となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「御召」と一致するもの

2009年05月29日

早くも単衣、登場。

暑いので、単衣登場です。


そういえば、初めて手を通す着物なので、
まだ『しつけ糸』が付いていました。
(薄地なので、気がつかなかった・・・)

着てから、着ながら、
しつけ糸を取るのは、初めてですが、

本当はだめなので、みなさん着る前に確認して、
取ってから着てくださいね。

ということで、初めて着る着物(デビュー)です。
『菊市松の白地』
Image487.jpg

織は、御召。
経糸には、三眠蚕の糸を使い、
縞に整経しています。

白地ですが、その薄いベージュの細かい縞の
お陰で、真っ白ではなく、奥行きを感じるような着物です。

もう一枚白地の着物がありますが、
同じような『白』に見えても、

お互い違う個性を持っているので、
両方とも、沢山活躍する所がありそうです。

コーディネートとして、
今日は恒例の帯締めを繋いだ角帯です。

Image491.jpg

良い季節になってきました。。


電車に乗っている間に読んでいました。

不景気不景気の中、モノづくりに『驚き』
中心に据えながらの経営は、読んでいても

新しい驚きと発見があります。

子供の時以来、あまりゲームはしませんが、
そんなモノづくりされている、

空気に触れてみたいと思ってしまいます。

41Va8HaFjaL._SL210_.jpg
 ↑ シンプルな分かりやすい表紙ですね。

電車を乗っている間は、安らぎ時間です。

2009年04月29日

今日の着姿。 全部統一してみました。

念願の御召が上がってきました。

となみ織物の定番として、
織り続けてきた御召

南蛮七宝の柄もありましたが、
その生地に、紬糸を通しました。

通常より生地は厚手で、袷用です。
羽織にして、コーディネートすると↓

090428_1005~0001.jpg
よーく見てもらうと、角帯も着物も
『南蛮七宝』
柄です。

ふつうは、同じ柄でまとめてしまうと、
ちょっと柄々してしまいそうですが、

この柄は、特別ですね。
キッチリはまります。

まだ、数人にしか見て頂いていないですが、
早速、お気に入りの羽織になってしまいました。

しばらく、京都は涼しいので
まだまだ今年の出番は多そうです。

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2009年04月13日

『百樂』にも負けていない存在感。

今日、着物で母が歩いていました。
(社内を、です。)

百樂
シリーズの新柄を結んでいましたので、
一枚撮らしてもらいました。
Image264.jpg
この『百樂』シリーズはとなみ織物の中でも、
プレミアムの帯です。

中でも、個性的な帯ですが、
帯に負けていないのが、この帯留
Image265.jpg

偶然、光が入って、笑っている顔が、

さらに、笑って
いるように見えているので
こちらにも移ってきそうです。

着物は、御召です。

これも縞に整経し、織った上に染めをかけた
モノで、通常の縞だけよりも優しさがありますね。

帯対帯留の力強い対決が、
見れて今日はなかなかイイ日です。

2009年01月16日

帯にしようと思ったのですが、着物になりました。


先日、春用の新作、お召が上がり
私用で一反、仕立てに出していました。

今日、それが上がってきましたので、
少し自慢させてもらいます。
(何枚目でも嬉しいものです。。)

090116_1038~0001.jpg

唐長さんの菊市松という柄を敷き詰めたモノで、
色目も薄地、

柄と色のバランスに惹かれて、
自分用に仕立てをお願いしました。

今まで何度も何度も書いていますが、

やはり何百年も受け継がれてきた柄というのは、
シンプルで、落ち着きがあり、飽きがこない。

着物にしても同じです。

090116_1039~0001.jpg
(女性物ですが、少し幅広めで織りましたので、


私でも裄は大丈夫です)

これは単衣仕立てにしましたので、
まだまだ、出番待ちですが、

厚めの羽織着て無理やり、出番を作ろうかなぁ?

