となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「作楽」と一致するもの

2011年07月28日

実験中でも上手くいきそうなもの。

 

昨日の配色確認の続き。。

 

今社内でモノづくりを行っていて、特に大事に

していることは、帯を見た最初のイメージです。

 

ちょうど模索中で、ちょっと光が見えてきたかなぁ、

という最中です。

つい先週までは、様々な色の組み合わせを見るために、

何十もの目出しを沢山とっていました。

 

R0013380.jpg

作楽;ペイズリー』

 

何となく懐かしさを感じる色目の組み合わせで、

このまま織っても良いし・・・。

縁くくりの白を濃くしても良いし・・・。

 

と今まで使ってこなかった色目を楽しんでいます。

 

それに比べて、大人しい色目ですが、奥行きを作るために、

配色を少し遊んでみた柄がこの2つの柄。

 

R0013373.jpg

作楽:ペイズリー』

 

R0013374.jpg

引粉と呼ばれている地紋には特徴を作っています。

(通常は地を馴染ませますが、ワザと違う色を合わせて、

 荒れた感が出るようにしています。)

 

ペイズリー柄を拡大して見てみると、

顕微鏡で微生物を覗いているみたいですね〜。

 

この辺りは、今後モノづくりの広がりを感じます。

 

 

もう一つは、柄から作って、色目を作り替えているものも

ありますが、その中で面白いなぁというのがこれ。。

 

R0013381.jpg

 

これだけでも、とても面白いのですが、

さらに素材やなんやらで、いろんな広がりが見えます。

(この状態で帯にしたい色もありますね〜。)

 

そんなこんなで、今のなにか出てきそうな感じ、いいムードで

モノづくりに勢いを付けてしていきたいですね。

 

 

2011年07月27日

帰ってきて。。

 

 

昨日、北海道から帰ってきました。

今日は、その出張の間に上がってきた帯のチェックで、

一日がほぼ終わります。

こんな感じの面白い配色の組み合わせが、たくさん上がっています。

 

R0013380.jpg

『作楽:ペイズリー』

 

その辺りの様子はまた明日にでも。

 

毎日、札幌では帯・着物・小物に囲まれての生活です。

 

 

北海道で、面白いなぁ〜と思った小物があります。

それがこの『ショール留め』。

 

IMG_5635.jpg

『ショール留め:てんとう虫』

 

IMG_5636.jpg

 

なぜか、日傘に付いていますが、ショールに付けるものです。

 

素材は、仙福屋の帯留めと同じく『モレッティ』。

 

IMG_5645.jpg

 

あっという間に過ぎた北海道滞在4日間でした。。

 

 

 

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2011年07月21日

比べてみると・・・。

 

イメージをゴロッと変えてみました。

 

R0013369.jpg

『作楽;月つなぎ

 

 

2010spr_uk_main.jpg

 

黒地の方は、雲の全くない月の光が照っている感じで、

新しく配色をした方は、薄ーく雲の掛かっている朧月のような

イメージで配色しています。

 

配色変更のとても難しい帯ですので(これは設計上・・・)、

悩み悩み、でしたが、上手く着地できました。。

 

 

 

 

 

2011年07月19日

一歩目。。

 

祇園祭の巡行があり、会社も連休だったりと

 

IMG_5572.jpg

 

モノづくりの仕事自体が止まりそうになっていた、ここ数日です。

 

今日からは、再び会社も動き出して、社内にも帯の織上がりや、

見本で取った裂などが、上がって来ています。

 

この柄もその一つ。

 

IMG_5590.jpg

 

小さなロールケーキのようなものを敷き詰めています。

ちょっと朱系の色は、ジャム?

