となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 南蛮七宝

2010年08月30日

『襦袢にロゴ』

 
以前紹介していた南蛮七宝の襦袢です。  
 
新色が上がってきました。
 
IMG_1142.jpg 
『南蛮七宝/襦袢:ベージュ×薄茶』
 
南蛮七宝』着物や帯でこの柄を見れば、すぐに
唐長さんとのコラボ商品と思って頂けるのが一番ですが・・・
まだまだ、定着できていないのが現状です。
 
時々、『となみさんの南蛮七宝の襦袢見ましたよ?。』
 
と言われて、 『うん?、うちのじゃないな・・・』
ということが、時々あります(類似品です)。
 
唐長さんをよく知っておられる方でも、そういうことが
あるそうです。
 
『あっ南蛮七宝の襦袢だ!』と喜んで買われる方のことを考えると、
写真のようなロゴを入れた、きっちりとした出所の判る差別化も必要だと、
最近、特に強く思います。
 
 
仕立てをしても、キッチリと見頃に入るようにしています。
 
IMG_1143.jpg
 
今までも、社内にある意匠や他の業界の方とのモノづくりしたものを
大事に扱ってきたつもりでしたが、今後はさらに気を配っていきたいと思います。
 
やはり使ってもらう方を考えると、出所として、しっかりと発信して、
安心してもらえるものを考えていきたいです。
 
 

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2010年08月09日

唐長さんへ。 南蛮七宝:一ステップ進む。

今日は半日唐長さんの修学院、両替町にある三条サロンへお邪魔していました。
 →http://www.karacho.co.jp/

唐長

何時間いても、居心地の良いスペースで色々とお話を聞きつつ、
打ち合わせを行ないました。

(唐長さんの懐紙等も見せてもらいました。)
IMGP3190.jpg

とても上品なもので、うちの帯地でこの懐紙に合わせた、
懐紙入れを製作しよう、と思わず思ってしまいます。
(早速進めています。)

この空間にいるだけで、(何度目かわかりませんが、)
他にも様々なヒントを頂けました。

(この辺りはモノづくりに活かします。)

特に惚れている南蛮七宝でのモノづくり、
南蛮七宝
楽しみにしていてください。

キーワードは・・・
唐長


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2010年08月02日

南蛮七宝三色目。と 自分の襦袢。

昨日、棚卸しが終わって
今日からまたとなみ織物の半期が始まります 。

いつもの八月前半は、お盆休みモードで何となく静か・・・
後半は、休みの助走で一週間は動かず・・・。

というのが例年ですが、今はそんな様子はありません。
今年は。スタッフみんな走り回っているという状態です。
(暇より、全税良いですね~。)

そして、昨日は昨日で、
会社を開けていたため、一日早く見ることができたモノ。
それは・・・

南蛮七宝の襦袢(自分用)』が仕立て上がってきました。

早速、その時までやっていた仕事を止めて、
外に出して・・・
IMGP3050.jpg


広げると・・・
IMG_0846.jpg

襦袢だけで歩きたくなるくらい、イイです。
単衣に仕立てているので、まだ着れるまで一ヶ月ありますが、
それを楽しみに、眺めていることにします。


つい先日、上がってきた3色目。
ベージュ系の帯を参考に色を出して、製作しているモノですが、
優しい柔らかな感じがして、これもまた完成するのが楽しみです。

IMG_0758.jpg

やっぱり、南蛮七宝、イイ柄です。。


この襦袢のまずの目標としては、納得のできる、
なんとも言えない色目のモノを少しずつ染めて揃える。
この襦袢を見た人が、『今度はこの色が欲しいなぁ~。』
と何枚目かの『南蛮七宝の襦袢』を選んでもらえる。

そんな商品にしていきたいですね。
私個人的にそうなってしまっていますので・・・。


s.jpg

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2010年07月24日

南蛮七宝、花緒。。


ずっとハマり続けている柄、唐長さんの『南蛮七宝
(ある紙面には、『魅了されている』と書かれました。)

その帯地を使って、試作段階ですが『花緒』を作りました。
かなり面白い調子にあがりました。
IMG_0653.jpg

当然、挿げる際に台は『仙福屋の真綿台』を使いますが、

10347.jpg
その色をコーディネート次第で、かなり面白くなりそうです。


着物、上からしたまで南蛮七宝。
それでも、素敵かもしれませんね~。


61PSX-miZLL.jpg
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2010年07月01日

南蛮七宝の御召(薄地)