とも思っています。

さすがに一月は、周りの目線が、
気になるので、春先早々にでも。。。


ちなみに、この御召女性物の場合、
嬉しいおまけがあります。。。
(それは、上がり次第自慢しますね。)


他にも、唐長さんの『南蛮七宝』柄も新色が、
上がってきそうですので、

一月のモノづくりも順調に進みそうです。

  ※それとは反対に、つい最近ある話を聞きました。
   それは、唐長柄の南蛮七宝帯、と言い販売している類似品がある、
   とのことです。モノづくりの立場から、とても悲しいですね。。

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2008年11月28日

これから進む御召づくり。

御召で織り上ったばかりのモノです。

これは、袷はもちろんですが、
単衣の季節にもピッタリな風合いに色目になりました。

唐長お召1
 ⇒遠くから見ると、『無地』に

画像-0037.jpg
 ⇒近くから見ると、瓢箪ですよ~。

柄は、唐長柄の小瓢箪です。

瓢箪の意味は、6つ集まると
むびょう(たん) ⇒無病

音が一緒なのと、
種子が多いので、子孫繁栄となります。

遠くから見ると、
無地に見えて、近いと、どこか可愛らしい小さな瓢箪。

柄に、意味が無かったとしても、とても好きな柄です。

織り上げてみると、思っていたよりも幅が出たので、
男物に着てもいいな、、と少し私用で狙っています。

出来が良いと、自分で着たくなってしまうのは、
いつものことですが、それも大事ですよね~。


 ※最近は、また緑にこだわっていますので、緑色に・・・

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2008年09月26日

きものも進んでいます。

唐長柄を題材に、
帯だけでなく着物を製作してきました。

最近では、南蛮七宝の御召が出来ました。


今製作にかかっているモノも、御召ですが、
唐長柄の中から5柄選び抜き、小紋として

織っています。

イメージとしては、

江戸小紋のような定番として、
着れる着物が浮かんでいます。
江戸小紋
社内では『仙福屋御召 唐長五役』

と呼んでいます。


秋までには数柄完成すると思います。

今のところ、
上がってきたのは、数センチの見本裂だけですが、

見ていると、
どんどんと期待が膨らむものになっています。


私も、着たい!
と思っています。。


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2008年09月26日

きものも進んでいます。

唐長柄を題材に、
帯だけでなく着物を製作してきました。

最近では、南蛮七宝の御召が出来ました。


今製作にかかっているモノも、御召ですが、
唐長柄の中から5柄選び抜き、小紋として

織っています。

イメージとしては、

江戸小紋のような定番として、
着れる着物が浮かんでいます。
江戸小紋
社内では『仙福屋御召 唐長五役』

と呼んでいます。


秋までには数柄完成すると思います。

今のところ、
上がってきたのは、数センチの見本裂だけですが、

見ていると、
どんどんと期待が膨らむものになっています。


私も、着たい!
と思っています。。


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2008年06月11日

唐長さんへ。

今から

唐長さんへ
南蛮七宝の御召(単衣)


納めに行きます。
(奥さんに着て頂きます。)

南蛮七宝着物


以前にも、
は一度見てもらっているのですが、

今回は
単衣に仕立て上げたものなので、

少し印象が変わっていると思います。

どんな感想を頂けるのか?
楽しみです。

この南蛮七宝は、
今後も大事にしていきたい柄の一つです。
(数も製作できないので、とことん好きな人だけに・・・)

また、詳細は後ほど・・・


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2008年06月04日

今日一日。。

l今日の一日の内容は、盛り沢山で、

バタバタしています。


あっという間に周りは、暗くなってきました。

まず今日の一つ目は、帯の件。

これは、本業です。
一番時間を使います。

明後日、

良いものが上がってくるはずなので、
少しドキドキしています。

配色まずかったかなぁ‥‥

など、少し心配もあります。



二つ目に、Webについて、

さきほど、製作会社の人の話を聞いて、
やるかやらないか、

まだ決定していませんが、
モノの見せ方として、一つかな?

と前向きに考えています。

うちとしては、全く新しいことなので、
どうなるか、想像できません。

ちょっと素晴らしいことです。

三つ目は、

男の小物、作り

以前紹介したもので、
かなりインパクトある、あるモノです。

密かに『ほしい~』という人が、
多いので製作することにしました。


伝統の技で、持つ人が自慢したくなる

そんな小物です。

これは、今日依頼したので、もう少し時間がかかりそうです。


ほぼ100%、個人的な趣味ですが、

ハマってもらえる人も
多いと、勝手に想像しています。



四つ目は、

次回、秋発表のデザイン作り。

帯と、とるコンセプトはある程度決まっていますが、
全く形になっていないので、少々焦り気味です。

配置も漠然としているのですが、

載せたい帯が、一杯あるので、

泣く泣く絞る、ことになっています。



五つ目、

専務業。

これは、これで。



六つ目、

着物のこと。

今まで、製作している『麹塵染めの着物』
『御召』など、少し、新たなモノも作ろうと

しています。

これは、ほぼ形になっているので、
また、皆さんに紹介しますね!