 

と、生地の試験を取るために作っていた柄が、改良を加える度に

柄になりそうです(最終は、もう一手間加えますが・・・)。

 

この帯の土台になっている織りで、作りたいモノは、

九寸のなごや帯です。ある程度思い描いていた形に近づき、

ほぼ行けるかな?というのが現状です。

 

かなり個性的なモノを色々と集めたいと思っていて、

今は、資料を集めて、柄を考えています。

 

他にも、シンプルにコーディネートしやすそうな柄も、

同時に上がっていて、

IMG_5577.jpg

 

こちらも最終の詰めをしながら、完成させていきたいです。

 

ちなみに、『作楽・九寸』と名前を付ける予定です。

 

様々な柄や色を作って、そこから、その人の好みに合わせて、

色々と結んでもらい、帯シリーズにして行きたいですね。

 

 

2011年07月14日

一歩下がって、一歩前に出る。

 

ただいま、新柄づくりをしようと、

自分の中にネタを仕込んでいる時期です。

その前に作りたいものを作ろうと、しているのも、

良くて、楽しいモノづくりです。

 

今日も聞かれましたが、

『毎年、何柄くらい作っていますか?』という質問。

 

数えたことも記録に残していることもないので、

正確には分かりませんが、多分50前後だと思います。

作ったとして、これ以外には、帯の形になっていない物が、

この数倍。なかなか険しい関門状態です。

 

上のもの以外にも、

今まで作ったものを期間限定か数量限定のような

形でリメイクすることもあります。

 

IMG_0472.jpg

作楽アリス

 

今、考えているのは、上の帯をもっとPOPにしようとしています。

紋を新しく作り直す前に、イメージを作ったのが・・・、これ。

 

IMG_5554.jpg

『アリス2』

 

まだ、イメージなのでこれから、設計図上でどのように、糸を渡らして、

柄を見せていくかは、もう少し時間が掛かると思います。

 

どちらも好みじゃないと言われる方も沢山、いはると思いますが、

どうしても作りたい、帯の雰囲気が出せそうな気がしますので、

もう少し楽しんでみます。

 

 

P,S 昨日の着物姿はこんな感じです。

  少し、帯の配色へ影響しているように感じます。。

 

IMG_5544.jpg 

『白紬×組角帯』

 

アルコールが入った状態なので、

ちょっと着崩れしてますね〜。

 

2011年07月13日

千鳥とお揃い。

 

京都の中心部は通行規制で、ドンドン祇園祭ムードに

染まってきています。

 

会社は西陣なので、遠くの話・・・、

というワケには行かず、問屋さんも祇園祭休暇になったりと、

同じく祇園祭りムードです。

 

町並みも、この時期限定の京都です。

今日は、納涼会もありますので、街中など撮れれば、

また報告します〜。

 

さてさて、その祇園祭とは関係なく、

秋用のモノづくりの最後の詰めを行っている最中ですが、

以前上がってきた、『千鳥に青海波』の配色を替えてみた、

帯が上がってきています。

 

IMG_5524.jpg

作楽:千鳥に青海波』

 

今日の私用着物の色と同じ合わせ方なので、

ちょっと笑ってしまいました。→これはまた明日・・・。

(好きな色の使い方なんでしょうね?)

 

以前の濃い地が、夜前の海飛ぶ千鳥(最後の夕日を浴びながら・・・)、

IMGP4338.jpg

『作楽:千鳥に青海波(濃い地)

 

それに対して、この千鳥は朝の光を浴びた早朝の千鳥ですね。。

 

この柄はとても気に入っていて、紗の薄地をただいま検討中です。。

色が乗らないかなぁ?

 

 

 

2011年07月08日

クリオネ。。。

 

帯屋なのですが、最近は小物ネタが多いブログになっていますが、

今日もちょっと面白いのが・・・。

 

モチーフになることが少ない、『クリオネ』の帯留めです。

 

IMG_5495.jpg

『クリオネ』

 

これも帯留めとして、作ったのかぁと、

ちょっと職人技に感動しました。。

 

思わず泳がしてみたりもしていますので・・・

 →http://p.tl/V9_A

 

 

この帯留めを見ていると思い出しのが、

『作楽』の帯。

 

こちらは水仙ですが、

帯留めの後だとフワフワ浮いているように、見えてきます。

R0013356.jpg

作楽:水仙』

 

そういえば、この帯作った時も花弁のボカシには、

水中の中にいる感じを思い浮かべて作ったような・・・。

 

 

もう一つ、人気だったのが、

アヴェ・マリアっぽくと言われて、製作した楽器の帯留め。

 

R0013352.jpg

『帯留め:ヴァイオリン』

 

