2019年5月23日 21:30

人気の唐長文様の襦袢

ベースとなる白生地の機屋がなくなり、もう織れないところまで追い込まれていましたが、何とか継続できることになりました。
それでも『何とか』が付いたまま、今後制作できなくなってしまう可能性も大いにありえます
(そうならないように手は尽くします。)。

そんな状態なのですが、型を彫ってまた新しい文様を作ってみました。
大概、こんな崖っぷちの時にするモノづくりは、イイものが上がってきます(苦笑)。

文様は『双葉葵』。

DSC00041-2.JPG
唐長文様『双葉葵』

デザインは文句なしに可愛いです。
さらにその上、今回はこの配色がとっても気に入りました。

襦袢ということで、地色は白でも良かったのですが、
ちょうどこの配色をしていた頃、野蚕糸のモノづくり(ハイブリッドタッサー)に取り組んでいたので、
その色(ちょっとだけ濃い生成り色)が思いっきり襦袢の配色に反映されています(笑)。

でも、それが良かったです。

双葉葵には、濃い藍色。
その組み合わせが抜群です。

今まで、試作や試し織り、初めての実験のため・・・
ということで、沢山私用で襦袢を仕立てました。

今回はそれと関係なく、これからの季節に着てみたいと思った一枚です。

<<前の記事   次の記事>>

検索

LINE@はじめました
友だち追加

最近の投稿

五代目日記 一冊目