七つ目

図案展で、図案を見ながら・・、
打ち合わせを。。


最後の八つ目は、

今、書いている五代目日記です。

いつの間にか、多くの方に毎日、
見に来ていただいています。

ありがとうございます<m(__)m>。

正直、モノづくりは、淡々と過ぎていくので、
今日は、何を書くか?

ということで、悩む⇒更新できない、
と思っていましたが、

興味のある内容かは置いておいて、
あまり悩まず、書けています。


最近では
ここで、

草履について、取り留めのないことを
書いています。

帯ももちろん、素敵なのですが、
草履の花緒を見ていて、

『同じものは、作れない。』

と思うと、少しでも残して置きたいと、
思いブログにしてしまいました。
http://ameblo.jp/sousuke5/


周りからは、『草履屋?』

と言われそうですが、

花緒の帯地を見ているだけでも、
なかなか勉強になります。

そんなこんな、毎日バタバタしていますが、

暇で静かにして、じっと考えている時ほど、
モノづくりのアイディアが浮かばないのは、

私にとっては、幸せなことですね~。。

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2008年06月03日

単衣の着物。南蛮七宝。

ある人からの依頼で、

『南蛮七宝の御召』
の仕立てを受けました。
南蛮七宝着物 単衣

今まで、袷でしか、仕立てをしていなかったので、

初の『単衣』バージョンです。


仕立てした結果は、とても良い!

早く、袖を通してもらいたい、そんな気持ちで一杯です。


この柄は配色次第で、表情がコロッと変わります。

茶系であれば、お洒落に。

このグレーは、上品に。

明るい色は、ポップに!


と、本当にいい柄ですね。。


今現在、新たに帯を製作していますので、

もう間もなく紹介します(ちょっと)面白いことを考えています。)


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2008年05月31日

涼しげな新潟。

新潟に着て、早くも三日目です。

いつの間にか、5月も最終日で
明日から、単衣ですね。


私は京都にいる時よりも、動くこともあって、
一足早く、単衣を着ています。

この袷⇔単衣、単衣⇔夏物

の時期は、とても嬉しいです。
(何ででしょうね?)


単衣は、裏を付けない=生地が薄いだけあって、
自然を直接に感じられます


さらに新潟は、風がある街なので
着物の中を風が通り抜けていきます。。


とても快適です。


そんな新潟に持ってきたもので、
今の時期に良さそうなものを紹介しておきます。


柄は、撫子の入った、草花文様です。
080531_1000~0001.jpg


これは、お襦袢の生地ですが、
襦袢用の機で織ったのではなく、

御召の機で織り上げたものです。
080531_1000~0002.jpg

生地がしっかりとして、
サラッとした生地です。

今からの季節、使い勝手が良さそうです。

そんな単衣の時期からの、お襦袢でした。


新潟では、

美味しいものを食べすぎて、
男物は、腹で着るを実践してしまいそうです。

今日が最終の夜ですので、
少しだけ気をつけます。。。

2008年05月22日

続いてサロンは

きものサロンは、
落ち着いた感じの広告になっています。

A.jpg

タイトルにもある『交紗織』とは、
経糸に特徴のある織り方です。

交紗織の中にも『紗』という文字がありますが、
紗とは違います。


ちょっとだけ織り方の話ですが、

紗は、経糸と隣の経糸とを捩りながら織って、
透け感を出します。

捩った部分が透けます。


この交紗織は捩らず、揺らします。

そのため、『透けます。』


交紗織は紗とは違って、
透け感は、均一ではありません。
(透け感のある所とない所となります。)

そんな味のある地に、ザックっとした素材を織り込むので、
全体に柔らかいイメージの帯が多いです。


と書いていて、やはり実物を手にとり、

『なるほど・・・』

と思って頂きながら、見てもらいたい帯です。


上の三本は、
同じ織り方でも少しずつ顔が違いますね。


そして、下に敷いてある?着物は、
御召です。

とても使い易い着物で、すでに
好評を頂いています。

やはり縮緬の優しさに、紬のシャリシャリ感が
お勧めです。


今日は、字を小さくしてみましたが、
昨日と比べてどちらが、見易いですか??