正直言って、どのように作ってはるか、見てみたい。

そんな風に思う帯留めです。

 

今日は職人技を感じた一日です。

 

2011年06月27日

作楽:渦。渦。

今までも、渦の帯を数本作りました。

バームクーヘンと呼ばれたり、チョコマーブルだったり、

すべてお気に入りです。

 

IMG_2194.jpg 

作楽バームクーヘン

 

IMGP3885.jpg

作楽チョコマーブル

 

 

まだ、表だけですが製作しているのが、この『渦』です。

IMGP5848.jpg

作楽:渦』

 

上の写真は、こんなイメージ(海の底?)で配色をしていたというモノで、

実際に織り上がったものは、下のような感じです。

 

IMGP5859.jpg

 

渦や泡やなんやらが力強く下から上へ、登っていく所を帯にしました。

 

色数は少ないように見えますが、色んなことをしているので、

流れも出て、見ているだけでも、とても元気になれる帯です。

 

今は、これは対照的な柄を作って、裏地にしようかな?と

考えている途中です。

 

 

 

2011年06月25日

純銀の世界。。

 

今まで、ほんの僅かな時だけに紹介していた小物があります。

純銀細工の帯留めです(この帯留めファンから借りてきました)。

 

これだけ小さなモノですが、着姿を正面から見たときに、

上品でとてもスッキリとした印象にしてくれます。

 

R0013293.jpg

『純銀:ト音記号帯留め』

 

IMGP2519.jpg

若冲紗紬と・・・

 

 

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『純銀;葵(大)』

IMGP4812.jpg

作楽:投網と・・・

 

 

 

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『純銀:千鳥』

 

R0011823あ_2.jpg

imon八寸と・・・

 

製作に物凄く手間が掛かり、素材の相場によっても価格が左右され、

商品として、沢山作るのには適さないモノですが、

人気も定着して、ファンも急増中ですので、少しずつですが、

見て頂ける機会を増やしていこうと思っています。

 

帯も引き立つので、見ていてもとても楽しいコーディネートです。

 

 

 

 

 

2011年05月28日

また、違う能力がいります。。。2

 

以前紹介していた

『総紗縫premium』の新作が上がってきました。

自分で製作したものではないので(そちらはもう少し掛かります)、

まずは、こちらを先に紹介です。

(後から上がってくるものは、ちょっと変わった物です。)

 

前も書きましたが、なかなかパッと、イメージが湧かない、

モノづくりの一つなので、分類してみました。

 

一つ目は、目立たないけれども、帯の柄が補強されるタイプ。

 

IMGP4893.jpg

 

キラキラと光るのも魅力的ですが、この柄のように光は抑えた形で、

もっとシックに、お太鼓にポイントを作ってくれるものもあります。

 

最初は石が少ないので、あってもなくても一緒かな?とも思いましたが、

しかも、帯の柄も色も同じなのですが、雰囲気が変わります。

 

IMGP4897.jpg

 

 

この帯もそうですが、幹の部分に付けて、箔だけで柄を出すよりも、

広がりが出てきます’(ちょっと個性的になるので、好みはそれぞれですが)。

 

IMG_40842.jpg

 

 

他にも、効果的な使い方として、帯の隙間を埋めて主張しているタイプ。

 

IMGP4878.jpg

 

意外に思いつきそうな使い方ですが、多分自分で作るとなると、

横が金、上下はプラチナだったら、イヤかなと思って、作らなさそうな帯です。

 

IMGP4881.jpg

 

そう思いそうですが、出来上がってみると、上手く行っていて、

全然うるさくない帯になっています。

 

なかなか上手いなぁと、自分ではしないモノづくりなので、

見ていても、気付かされることが多いです。

 

 

そんな風にして、他にも数柄上がっています。

自分が、この後に上がって来ることを考えると、プレッシャーが掛かります。

 

折角なので、上がってきたら、

石で『作楽』と入れても面白いかもしれませんね〜。

2011年05月25日

作楽:水仙の草履を見ていて。

 

今日、カッコイイ草履が上がってきたので、

しばらく見ていました。

 

