2014年11月19日
紹巴紬ー散発中。
紹巴織と紬糸を使った帯をここ最近製作してくています。
これにふさわしそうなネーミングを考えていましたが、ここはあまり凝らずに、
『紹巴紬』とシンプルにそのまま付けてみました。
以前、悠翔織にも(こちらは引箔)、紹巴と紬糸を併用していましたが、
こちらは、地風の作り方の考えが少し違いましたので、少々太めの紬糸を使い、
織っています。
今回は、それよりも使う紬糸を半分に減らして、生地を薄めに、しかも『かがり仕立て』が
できる様に設計して製織しました。
緯糸をどういう風に使うか、の点で少しさまよった所もありましたが、一つの核でもある、
紹巴織に紬糸、そこにプラチナの箔を織り込んで(見た目)シンプルに仕上げたモノです。
『作楽/紹巴紬』
今までのプラチナ箔を使った帯はどちらかというとフォーマルの領域ですが、
紬糸の節が立っているため、それよりも少しヤンチャでもう少し幅広くお使い頂ける、
そんな帯に仕上がっています。
プラチナの特性のお陰で、写真をとっても紬糸が消えてしまいますが、手に持つと紬の風合いは
ばっちりと味わって頂けます。
この他にも紬糸を使った紹巴織待機中ですので、また紹介しますね。