多数派は今日の大きさです。



2008年05月08日

今日の格好

霧の街『釧路』(朝から靄)、

そんな今日の着物は、こんな感じです。


4月なのに、春らしくはないコーディネートですが、

お気に入りの格好です。


着物は、御召、柄は南蛮七宝。

帯は紬糸をメインに使った角帯。

袴は、大島紬の袴。

見ての通り

色目は、着物:茶、

袴:茶の横段縞

角帯;節の入った紬のグレー

足袋:白

襦袢:薄グリーの若冲柄。


一見産地も、素材も、色目もバラバラですが‥‥。

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2008年03月23日

角帯いっぱい。


いつも、

『男物がほしい~』。

『作ろうかなぁ』、

『いいなぁ~。』

と、ことある度に呟いていましたが、
(日記を読み返すと、タビタビ出てきますね~)


『角帯』を作ってみました。


なので、今日の

タイトルは『角帯いっぱい』。


帯地の機を使い、織り上げます。

袋帯の柄をアレンジしてますので、
柄も、普通の角帯とは、一風変わります。


素材も帯地の絹ですので、締め心地は抜群、
絹の光沢あり、『ぎゅぎゅ』と絹ずれも、なかなかです。


とよい角帯に仕上がっています。


機は同じでも、織り方や絹糸の太さ
使い方をちょっとだけアレンジしました。


柄は、
普通っぽいのは避けて、自分で結んでも、
『これは目立つなぁ~』と思える

強烈なモノを、
中心に選んでいます。
(無地もちろんあります‥)

角帯 いっぱい

自分で、どれを結ぼうかな~!

と、思いながら、
今度は、着物が欲しくなってきますね~。


御召でも、織ろうかなぁ‥‥
(もちろん、広巾の機を作って。)

着物に関しては、物欲が尽きません。。


『仙福屋』でも、そこだけ趣味コーナーでみたいな
『角帯コーナー』を充実予定です!


それに加えて、カテゴリ名を
『角帯』⇒『5代目の角帯』

変えてもいいですかね~?
と店長に頼んでいます。。

2007年12月30日

自分へのプレゼント。

クリスマスは過ぎましたが、

今年一年、

自分へのお疲れさまプレゼント、

の第一候補です。

ホースヘアー.jpg
『ホースヘアーの草履台
        ←趣味性の相当高い男物草履です。


第二候補は、

『五代目日記』のために、

『一眼レフ』
(以前も書きましたね)


どちらにしよう?と悩んでいますが、


『御召か、大島か?』

のように

単純に比較できないので、

問題です。


草履を見ながら、

『鼻緒を選べる楽しさもあるし、草履しよう!』

と思うと、

『良く考えると、一眼レフもレンズを選べる…』


意外に共通点
を見つけて、

ちょっと嬉しいですが、

全く解決は、しません…


年末の悩みとしては、

幸せです…ね。


後日、どちらを選んだか、

もしくは、それ以外?

結果報告します!
(ホースヘアーの質感が…)

2007年12月28日

最後の最後に,今年BEST!

今年最後の最後になって、

上がってきた着物です!

『南蛮七宝・男物(御召)』
南蛮七宝 男物 仕立て 自分のもの
昨日、日記後半で予告の着物です。

仕立て上がり、広げて、手を通してみると、

鳥肌がたった着物です。

南蛮七宝 男物 アップ
生地が揺れると、

微妙な光沢に浮かぶ地紋が…


予想以上に上手く行きました!

丸巻段階でみるのと、イメージが変わります。

http://senpukuya5.seesaa.net/article/69316771.html
南蛮七宝の角帯とのコーディネート


南蛮七宝 男物 御召
この角度から見ると、地紋が良く見えます!

見え方により、花に見えたり、菱と丸に見えたりと、

不思議な柄です。


女性ものは ↓ です。
http://senpukuya5.seesaa.net/article/62052234.html


今年日記は、まだまだ続きますが、

となみ織物は、

明日からお休みです。


良いモノが、上がってきて、

ホッとしています!

『糸棚の整理中。』

糸 山 生糸


数えるのも、…という糸種類の整理です。
すが 色

たまに見ていて、

これはっ!

という色もあります。

何度見ても、絹糸の光沢は良いモノです。

タグ:

2007年11月26日

待ち遠しかった着物(帯も込む)

 

染めに出していて、

待ち遠しかった着物が上がってきました。

(御召です。。)

幅広

で、男物として織り上げたものです。

女性物は ↓

http://senpukuya5.seesaa.net/article/62052234.html  

色目は、茶色に見えますが、

実物は、黒に茶と青が混ざった色です。

合わせたのは、遠くにある薄地の角帯です。

待ち遠しさを写真で表現してみましたが、

柄すら分りにくいので、

もう少し近くへ‥‥

 

さらに近くへ‥‥

反対色でコーディネートしてみましたが、

どうでしょう?

