っ黒ができてしまいます。

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何も無いところに作るのは非常に難しいですが、ある程度土台ができてしまえば、
その上に積み上げるのは、0を1にするよりは難しくありません。

 

それがメーカーの特性で、一つ完成したら、また0から何か新しいモノを作ろう!
(満足感も高いので)となってしまいがちですが、積み上げて行くのも、ここでいうと、
柄を組織の上に乗せていくということも、簡単なことではありません。

 

また、土台の上に乗せる方法も、ただ単に今まで積み上げてきた事の延長では面白く
ありませんので、やはりその時の自分の色や考えをモノづくりの中に入れていきます。

 

以前、美しいキモノで発表したものが、
写真のような3種類、テーマを変えて製作しましたが、この時は『総紗縫・黒』の
可能性を探るために、色々とやりました。

今回作ったものは、上手いこと行ったモノは踏み台に、失敗した所は再挑戦の意味も
込めて、再度モノづくりしてみました。

 

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このようにシンプルに見えるモノの中に、今考えられる工夫をいっぱい詰めて作った
『総紗縫・黒』です。

 

透け感の関係で、持ち上げると輪唱の様に柄が付いてきます。

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着物、小物と合わせて結ばれたところを早く見たい帯です。

 

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2014年10月07日

丸型ボストン作り2

 

先日仕上がってきた丸型ボストンバッグ

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仙福屋宗介の作る小物では、いつも約4m40cmの帯地から、お太鼓をイメージして、
それを各小物に抜き出す様に裁断、縫製して製作します。

このバッグ作りも当然同じで、帯が出る面が広い分さらに、お太鼓をイメージして裁断。
それから、効き色、ポイントとしての帯締めではなくて、持ち手の革を入れました。

 

帯締めを合わせる要領を少し工夫しての配色ですので、得意分野なはずですが、
結構あれやこれやと悩む部分でです。

 

写真のモノはFacebookにもUPしていたものですが、他にも、

 

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丸型ボストン/総紗縫』

総紗縫でも製作しました。

 

グレーの経糸に少し朱の強い茶系の緯が混じった地色に、マットなヒヤシンス色の革。
バッグの配色をしながら、この組み合わせで帯の中に帯締めを足して見たいと思いました。

 

今から、となみブルーモノづくりの中でも、少し大作の帯作りに入りたいと思います。
図案はありますので、紋から進めていきます。

2014年08月04日

8-1

1,近況

あっという間に7月終わり、となみ織物では恒例というか、例年通り、棚卸しを行い、滞り無く終了です。

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(この展示場の全ての帯をPCに通していきます。)

 

棚卸しは本来の目的とは、別にメーカーとして全ての帯をチェックすることが出来る数少ない機会です。

目の前を沢山の色柄の帯が通り過ぎていきますので、その際、刺激を受けて、
新しいモノづくりへのアイデアが思い浮かぶこともあります。

今年入ったばかりの新入社員は、帯運びで重労働に思えるかもしれませんが、
良いチャンスでもあります。

そんなことも伝えつつ、がんばれ〜と声援を送っておきました。

 

帯以外にも、図案や紋図、原材料、全てチェックしていくので、本当に丸一日仕事です。

こういう図案も見ながら、今だったらどう配色する?という話もしながら・・・

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今回のメルマガにも載せていますが、昔の柄は学ぶことが沢山あります。

 

この何年かは、糸代や染め代、今年後半からは織り手さんの織り工賃が上昇、
小物に関しては帯揚げの白生地や草履のキルク等、全てが急上昇ですので、いいモノを作りつつ、
それの価値がちゃんと伝わるように、今後もメルマガ、Facebook、ブログ等続けて行きたいと思います。

まずは、上半期ありがとうございました!