IMGP4863.jpg

仙福屋の草履ダックジュエル×作楽水仙のツボ通し花緒』

 

タイトルにもあるように、

花緒は、作楽シリーズの水仙(良く出てくる柄です。)

と台は『仙福屋の草履』でも、ちょっと上のクラスのダックジュエル。

 

それにプラスして、花緒には『ツボ通し』という種類の

仕立て方をしています。

 

IMGP4868.jpg

花緒が羽の様に立ちます。

 

この仕立ては、花緒単体で見ていても、良く分からないのですが、

台とくっ付けると、花緒が持ち上がり、綺麗に見えるというものです。

 

手が早い職人さんではないので、まだ『仙福屋』では、全部がそうでは

ないのですが、こちらも選べるようにしていきたいと思います。

 

と書いていて、この当たり前に言っていることも、

最近は、どんどんと当たり前ではなくなってきました。

 

草履に関しては、台を作る人はもちろん、最高の真綿入り台を

製作できる人は、日本に2人だけ・・・

(類似品が多いので、出来上がりを見ると別物です。)。

と、後継者が難しい状況です。

 

また、花緒に関しても今までのように、綺麗に作れる職人さんは

ドンドンと減ってきて、このまま行けば・・・。

 

帯に関しても同じで、様々な工程で使う道具類も作れなくなって、

職人さんも高齢化で・・・。

と、とても厳しい状況です。

 

たった草履一足、帯一本かもしれませんが、その中にも凝縮して、

拘ったモノ作りできる、こだわれる部分を一緒に職人さんと

作れるというのは、本当に幸せなことです。

 

作る側にいますので、もし、毎日のモノづくりが

ここまででイイやとか妥協に走って、

様々な細部に拘らなくなってしまったとしたら・・・。

 

IMGP4869.jpg

草履のカカト

 

ドンドンと細部が無くなって、草履でいうと、革使わなくいいや。

カカトもあるもんでイイや、多少履きにくくてもイイや、

となると・・・。

あれが出来なくなって、これも出来なくなってしまいます。

 

いざ、いいもんを作ろうとして、

『ここをこうしたい』『こんなモノを作りたい』

と話をしても、『昔はできたけどなぁ。。』

 

そんな風にならないように、毎日こだわってキッチリと

モノづくりをしていきたいです。

 

草履一足見ていて、そう思いました。。

 

 

2011年05月17日

広がっていくコーディネート。

 

以前、リメイクした帯のコーディネートです。

 

IMGP4819.jpg

『作楽:投網(帯)×神坂雪佳の世界(着物)』

 

投網は、広がりがある柄で、ジーッと見ていると

網にスーっと吸い込まれていきそうになります。

 

着物も雲のような花弁が全体にフワッと広がっていて、

こちらは周りに、広がっていきそうな華やかさのある着物です。

 

前は、純銀の帯留めに三分紐。

 

IMGP4812.jpg

 

 

お正月にも登場した帯留めです。

 

IMGP4199.jpg

『麹塵染(薄地)』

 

帯の地色が薄いのと濃いのとの違いもありますが、

三分紐を変えるだけで、遠くから見て、受けるイメージが

大きく変わります。

 

上の場合は全体が馴染む感じで、

下はアクセントとなって、主張します。

 

帯留め×三分紐のコーディネートまでは、

製作しているときに、気が回らないことが多いですが、

こうやって上手く合わせてもらえると、帯がイキイキと見えますね。

 

 

 

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2011年04月18日

ヤドリ木

個人的に好きな木を帯にしてみました。

 

テーマは以前からの

『美味しそな色』というものに沿っていますので、

今回もちょっとデザート系の配色です。

(今回は、結果論に近いですが・・・)

IMGP4737.jpg

『作楽;ヤドリ木』

 

ヤドリ木というと、クリスマス定番で、様々な語りのある植物の

一つですが、個人的にですが、以前写真を見たものが記憶に残っています。

 

それは、雪が木々に山盛り積もっていて、このヤドリ木がだけが、

青々としていて、とても神秘的なものでした。

ヤドリ木は通常、宿主に引っ付いて根を土に下ろさず成長します。

なので、宿主が落葉したあとでも、ヤドリ木だけは青々と・・・。

それを見た昔の人も、やっぱり不思議に思いますよね。

 