まだ、仕立てには出していないので、

大人しく、

もう少し待っていることにします。

2007年11月14日

うれしい気付き。

北海道にいて、

届きたての着物を見ながら、

思ったことを書いてます。

うちには、何百何千、何万?という柄があります。

もちろん、自分が生まれる前に出来たものも

かなり数多くあります。

図案庫に行くと、そこには図案が

『無数』という言葉がふさわしいほど。

見当たる範囲で、一番古そうな図案を見ていると、

『!!!』

という瞬間があります(ホンのたまにですが)。

『どっかでみたことあるような???』

その時はすぐ忘れるのですが、

しばらくたって

明治やそれ以前の江戸などの絵や作品を見ていると、

(帯・着物とは関係ないときでも)

『あれっ、これって‥‥』

とマネでも模倣でもない、何となく同じ空気

感じることがあります。

それは、かなり似ている時もあれば、

全く違うときもあります。

何十年も前の図案を見ていて、

何百年も前の図案から、そんな空気を

感じた時は、昔の人の発想や技に

少しだけ触れた感じがして、とても嬉しくなります。

さて話は戻って、

今日見ていた着物は、

近代琳派の巨匠と言われる

神坂雪佳の図案より、製作したものです。

着物だけを見ていても、

琳派らしい波が感じられます。

『神坂雪佳の御召』

『秘すれば、花』という言葉もありますが、

時々はタネを見てもらうのもいいかも知れません

具体的には、どの柄がモチーフなのか?

興味のある方は、探してみてください。

ヒントは、

以前も紹介した神坂雪佳の図案集にあります。


神坂雪佳 蝶千種・海路―近代図案コレクション (近代図案コレクション)

見つけた時は、

図案いじりをしている時の

『!!!』

という気持ちを

少しだけ味わってもらえるかも?

しれませんよ。



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2007年10月23日

楽しみにしていた着物!

 

となみ織物で、長年手がけて、

製作している『唐長』より着物柄へ持ってきたものです。
 

白生地のお召地を落ち着いた色目に染めてみました。。
 

『南蛮七宝・仙福屋御召』 
南蛮七宝 着物 御召
 ↑色と柄がぱちっとハマりました。

唐長の奥様にも、

織り上がり一本目を着られるので、

今後、皆さんに見てもらえることも多くなると思います。


唐長さんはこの南蛮七宝を、

とても大事にされている柄です(何百年も!!)。


そのため白生地製作時においても、

柄の大きさはもちろんのこと、

細かい柄の配置から、柄のボリューム等

とことん、こだわりにこだわったので、

とても良い出来になったと思います。


他の柄ももちろんのことですが、

となみ織物も特に、大事にしていきたい柄です。


男物も製作中です!!
(もちろん、自分でも着ます!)

(男物はすでに織る前から第一弾完売。。。)

タグ: ,

2007年09月26日

コーディネートを

となみ織物HP内の仙福屋会員ページで、

コーディネートについてのページがあります。


うちのスタッフが帯と着物、小物を合わせているのですが、

なかなか拘ったモノがよくあり、感心しながら見ています。

会員の方からもコメント等を頂き、励みにしています。


ただ、最近は更新が止まっていまして、

申し訳ありません。


少し改良を加えて定期的にアップできるようにしています。


もうしばらくすると目に見えて動き出すと思いますので、

是非お楽しみにしていて下さい!


内容は、となみ織物が所蔵する数万の柄の中から、

コーディネートを行って、皆さんにご紹介していきます。

相当以前の柄で、今もコツコツと売れているものもあれば…

出来たてのものまでと、少しドキドキしながら、見ています。


先ほども少しのぞくと、

まだまだ未発表のものもいっぱい入っていました…。

『見て、喜んで、着物って楽しい!

と思っていただけるように、好きにしていいよ!』

といってあるので、

『それはちょっと…』などと、

何も一言も言えませんが…


帯だけでなく、『御召』・『大島紬』・『仙福屋の小物』等も紹介しています。


帯着物・小物何でも、選び放題の中からですので、

皆さんの着姿の参考になるかは分りませんが、

見ていただけると嬉しく思います。


※本当は、会員の皆様以外にも見ていただきたいのですが、
 柄の意匠侵害を受けることがあまりにも大きいので、現在の
 形となっています。

 ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 


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