1,2日だけホッとして、下半期スタートです。

 

2,Facebookランキング

③7/10『あしあと帯揚げ』726
 ⇒Facebook『猫足帯揚げ』

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『仙福屋宗介Web』⇒http://www.senpukuya.jp/products/detail.php?product_id=1190

 

 

藍よりも少し青掛かった深い色味に白でシンプルに絞りをして製作した帯揚げ。

別織りで製作したちりめん地を使い、少し光沢を抑えて可愛らしさをプラスさせました。

 

最近は、何でも合ってコーディネートし易さよりも、アクセントになるような小物に人気が
集まっています。この帯揚げもFacebook上でも非常に人気です。

 

 

②7/28『昔の図案』775
 ⇒Facebook『昔の図案』記事へ
 

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数十年という昔の図案です。

整理していて、出て来たものですが、今描かれる図案とは、パワーが違います。

見た目通りボリュームがあり、色味も原色に近く、いかに古典柄にアレンジを加えるか、
今の洒落帯中心とはまた違った考えで作られています。

皆さんの懐かしいという反応以外にも、帯としても好意的な反応がありましたので、
今後のモノづくりももっと面白いことをしても良さそうな気になりました。

 

 

①7/19『上品綟で夏すごす』861
 ⇒Facebook『上品綟で夏すごす

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先月のTOPは、上品綟を使った共感のコーディネートでした。

 

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この帯は、綟織で織っていて、総紗縫よりも目は粗いですが、様々な素材、太細の異なる緯を使うことで、
入ってくる光によって、帯の雰囲気を変えることができます。

多くの着物姿の方がおられましたが、とても目を惹いていた着姿でした。

 

 

 

3,アヅマ袋説明。

製作の始まりは、いつも帯地を縫って袋モノを作ってもらっている職人さんからの提案でした。
手にされていた帯地は『総紗縫』。となみ織物の中では一番か二番を争う使い勝手良い、帯のシリーズです。
この職人さんが言うには、『これだけ薄くて、シワにもなりにくく、張りがある生地はないよ。しかも縫いやすいし。』ということです。帯を作るメーカーとしては、軽さやシワというのは考えていますが、裁断後の縫い易さまでは考えないもの。早速、その職人さんに『好きなように作ってみて。』というメッセージとともに生地を数反送りました。

 

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しばらくして、見本として上がってきたのが、烏瓜(からすうり)の帯地を使ったアヅマ袋。
それを見た瞬間、総紗縫の帯地が袋モノにピッタリな生地なんだと思いました。

このアヅマ袋で使っている帯地は全て『総紗縫』の機。
ただでさえ難しい綟織、さらに手を加えた織組織ですので、織れる職人はベテランの職人の僅か。
それでもたまに出てくるキズ物を上手く使って製作しています。

小さく折りたたんで、バッグの中に入れて置けますので、荷物が増えた時のセカンドバッグとしても、
活躍してくれると思います。

ただいまのところ、ショールームでのみ展示中です。

アヅマ袋皆さんのご感想

 

 

4,ショールーム

https://www.facebook.com/senpukuya?ref_type=bookmark

 

とても順調に進んでいますが、小売屋さんが来られた時などに振り袖の陳列に使ったりもして、
今のところ、多目的ルーム化しています。

 

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なぜか頂いた大瓶のビール20本も飲む機会ないまま冷蔵庫に入っていたりと、
自分の部屋よりも居心地が良くなってきそうですので、早いこと常設になるようにと思っています。

もう一つは、何年も使っていなかった、置き場所にも困っていた大きな机。

それを捨てるのは勿体無いので、帯との相性も悪くない、革の様な風に張替えました。
大きな陳列台、作業台ができることで、段々と雰囲気良くなってきました。

職人に依頼している懐紙入れやバッグ等も上がってくると思いますので、さらに形がしっかりしてきます。

 

この振り袖の後には、下の写真の様な感じで
南蛮七宝の利休バッグばかり並べています。

 

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利休バッグは、他のバッグと並べると、当たり前すぎて光が当たることの少ない形ですが、
こうやって様々な色目、形態を並べると、見応えがありまし、気に入っています。

ちなみに後ろも利休バッグが並んでいて、囲まれています〜。

 

 

 

2014年07月25日

総紗縫の黒。線香花火。

 