そんな植物を帯にしましたが、一番気にしたのは、

上にもあった色目です。

IMGP4744.jpg

 

最初は、真ん丸の実の色を一色にして、多少銀糸を入れて、

素材の変化で、全体を配色したのですが(それはそれでいい感じです)、

葉っぱの強さに負けた気がしたので、思い切って、上の写真のような

二色を使ってみました。

 

あまり使わない組み合わせですが、以前も『作楽:アリス』で

使ったことのある色目ですので、使い方・周りの色が違うにしても、

何とかなるかな?という勝算でした。。

 

なかなか自信作なヤドリ木でした。

 

 

 

 

2011年04月09日

札幌滞在中。

 

2日前から、札幌にいます。

桜の京都から、まだ肌寒い札幌へ写真をもらいました。

IMG_4609.jpg

 

桜も帰ったときに楽しみですし、

こちらはこちらで、毎日着物に囲まれているので、

それもなかなか良い気分です。

 

そんな札幌で、面白い帯留めの注文を頂いて、

製作した、帯留めがなかなか素敵です。

IMG_4429.jpg

『汕頭刺繍大島紬×伊藤若冲の世界』

 

この帯から・・・。

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『作楽:シルクモール』

 

細部も・・・。

IMG_4612.jpg

 

周りからは帯留め屋さんと言われています・・・。

 

 

 

 

 

 

2011年04月05日

ある意味、作楽らしい柄。。

以前から完成はしていて、

紹介しそびれてしまった帯がありました。

それを出しそびれたまま、配色を変えたものが、

この帯です(前の色目が嫌いなわけでなく、

大好きなのですが、なぜか・・・)。

 

こんな感じの帯です。

IMGP4702.jpg

『作楽:ローマ時計』

 

時計の針のイメージが、先にあって、

それをローマの地図の上に載せてみました。

 

図案の段階では、掴み用のない不思議な絵でしたが、

帯にしてみても、さらぶフワフワした、不思議な帯です。。

 

どんな着物に合わせて、着てもらえるか、

楽しみにしています。

 

ちなみに、裏は(両A面です)

先月に、お見せしていますよね。。。

IMGP4385.jpg

ヒョウキリン

 

普通のヒョウ柄よりキツくなくて、

合わせ易そうと、とても評判が良いです。

 

 

お腹の部分には、このままでも良いですし、

帯留めを入れてもらって面白いと思います。

IMGP4697.jpg

 

今、その帯留めには何がいいのか、考えてます。

例えば、ローマを飛ぶ、飛行機や気球とか・・・

こないだの千鳥でも、可愛いかもしれませんね!

IMGP4680.jpg

風にのって、ふわふわ。

 

 

時計の針には、使わくても良さそうですが、

2色の色を入れて、針にこだわりを見せています(つもり)。

IMGP4709 - バージョン 2.jpg

 

IMGP4704.jpg

 

この時計の指している時間にも多少意味が・・・。

それはまた・・・。

 

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2011年04月04日

美しいキモノの春号も出て、

新しい『作楽』を発表しました。

 

先日、夏号の撮影も終わり、

ほぼ完成しました。

 

この時期に、もう夏かぁ・・・、

と毎年思いますが、今年も『総紗縫』。

IMG_4543.jpg

2011年03月24日

黄尽くし。

以前、紹介していた『作楽:水仙(黄)

IMGP4628.jpg

『作楽:水仙』

 

この『青』のように、

IMGP4144.jpg

『作楽:水仙』

 

帯、帯留めともに好評だったので、

黄色の方も帯留めを製作して、帯の上に乗せてみました。

 

この帯留め、実は帯ができるよりも先に作ったので、

帯の配色の際、(特に最終段階の)修正では、

結構活躍してくれました。

 

そのため、帯の黄色には少し透明感が出るような、

工夫をしています(糸の合わせ方など)。

 

IMGP4612.jpg

 

IMGP4604.jpg

 

ちなみに、この帯柄自体は水仙をモチーフにしたモノですが、

色目は、淡路島で見て、ずっと頭に残っていた花を配色しました。

IMG_0278.jpg

 

