となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「南蛮七宝 大島」と一致するもの

2015年02月15日

消えた絣、泥藍南蛮七宝。

 

とうとう上がってきました。

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南蛮七宝文様/大島紬・泥藍』

 

この『南蛮七宝の大島紬』では泥茶から始まり、白、リングしーぎ&しーぎ、夏、
そしてこの泥藍です。

今までの南蛮七宝文様の大島紬は、常識的な最小ロットで限定生産しています。
この藍も8反のみで終了です。

 

一番、取っ掛かりの泥の時も様々なアクシデントがあり、白も、しーぎも夏も、
ひと通りハプンニングがあったモノづくりでした。一応、これが最後となる予定です。

 

織り上がると大島紬は証紙を付けるために、検査場に行きます。
そこで、今は泥と藍の大島はほとんど織られていないため、まだ織ってたんだと絶句されたそうです。

 

そんな希少なものですが、それはこの絣糸を見て頂ければ理由がわかります。

 

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この写真は絣糸ですが、あるはずの絣が見えません。

通常は、『泥染めした部分の茶』×『染まっていた無い糸の白』、『同じく藍×白』なので、
絣糸の濃淡は、白く一際目立ちます。


それがこの泥藍では、極端に見難いです。

 

これらの糸を機に掛けて、絣をタテ・ヨコで合わせながら織っていく。
やはり高齢化が進んだ現場では、非常に合わせづらく、通常のものよりも時間が掛かる、
もしくは進まない織物になっています。

そのため、職とするには、今では織れても織りたいと思う職人が減ってしまった・・・、
そんな大島紬です(それでも織って頂けるので、最後を飾るのに相応しい。)

 

去年前半は、南蛮七宝を見て頂く機会が展示会等でも何度かありましたが、途中これら大島紬やその他
限定のモノが見て頂けるほど無かったので、中止または延期となりました。

そこから少しずつモノづくりをして新作も出来ましたので、今年の春過ぎくらいから、
この泥藍染めはじめ南蛮七宝の世界を、また見て頂ければと思います。

 

この反物は、しばらく京都に陳列して眺めていたいです。

 

 

 

 

 

 

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2014年12月02日

南蛮七宝文様+綿薩摩

 

南蛮七宝の続きは、この着物『綿薩摩』です。

南蛮七宝/御召(染め)から始まり、御召(織)、大島(茶泥、白、しーぎ、夏)、ブラタク×2
と様々作ってきました。これに三重紗や紋紗、ビロードなどが加わります。

 

今まで絹でしたが、今度は綿薩摩ということで『綿』(絹よりも高いですが・・・)です。

生地を織って頂き、型で南蛮七宝文様を・・・。とだけ思っていましたが、当然ながら絹→綿に
なりましたので勝手が違います。

 

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綺麗に色が入らず(特に真ん中)、正反を潰し試行錯誤して辿り付いた反物です。

 

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現在のところ、薄地のみとなっていますが、濃い地を製作するためにも
型を作って、現在試行錯誤中です。

 

(まず2反)作ってみてベースとなる生地も織りも違うことから、光の入り方が違います。
そのため、綿の場合、全体に透明感を感じられ、より和紙に近づく様な雰囲気がします。

 

着物として全く違うモノですので、どちらがよいか?というのは、これから考えていく所ですが、
(おそらく結論はでません)南蛮七宝文様を乗せる土台としては、有りだと思います。

 

早く仕立てたい着物が上がってきました。

 

2014年07月22日

原色に近い、青と赤と黄色を使った帯。

 

京都は後祭に突入しています。

先祭りでは、住んでいる所の前に山がありますので(鯉山ではありませんが・・・)、
この期間の移動は半分諦めていましたが、始まった後祭も微妙に通路が通行止めで、
非常に動きにくいです。

 

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折角の一年に一度の祭なので、この非日常感も味わいたいと思います。
昨日はちょうど良いくらいの人混みで、風情を楽しむんだったら、
後の方が良いかなぁ・・・。と思います。

 

京都の中心地はそんな祇園祭ですが、会社では配色実験のような帯目出しが上がってきました。

 

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モチーフはアフリカの文様です。

 

紹巴織を使い、繊細に色を入れつつ、そう見せないよう(色が際立つ様に縁の下を支えています)に、
糸使いを工夫しました。

 

以前作ったアフリカの渦柄も製作した直後は、周りの反応も???でしたので、

 

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『作楽『アフリカの渦』×南蛮七宝文様『しーぎ大島紬』』

 

息の長い帯になってくれるように、配色の作りこみを行いたいと思います。

 

今のところ、帯の目出しを見て『えっ』という反応が返って来ています。
(2番めの写真)

2014年07月03日

奄美へ。

まだ、少し夏バテ気味ですが、週末に奄美大島へモノづくり&研修へ行ってきました。
(たぶん、その奄美バテかもしれませんね)

 