帯として、いつかは作りたかった線香花火の帯。

イメージ的にピッタリな織組織、総紗縫/黒を使い、製作してみました。

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頭にあったままにシンプルな図案を作りましたが、少々困ったのは、持ち手の長さ。
途中で切れているにしても、手を入れるわけには行かず、フェードアウトも難しいので、
一層のこと、切らずにお腹部分も通り、そのまま最後まで緯糸を通して、織り上げました。
 
 

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総紗縫/黒

 

今まで、こんな紋は作らなかったので、
かえってこの帯の特長となったのかな?と思い、この帯が好きな方に結んでいただくのを
楽しみにしていたいです。

 

花火だと夏という感じですが、見方によっては唐松に見えなくもないので、その辺りは
結ぶ方にお任せしたいと思います。

 

2014年07月04日

来年用の夏帯

 

少し久々に南蛮七宝文様のモノづくりを。

今年も夏物が注目されることが多いように感じましたので、南蛮七宝でも来年に向けて、
試験を繰り返しています。

 

今のところは総紗縫だけですので、もう一つの夏織物の柱、『上品綟』です。

 

上品は、総紗縫よりも織にボリューム感を付けれるのが特長です。
その分、少し織りは粗くなってしまいますが、それも総紗縫との対比で特徴立っています。

 

その上品を使ってモノづくりをすると、南蛮七宝と言うのは、メリハリを付け難い柄でも
ありますので、その辺りの柄と織組織との調整を付けつつのモノづくりです。

 

今のところ、数度試験織を取っていますが、そろそろ一本織っても良いかな?
織らないと、これ以上は詰めようがないかな?という辺りまで進みました。

 

それがこれです。

 

IMG_3107.jpg

 

シンプルなので、悩みどころが少なく、早く進みそうですが、
それが余計に難しいかったです。

 

糸の合わせ方一つ取っても簡単に進みますが、ある程度進んだ所、例えば試験を取った段階で、
色味が違ったりすると、それ以上こねくり回しても、大して状況が変わらないので、ほぼ一から、
スタートとなってしまいます。

 

このままの色でも悪くはありませんが、もう僅かに(それが難しいんですが・・・)深みを付けて、
一本の袋帯にしたいと思います。

 

来年なので、、、と思っているうちに、こういうモノづくりは、あっという間の時間ですし、
出来る限り今月中には形になるよう、鋭利製作中です。

2014年06月27日

会社の向かい。

 

会社向かいにあるスペース(倉庫でした)を京都にいる間少しずつ、
手を入れてショールームにしようと思い、約3ヶ月。

 

随分と形になってきました。

 

コンクリート打ちっ放しで、元々シンプルないい雰囲気でしたし、
あまりコストを掛けれないので、あるものを利用しながら場所作りです。

 

IMG_2710.png

 

写真は、その場所にあった可動式の机?棚?状のものに、総紗縫の南蛮七宝を載せています。

 

IMG_2088.jpg

 

こんな風にもできますが、帯や着物を陳列するよりも、バッグや懐紙入れなどの袋ものを
中心とした小物をメインなショールームにと思っています。

 

看板は、100色の帯揚。
帯や着物を作る際に、とてもいい色見本にもなってくれていますので、
ある程度面白そうなものを陳列しつつ、モノづくりのスペースも兼用出来ればと思っています。

 

まだまだ、これからですが表のスペース用にFacebookも作っていますので、
たまにのぞいてみて下さい。

 

今のところ、看板は仙福屋宗介のロゴ『(かぎせん)』を掲げようと思っています。

こんな感じです。

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まずは、自分が居心地よい場所を作りたいです。

 

 

2014年06月23日

ブラック続き

 

総紗縫・黒の続きです。

当初、このシリーズは5〜6柄を予定していました。

真っ黒を出すために、配色の制限があり、地と対照になるような『白』の使い方、
太鼓柄、消えて無くなりそうな地紋。

5〜6柄が、それら一通り、まずは作ろう、と思った柄数です。

 

で、出来た柄が思った以上に評判も良く、美しいキモノにも掲載することができました。

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そして、二回り目。

今回も5柄ほど、見た目は似ていても、違ったモノづくりコンセプトの元、図案を製作しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『総紗縫・ブラック(2期目)』

 

