2022年1月11日 20:00

今年、最初の織り上がり『夏しぼ織』

今年、最初の織り上がり『夏しぼ織』。
縮める地紋を今までとは全くことなる『渦』で織りました。
(この本番までに、夏しぼの試験を山ほど模索しています。)

IMG_6476 (1).jpeg

御召緯を緯糸として、幅を広めに織り上げる。
その後に、お湯につけて御召緯を縮める。そして、幅を帯幅に整える。

しぼ織・夏しぼ織では、通常の帯よりも上記手間が掛かっています。

御召緯は絹糸、縮めるのも自由にしておくと、帯地がくしゃくしゃになってしまうため、
どのように縮めるか、というのを予測して、意匠をつくります(イメージは導く感じ)。

それでも自然のもののため、完璧には制御できず、予測が外れることもあります。
今まで通りの地紋であれば、ある程度のことは経験則から、何とかなりますが・・・

今回の渦に関してはまだまだ、未知数な部分があり。どうなるかと思っていたら、
(沢山の試験織を取ったお陰もあって)意外に上手く行っています。

IMG_6510.jpeg

ほぼ、問題はないため、
このまま裏地をつけて、『夏しぼ』帯の完成となります。

ここから、また別のモノづくりに飛んでいくのは、
今年したいモノづくりの一つです。まずは、ホッと一息つけそうです。

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