今年も半分が終わり、ちょっと気分を変えようと、

ブログの配置、幅等も変えてみました。
(写真を大きく使いたかったのが理由です。)

デザインも少しずつイジったりと考えていますので、
何か良いアイディア等があれば、是非ご連絡ください~。
info@kyo-tonami.com


 今日はほぼ一日外へ出ていて、帯以外の部分の
小物づくりの打ち合わせ等をしていました。

内容はまた後ほど、お知らせしますが、
新しいものが出来そうです。


帰ってきてみると、
南蛮七宝の御召が上がってきました。


IMG_0085.jpg

ほぼ予想通りの薄地配色です。

今の季節に見ていると、薄物のような気になりますが、
もちろん単衣でも良いです。

袷の時期でも、白大島のように、
憧れの着物になってくれれば、と思っています。

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2010年06月22日

ほぼ身内だけで・・・。

『南蛮七宝の襦袢』が初期ロット分、完売しました。
 →その他『南蛮七宝』記事へ

R0011756.jpg
『唐長・南蛮七宝の襦袢:¥99,750(初期ロット分)』

ほぼ受注だけの対応だったことや、
数も最小の染めで行ったため、出来上がりも少なく
身近な人にしか紹介していませんが、
すべて完売です。

ありがとうございます。

時期が時期的に、薄いブルーも人気で、
次回もこの2色は、染めていきたいと思います。

新色は打合せの後ですが、現在のところ検討中です。


こういうモノづくり
(ちょっと作って、興味のある人に
 見てもらって、買ってもらう、)
というのは
これはこれで、とても楽しいですね。。。

会社的には、『仕事』の範疇に入らず、趣味の領域かも
しれませんが、勉強になります。

実は自分用のモノもとっておいたのですが、
それも売れてしまったので、再び染めています。

また仕立て上がったら、皆さんに見てもらいますね!


(真っ先に)南蛮七宝の襦袢を着られている方に
(襦袢だけを)見せてもらいました。
IMG_0149.jpg
(単衣です)
男物でも絶対に欲しくなりますね~。

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2010年05月20日

10’夏 美しいキモノ


今回の発表柄は・・・

516VObdhrnL._SL500_AA300_.jpg
 →美しいキモノ10’夏


オールシーズンに結んでいただける帯ですが、
夏号に恒例掲載の『総紗縫』。
となみ2010美しいキモノ夏号.jpg

柄詳細に関しては、後日。
ヨットやカラフルな千鳥、渦巻、蜘蛛の巣など、
総紗縫の中でも個性的なものばかり、選んでいます。

両面結べる袋帯ですので、一つは無難な柄、
もう片一方は、写真のように個性的なもの。

私だったら、そんな合わせ方で結ぶなぁ。。
と思いながら、この帯たちを作りました。

また、大きな紙面で是非見てください。
(蜘蛛の巣は密かに一番右に隠れています。)

それと今回は、
『日本のきものブランド55』ということで、
雑誌社から声をかけれらて、載せているものもあります。
b.jpgc.jpg

『神坂雪佳の世界』や『伊藤若冲の世界』、
『南蛮七宝』に小物類と掲載したいものを載せました。

こういう感じで各シリーズがバラバラに並んで、
見開きで見ると、いつもと違った趣きで面白いですね。

この掲載は、毎日コツコツとモノづくりしている、
ちょっとした集大成みたいなもので、ここで発表が終わると、
一瞬だけですが、ホッとします。

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2010年05月19日

二条城話の続き

今日は、二条城へ。
先日の新聞に掲載された『松に鷹図』寄贈です。
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/149676044.html


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あいにくの雨でしたが、お城の前は、
修学旅行・観光を含めて、大勢の人でした。

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雨だけに新緑が綺麗です。。


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その時の着物は、やっぱりこの時の掲載と一緒で。
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『角通し柄の御召×南蛮七宝御召の羽織り』
です。


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2010年05月07日

ロゴって?