次は、シンプルな糸の綴じを複数使って、色の制限越えたモノ作りをしようと
思っています。同じ色を使いながら、経てと緯の関係で違った色に見せる。
そんな方法です。

 

まだ始まったばかりなので、コツコツ積み上げていきたいと思います。

2014年06月09日

来年かなぁというモノづくり。

 

 

梅雨の雨のお陰で少し涼しくなった京都です。

暑い時にそのままの感情で夏物を作ってしまうと、あまり練られたモノができず
(ならず)、単純なモノづくりになってしまうような気がしてしまいます。

ちょっと涼しくなったこの梅雨の時期に夏物を作るのは、
もしくは考えるのは意外に重要です(もちろん個人的には、です。)。

 

どっちにしても、来年用なのでじっくり作り込んでいきたいと思います。

 

夏物というと、となみ織物では、大きく分けて、上品綟と総紗縫があります。
今年は総紗縫の『黒』を作りました。

 

この黒も普通の総紗縫よりも面倒くさいといえば、
面倒くさいことを紋の段階で行っていて、それが他の総紗縫との違いになっています。
だれでも考えつきそうだけれども、わざわざやらないモノづくり。

 

同じような考え方を導入して、上品綟で出来ないかな。と思っています。

まだ、漠然としたアイデアが漂っているような状態ですが、上手くいきそうな。
そんな気も今からしています。

 

L1780268.png

 

現状の上品綟。総紗縫よりも紋口は少ないですが、その代わりにボリューム感を
持たせた表現ができるので、総紗縫は総紗縫。上品綟は上品綟。そんな住み分けです。

 

まずは写真に写っている地紋から当たっていく、ところから初めて、
時間は掛かりますが、『おっ作楽っぽい』みたいなものが出来ればと思います。

 

また、報告します!

2014年06月04日

 

1,近況

2,Facebook

 

 

 

3位『南蛮七宝イチョウ染め×作楽/帯』

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最高の白生地で南蛮七宝を織り、イチョウをベースにした草木染めの着物と
作楽シリーズの『アザミ』。

 

乳白色の入った黄緑(オパールグリーン)の反物と浅葱色の様なブルーが残像で、印象に残ります

 

 

2位『糸菊総紗縫』

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1位『緞子帯地/懐紙入れ』

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過去最高

 

3,雑誌掲載

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kilim御召

IMG_2347.png

2014年05月30日

久々の京都本社です。

 

 

久しぶりに本社で仕事をしてます。

また、すぐに出るので、今の間に出来ることはやりたいと思います。

 

一つ、見本段階で上がってきたのが、この五本線の丸巻き帯。

IMG_2376.jpg
作楽/?』

 

織りは総紗縫で思っていたよりも、線が地紋に消されてしまっているので、
もう少しスッキリとするように、紋を修正中です。

 

これだけで見ていても、ほぼ裏地状態ですので、もう少し形になれば、
紹介しますね。。。

 

もう一つ、『CelticCeltic』文様をコーティングしたもの。
こちらは帯というよりも素材、段階ですが、これから小物作りに入ります。

 

IMG_2389.jpg
CelticCeltic』コーティング生地。

 

一つは、自分用のモノですので、そう遠くないうちに皆さんに見て頂けると思います。

 

やっと始動できそうなCeltic小物シリーズです。

 

2014年05月22日

『ゾウ+経紬』の帯

 

先日、ちょっとだけ紹介していましたが、刺繍職人さんとのコラボ帯が
もう一柄完成しました。

 

この『サカナ+総紗縫』を製作してもらった方の2作目です。

28bb3deca2c0de02aa9d5c0f77851b9c.jpg

http://www.pinterest.com/pin/34480753371532837/

 

 

今回は『ゾウ+経紬』。

DSC02116.png

 

細分に朱金色を使った配色が絶妙です。

 

IMG_2107.jpg

 

こうやって一針ずつ丁寧に仕事をして頂いて、配色等も職人さんにほぼ任せっきりでしたが、
話をしている中で様々な要素を拾って下さって、こちらのイメージ通りの仕上がりです。

 

IMG_2106.jpg

 

完成まで約2ヶ月の作品でした。

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