2022年3月 8日 21:51

総紗縫コラボのつづき

汕頭刺繍や貴久樹、挿し友禅総紗縫コラボなど総紗縫という織物がベースになって、
新しい表現方法が色々とできています。

織だけでも、まだまだできることは沢山あります。
が、自社以外の異なった視点から(ある程度はイメージを共有したとしても)
『あ〜、そう来るか。』みたいなワクワクは他と組めるからだと思います。

基本的に着物地は別として、帯地は刺繍をするにしても、染めをするにしても、
職人からは嫌われます。理由は、裏糸の処理や慣れない、複雑な織組織など。

総紗縫は織ると歩留まりが悪く、仕上がるまでが大変なのですが、
織り上がるとかなり優等生です。

そのため、これまでの実績のような他を受け入れる大きな器があります。

今回から、京都の染工房の『あけ田』とのコラボを行ないました。

IMG_7450.jpeg
(刺繍と金彩と総紗縫)

あけ田さんの説明としては・・・

京都で古より脈々と受け継がれてきた京友禅。
染色や刺繍、金彩などの伝統的技術をもちいて『ほんまもん』だけをコツコツと制作する『あけ田』。
お洒落から礼装まであらゆるシーンの着物を手掛け、現在では映画やテレビなどの芸能関係にも愛される工房です。

一年を通じて結ぶことのできる総紗縫。
それをベースとして、となみ織物&あけ田コラボレーションでデザイン配色を行い、制作した袋帯になります。

今までも、ぼかしの着物では一部モノづくりをコラボレーションで行ってきました。

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帯と着物を制作する機屋 京都西陣織元 となみ織物(@tonamiorimono)がシェアした投稿

これから一緒にどんなモノづくりができるのか、ワクワクしています。
まずは3本制作しましたので、皆さんの反応が楽しみです。

同柄同色の同じものは制作しない限定品となります。

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