今日の日記は、あまり柄が無く・・・

今、打ち合わせ&製作中で上がってきたのは、
『ロゴ』です。

何度書いていると思いますが、
うちの帯はタレ部分に『となみ帯』と織り込んでいます。

R0010164.jpg

これは、どこが作ったのか?というのを表すのと、
製造責任として、という意味でもあります。


下のロゴは『唐長』さんの瓢箪。
織り込むことによって、他との差別化をしていきます。
IMG_8010.jpg

『本物』です、ということと、
『本物を作ります』という強い意思表示です。

となみ帯は入れずに、
『仙福屋』を入れようと思い、
IMG_8009.jpg
こういう形にしました。

南蛮七宝をはじめ、
シンプルだけにとても興味深いシリーズに
なっていきそうです。

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2010年04月30日

生地について。

京都に帰ってきて、一部上がってきた帯を見て、
後は小物作りをしています。

今は、とにかくシンプルでシンプルなモノを・・・
と考えているので、
IMG_0322_2.jpg
 ↑ イメージですが・・・

凝っても、これぐらい。
さらに、シンプルなものです。


それが終わった今は、
今日や昨日届いた生地を見ています。

袴を作ろうとしている生地で、
これもとにかくシンプルで、生地感だけが味です。
(この袴はまた仕立て後に紹介しますね)
IMG_7003.jpg


こっちは、まだ表が決まっていない羽裏生地。
R0011817.jpg

シンプルな表地に南蛮七宝の羽織裏。
表よりも、まず裏を見せたくなる。

そんなのを、今狙っています。

明後日からGWなので、社内にはほぼ全社員が
久しぶりに揃っているので、今日は大賑わいですよ~。

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2010年04月23日

意匠・柄を護るのは・・・

 
モノづくりをしていく上で、
『柄・意匠を護る』 ということをしています。
 
その時の状況に応じて、様々なことをしていますが、
少しだけ紹介します。
 
まず一つ、帯であれば意匠登録。
これは、雑誌での紙面上で発表したとき等、 小さな文字で
『意匠登録済み』と書いてありますので、
注意深く見ると、気付かれる方も多いと思います。
 
この柄はうちのものですよ、ということを登録して、
意匠・柄を護っています。
 
ただ、帯は限られたスペース内で、柄を考えて織っていきます。
万という数を織れば、もしかして似通ってくることも、あるかもしれません。
(そういうのも、イヤですが・・・)
 
そういった場合でも、この柄はうちの柄ですよ。
ということを相手へ主張することができる。
これは、ある程度効果的です。
 
ただ、一番困る場合は、ある柄が存在するのを知っていて、
故意にマネられる場合。これは大変です。
 
もし意匠登録をしていないと、 反対に柄を取られたとか言われかねない、です・・・
できれば、こんなことであまり考えたくないですし、 悩みたくもないのですが、
最近は、意匠に関して目に見えて酷っていることもあります。
 
となみ織物としては、素材などの質的なものやデザイン的なものに
当然の自信を持って、毎日モノづくりをしています。
 
ですので、類似が出てくるのも不愉快ですし、
同じような扱いをされるのも、とても悲しいです。
 
ただそれよりも、一番に困られるのは、買われた方です。
 そういうことも考えて、常に帯には『となみ帯』や『仙福屋』と入れ、
 
ほかにも意匠の出処をハッキリとさせるために、『作家の名前』を入れて、
他と区別できるようにしています。 
(作るモノへの自信と責任感を表しているつもりです。)
 
 
となみ.jpg
 
それでも、雑誌等で発表すると、ほぼコピーらしきものや、
誰が見ても、似てるというものが出てくることがあります。
 
最近、そういう話をよくしたり、聞いたりしますし、
そういう状況を見かけて、注意しても反対に、 開き直られることもあったので、
今日は現状を書いています。 
 
この辺り、実際にモノを見て買われた人のことを 全然考えていない、
本当に悲しいモノづくりです。
 
まあ、そういうことを嘆いていても仕方ないですので、 今考えていることは、
今までもキッチリとしてきたつもりのモノでも、さらに分り易くアピールしていこう、
ということです。
 
080524_1133~0001.jpg
 
 
帯以外で、上手くいっていると考えているのが、『仙福屋の草履』です。
『草履をこだわっています。』とだけ言っていても、 鼻緒に特別な生地だけで、
台は普通のものということを たまに、見ることがあります。
 
うちの場合、モノづくりには自信と責任を・・・ ということで、
裏には『仙福屋』と入れています。
 
zourinanbansippou.jpg  
↑真ん中より下部分に入れてあります。(四角く、刻印があります。)
当然、誰が見ても、『うち専用の草履台』ですし、
もし万が一、履きにくい場合でも、 裏を見ればどこの製作のものかわかります。
(自分はそんなモノを持っていたいです)
 