頭の中では、もう少し枝や葉が土の色に近くて、

黄色の花だけが、目に入って来るようなイメージです。

 

今から、皆さんの評判を聞いていく帯ですので、

とても楽しみにしています。

 

青は、静かな落ち着き感、

黄色は、動き・元気が出ていますので、

同じ柄ながら、上手く対比できたと思っています。

 

 

 

 

 

 

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2011年03月08日

今日から出張に。。

毎日、サーっと過ぎていきますが、

今日の昼から北海道出張へ行ってきます。

 

多分、相当寒そうなので・・・。

覚悟したい思います(まだ、体内ベトナムモードが残ってます)。

 

昨日も一日社内にいなくて、さらに

昼からはそんな状態なので、先ほどまでは、

この織物について、最後の詰めを行っていました。

 

IMG_4372.jpg

作楽シリーズになる予定で製作しています。

 

いつもであれば、『あと一捻りで、完成!』

と言っていたのが、今回はその捻りが多過ぎて、

巻き直している最中です。

(簡単にいうと、帯にならない・・・。

 という所まで、行ってしまってます。)

 

私の場合、出張へ行って、色んなことを吸収するのと、

完成品を見てもらって、色々な感想をもらうことは、

とても大事なインプットです。

 

ただ、お客さん等に帯を説明している時と、作っていく時とでは、

使う脳の部分が違うのか、一度リセットみたいな状態になってしまいます。

 

ですので、できるだけ作り残しをしないようにして、

今日はギリギリまでモノづくりです。

 

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2011年03月05日

ヒョウ+キリン=?

久々に帯モノづくりの登場です。

とは言っても、この柄にもちょっと個性的な帯留めを合わせたら、

素敵になりそうな帯ですよ。

 

さてさて、最近上がってきたモノで、ちょっと変わっているのが、

このヒョウ柄です。

IMGP4379.jpg

 

ヒョウ柄というのは、結構あると思いますので、

そのまま帯にしても、自分らしくありません。

 

色んなヒョウを見ていても、これといって、

変わったものもないので、どうしようか?

 

ということで、他の動物の縞や斑点探しをしていました。

パラパラと資料を見ていると、

そうすると、タイトル通り、行き当たったのが、

このキリンの斑点です。

 

後は、図案を作って、配色を決めて、終わり。

と簡単に考えていたのですが、とんでもない・・・。

 

そこから、上手く混ざるように、多少クセを残しつつ、

自然に混ざるような配置ができるまでに、時間がかかりました。

 

ヒョウ柄というと、自分の中ではトンガッたイメージがあるので、

優しいヒョウ柄(+キリンも)というのテーマにして、

誰にでも合わせ易いようになったと思います。

 

IMGP4385.jpg

『作楽:ヒョウキリン』

 

最後まで、手を加えていた所が、ヒョウキリン柄の斑点の中。

 

少し濃い色で、わざとボケた感が出るように、

パキっと色が出ないように優しく紋を作って配色しました。

 

地の部分にも単色ではなくて、少し色を入れて、

奥行きを出しています。

 

反対色の濃い色の着物に結んだ姿、

白大島などの共色で結ばれているところ、

早く見てみたいですね〜。

 

 

2011年02月28日

11'春 美しいキモノ『作楽』

ちょっと遅れましたが、

雑誌で発表した『作楽』です。

51PuIYdmVRL._SL500_AA300_.jpg

 

おそらく過去最高の一度に10本の帯を登場させてみました。

IMG_3840.jpg

作楽

 

一本ずつ流れている帯と、お太鼓になっていもの。

配色を変えたものを、ペアにしています。

 

詳しくは、来月のメルマガに書こうと思っていますが、

自分の中で考えを持って、製作していったものです。

 

今年一年は、雑誌発表も何かこういうスタンスを大事にして、

製作していきたいと思っています。

 

お好きな柄はありましたか?

 

 

51PuIYdmVRL._SL500_AA300_.jpg

 

今回の美しいキモノには、私の先生の一人、

綜絖屋さんの亀井さんが載っています。

興味のある方は是非〜。

 

 

 

 

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