刻印の入っている『仙福屋の草履』は、 職人さんの顔も知っていますし、
品質に関しては、申し分ないと、 自信をもっています。
(もちろん、自分も履いています)
 
そんな風にして、世間にある様々商品とうちが作る商品とを 差別化をしています。
(その方がうち的にも、緊張感を持てる)
 
他にも、その考えを大きく前に進めて、製作しているのは、 『唐長』シリーズです。
特に小物の場合、他と差別化というのは、 一目では難しいかもしれません。
 
そのために、 柄・意匠の出処がはっきりとしたもの、
質やモノづくりの責任をハッキリさせるもの、 ということで、
色々なところに、この瓢箪マークを 入れていくことに決まりました。
 
IMG_0807.jpg  
 
入れるということで、唐長さんとのコラボレーション、 意匠のルーツがわかる、
ということが、 今まで以上に分り易くなると思います。
 
今まで紹介してきた財布や襦袢等に入っていきます。
 
それだけ類似のモノが多い、間違われることが多い、 ということで、
悲しいと言えば、悲しいことなのですが・・・。
今までは、一部の方に見て頂いただけですが、 この辺り等を練り直しできれば、
いよいよ皆さんに、 ご紹介できると思います。
 
柄を護るというのは、自分たちのためでもありますが、
実際には買われた方、使われる方に大きく関わってきます。
 
その辺りを意識しながら、自分たちはモノづくりを していきたいと思います。
 
 

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2010年04月13日

着回し、着回し。

今日の格好です。
同じ人に会うことは、少ないとはいえ、
やっぱり同じ格好でないようにしています。

R0011797.jpg

京都だったら、
あれこれ着物コーディネートも難しくないのですが・・・
(たまにメンドクサイ病になって、吊った着物を手にとり、そのままも)

出張に出てくると、
持ち運べる量にも限度があるので、そういう訳にも行きません。
手持ちでできる限り、着回をします。

今日は写真のように、兎の小紋に大島の袴、
組紐の角帯。後は、見えないところに若冲の襦袢。

昨日は、ヒゲ紬の黒地着に、無名の紬袴に、
南蛮七宝の角帯。襦袢は部分的に絞り。

明日は、着物を交換して、ヒゲに大島の袴に、絞りの襦袢。
明後日は、兎の小紋に袴なしで、南蛮七宝の羽織。
その次は・・・。

と考えると、まだ余裕はありそうですね。
一週間近く出る時は、2セットに+αはいりますねー。

それでも、スーツケースの半分くらいですので、楽なもんです。

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2010年04月08日

唐長さんへ。 分かる人に。。

今日は、午前中に唐長さんへお邪魔してきました。

IMG_1068.jpg

当主のお話を聞いていましたが、
いつ行っても、新鮮な空気を頂けます。
(もうお会いするのは、何度目なんでしょう?)

唐長さんととなみ織物のコラボレーションを
取材される方も、一緒に来られていましたが、
ここの空気に触れて、魅了されたようです。

記事には南蛮七宝が取り上げられる予定です。
行き帰り同じ車の中で、ずっとその話ばかりだったので、
多分、私たちがこの柄に相当惚れていることは、
感じてもらえたと思います。

当主からは、
R0011756.jpg
以前紹介した『南蛮七宝の襦袢』も見て頂いて、
色々な意見を頂ました。

例えば、他との区別を付けるために、唐長のロゴマークを
入れる話では、かなりユニークな案がもらえました。

確かに、『唐長』の『南蛮七宝』だと、分かるようにしないと、
私たちが分かっても、買われる方には他の物と紛らわしい。。
ただし、クオリティに関しては、分かる人だけに
分かってもらえれば、良い。

そんな風に今までもモノを作ってきましたし、
今日も強く感じましたので、
今後もそのように製作していきたいと思いました。
(分かる人へ・・・)

奥さんにも、着て頂くのですが、お襦袢ですので、
唐長さんへ行かれた方は、運が良ければ
見せてもらえるかもしれませんよ~。

私的には、どちらの色が好まれるか、
それがとても気になります。。


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2010年04月06日

南蛮七宝の襦袢。 夜桜。

昨日は、
桜の綺麗な所で打ち合わせをしていました。


今の京都は至る所、桜・桜・桜で、町中が春一色です。
桜.jpg
(北の方の京都です。)

例年に比べて、ホワホワ感が多い桜だなぁ、
となかなか周りの人に理解されにくい、表現ですが、
夜の漆黒とのコントラストは、見事です。
(アルコール抜きの2時間打ち合わせでした。)



そんな春らしい京都で、着物着る季節に間に合った、
南蛮七宝のシリーズの新作を紹介しておきます。

R0011756.jpg
『唐長・南蛮七宝の襦袢』

もう、この日記内では紹介が不要な『南蛮七宝』。
 →以前までのはこちら

早速、羽織の裏と長襦袢、自分用にと考えています。

どちらの色が良いのか?悩むところです。

生地には、なかなかレアなもので、触るか、着てもらう
しか無いのですが、とても肌触りの良い、絹を使いました。
仕立て上がりがとても楽しみです。

もうすでに数件問い合わせを頂ましたが、
まだ、数字的な計算は何もしていませんので、
価格とかは、まだ未定です。

決まり次第、こちらも紹介しますね。

少しずつモノづくりのエンジンが、かかり始めた気がします。


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2010年04月05日

コツコツと調子を戻しています・・・

少しずつ、溜まっていたものを整理中。

4月はとても忙しい月なので、
5減って、4増える。
そんな状態です。


今も、
目の前に新しい柄の日傘が置かれていきました。。
IMG_1028.jpg
『バラ柄の日傘』です。

他にも、春早々=きものシーズン!ということで、
帯締・上、薄物ショールなど小物の人気が急上昇中です。
10510_00.jpg


新作の帯締めも出来たのですが、帰ってくるまでに

写真以外で実物を見る間もなく、出ていきました。

P1150898.jpg

試作の段階でも、色目、組みともに◎です。

薄地中心で、これもオールシーズン使ってもらうことを
想定しています。 


この新しい発想で組織を作った織物も、
最後の配色で止まっています。
画像 005.jpg
と、他にも今後の打ち合わせや、雑誌の記事関係など、
様々なモノが溜まっています。

やりたいことは、一杯あるのですが、
まだまだNYから、こちらの時間の流れに乗れてません。

職人さんとの打ち合わせ・依頼等、随分遅れ気味です。
早めに、一つずつ考えながら、今はボチボチと進めています。

もう一つ、紹介したいものがあって、
完成した『南蛮七宝の襦袢』なのですが、それはまた明日・・・

15時前にして、ちょっと睡魔におそわれています。

そうそう、それと週刊NY生活にも載りましたので。
リンク貼っておきます。
 →http://nyseikatsu.com/296/api.html

結構皆さん、真剣に聞いて下さいましたよ。。

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2010年03月03日

ここまで来ました。 南蛮七宝の襦袢。

『南蛮七宝の襦袢』

物凄く時間がかかるかも・・・
と言っていましたが

 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/141927186.html

やっとここまで来ました。
色や染め具合等、合格です!

R0011506.jpg
(最終見本:未整理)

後は、本番を染めるだけ。。。
と言いたいのですが、

手で、一つ一つ型を置いて製作しています。
ここから先も数を製作することは、難しい、
に違いないのですが、とにかく、良かったぁ~。

と、まずは一息ついてます。

まだ非売品に近いアイテムの『南蛮七宝の財布』。

IMG_0514.jpg

一番人気は、この色です。

もし、この色の襦袢製作したら、
着たい人いはりますかね~?

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2010年03月02日

財布人気投票。

南蛮七宝を中心に、神坂雪佳の世界『海路』や
その他、ケルティックなどなどを含めて、
財布を製作しています。

まだ販売していない南蛮七宝の
人気投票を密かにしていました。

めでたく一番は、この色です。
IMG_0514.jpg
南蛮七宝』、書いているので、
良い柄です。

色目もシックな方が良いなぁと、言いながらも、
しかも、私はシックなのを持っていながらも、
このトルコブルーには惹かれます。

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2010年02月22日

『袖から出しておきたい、襦袢』って

周りの人腰痛持ちが多いので、誰にも心配されませんが、
今日帯を掛ける撞木(しゅもく)を持ち上げたときに、
腰を変に捻ってしまいました。一動作する度に、鈍痛です。


不思議と、こんな時には大事なものが上がってきます

まずは、一つ目ですが・・・。
南蛮七宝の襦袢』

様々な生地を探しに時間がかかり、随分遅れてスタートした
襦袢づくりも、ちょっと出口が見えてきました。

色目は良いのので、最後の微修正です。
(ここに物凄く時間が場合もあるので、気は抜けません)
IMG_0441.jpg

これは、携帯でパッと撮った写真なので、
最終は少し色目が変わると思いますが、
印象はほぼこのまま進みます。
今のところ、順調良く進んでいます。

手触りは最高で、もちろん襦袢なので肌に近く、
質の高い、絹らしい着心地が味わえると思います。
(もう一色製作中の薄い地色の方はほぼ完成です。)

とにかく、自分用に、物凄く着たい一枚ですので、
上がり次第、まずは自分用で仕立てます。
(役得です~。)

『袖から、出しておきたい襦袢』
という勝手なキャッチフレーズを付けてみました。
( もちろん、やらないでくださいね(笑) )

今月末には、登場予定です。


もう一つは、しばらく紬糸と格闘していた帯です。

IMG_0442.jpg
http://senpukuya5.seesaa.net/article/140327549.html

以前も登場していましたが、やっと完成です

紬糸の染まる色目と、予測する色、
また織物として上がってくる色が『ちょっと違うなぁ・・・』
と、何度も試みて、

最後の配色→京都へ帰ってきてから見て、OK~!
となった帯です。

待ち望んでいた帯なので、今回のように京都から離れていないと、
『上がってこないァ』と、やきもきしたと思います。

今回は、『えっ、もうあがってきたん?』
という感じです。

表は予想通りの仕上がりで、裏地も
IMG_0443.jpg
満足の『秘錦』です。
とにかく、渋くカッコいい帯になりました。
できれば、紬糸の使い方をみてもらいたいです。

機も上手く動いているので、
これで、またモノづくりの視界が広がってきました。

でも、今日は腰が痛いので、ちょっと伸ばしてきます。。

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2010年02月09日

失敗と言っても・・・


そろそろ、パリ『若冲』の準備をして、
陳列する商品の段取りを行いたいのですが、
具体的に進むのが、前日になりそうです・・・。

今回は相当急ぎ足です。。

とにかく、重量面から今回は持ち物を減らして
紋付だけはきっちりと用意しました。
(紋付フルセットと帯で重量オーバーっぽい・・・)

向こうでは、ほとんどリハな毎日らしいのですが、
一日は紋付でブラーっとできれば、と思っています。

そんな準備のことが頭の中をヒュ~ンと横切りながら
今日ですが、またヤヤコシイものが上がってきました。

柄は南蛮七宝なのですが、
今は言えない織り方に秘密が・・・

IMG_0039_2.jpg

新しい織物を織る際には、織れるかどうか?
織れても、予想通りか?
などチェックする見本裂を降ります。

多くの人は、無地かそれに近い、意味を持たない柄で作り、
見本をとります。
最近、自分の場合、一番好きな柄で取るようにします。

そうすると、(無味乾燥柄よりも気が入ってか?)
上手く行くことが、多くなったような気がします。

ただただ、今回の場合は、南蛮七宝を使っても、
予想とは全然違うところに、到達してしまいました・・・。

本来の目的は失敗ですが、
また新しいモノ作りの出来そうな、違うところに
来てしまったことは、もしかして大成功かもしれません。

後、数日でこの感覚の忘れてしまわない、ところまで、
進めるかが、今週の課題で、今は課題だらけに囲まれています。

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2010年02月08日

反響有りだったので

意外にも・・・。
メルマガでフランスへ行く、と書いていると、
結構な反響がありました。

しかも、そのせいか朝に『仙福屋』スタッフから、
どこかでネタにするので、読者の皆さん用に、
『何か、プレゼントを・・・』と言われています。

『センス』が問われそうなので、
かなり困ってます・・・
(お菓子だったら、らしくないですよね。。。)

ちなみに、以前チェコへ行った時は、
物凄い高価なマリオネット買ってきましたし。
(これは周りの人から理解されず・・・)
今でもお気に入りで、
2体、天井に吊ってあります。


そういえば、まだ8年前というと、
このブログも書き始めていませんでしたね。。
(マリオネットはまた登場させますね。)


今週はこの『南蛮七宝』関係も、また少し動きます。
IMG_0035.jpg
フランスに似あうかな?

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