こちらから、色々と無理な話をしていることが、毎度ですので、今回も上手く行くか、
分かりませんが、一つは南蛮七宝の夏物を織って頂いている職人さんの所へ。

 

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やはり自分は南蛮七宝文様が好きなので、織られている所を近くで見ているだけで、
ドキドキしながら、楽しんでしまいました。

一日、約10cm。。。

また、西陣とは違った大変さを改めて味わってきました。

 

その他には、現地の人からモノづくりに役に立つ、と言われながら、
見に連れて行ってもらった、自然、自然、自然。

 

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今、ちょうどBotanicaシリーズを製作していましたので、資料になりそうな景色や草木を
大量にカメラへ収めることができました。

 

非常に為になったモノづくり研修でしたので、きっちりとモノづくりでお返しできるように、
して行きたいと思います。

 

 

 

 

2014年04月01日

夏・南蛮七宝大島紬/限定8反

 

普通でも時間の掛かるモノづくりですが、
その中でもさらにもう一つ時間の掛かる他産地とのコラボレーションが、
たった今、上がってきました。

 

泥茶の大島紬から始まって、
 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime/2012/05/post-1670.html

 

『白大島』
 IMG_2186-2.jpg

 

山奥に原材料を探しに行った『しーぎ』(今、織ってます)、
 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime/2014/02/post-1959.html

 


そして、今回の夏大島紬です。

IMG_4369.png

(織り上がり、ハサミを入れる所です)

 

今までのこともあり、こちらのイメージやこの南蛮七宝文様にも慣れてもらっていましたので、
立ち上げ自体は、今までよりもすんなり行きましたが、一番大変だったのは、『織り手』。

 

原材料が出来てからも、しばらく探した職人さんに織って頂きました。

実際、まだ反物は手元に届いてませんので、風合い色味等の細かい部分は判りませんが、
この写真を見ているだけで、想像が膨らんでいきます。

 

予定では明日到着です。
 

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2014年02月17日

一反目(しーぎ×りんぐ大島紬)南蛮七宝

 

『しーぎ×りんぐ大島紬』の一反目(限定8反)が上がってきました。

メルマガでもちょっと触れていましたが、
職人さんにはこのモノづくりへの想いを聞いて頂き、ほとんどの仕事を後回しにして、
さきに取り掛かって頂いたそうです。

 

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『一本目の織り出し』

 

柄、素材、染め、すべてに思い入れがありますが、さらに織手さんへも本当に感謝です。

 

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『しーぎの染め』復活、りんぐ糸の製織困難と、このモノづくりは沢山の山がありましたので、
それを終えた後ですので、完成の嬉しいモノづくりです。

 

今まで織った『茶泥』、『白』ともまた違った、いい雰囲気になっています。

 

一つ一つのモノづくりはまた後日紹介させてもらいます。

2014年01月21日

『しーぎ』南蛮七宝/大島紬。

 

予定であれば、取り掛かるだけでも随分と先になるはず(夏予定)だった、
モノづくりが、『しーぎ』という染糸の調子を見るためにも、ということで、

他の仕事を全てすっ飛ばして、こちらから進めて頂いています。
(本当に本当に有難いです)。

ちなみに、『しーぎ』完成形の一色はこんな色です。

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纏まると温かな色味、一本ずつだと静かな色になったと思います。

 

この元の素材を探すのに、奄美の山奥に入っていて、色々なこともありましたが、
職人さんの大きな大きな助けを頂いて、ここまでは順調すぎるくらい上手くいきました。
(染めはじめから、振り返ると約4ヶ月ほどです。)

 

ここからは織りの工程です。
柄はもちろん南蛮七宝。

IMG_0989.png

 

 

まだ織り出したばかり、なので柄部分は僅かです。
ここまで来ると、あとは上がってくるのを待つのみです。

今からとても楽しみです。

 

以前に織った『泥と白大島紬』は、原材料がありませんので、今後は織れません。
この『しーぎ』染の大島に関しても、糸の染めの量、その他の原材料からしても、
数反織って、終わりの商品になると思います。

 

とても贅沢で、常に頭のどこかに残っていたモノづくりでしたので、
これでやっと、ちょっとホッとできそうです。

 

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『意匠図と絣糸』

 

自分の誕生日に、この着物の途中報告ができて良かったです。
 

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2014年01月07日

今年前半には。

 

今日のとなみ織物のFacebookにもアップしていますが、
南蛮七宝の大島紬、(茶)泥から始まり、白を極少数織りました。

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Facebook記事へ

 

それも後一反のみになってしまいました。

 

これを残しておくか、気に入って頂いた方に着てもらうか、はまだ悩んでいますが、
それはまず横に置いておいて、今は次のモノづくりに掛かっています。

 

以前から実験、試験を繰り返しながら、形を少しずつ作ってきた、
『しーぎ染め』の南蛮七宝。

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『ブログへ』

糸はFacebookにも載せていました。

 

奄美大島の山奥まで、原材料を探し検討しているモノづくりですが、
ある程度、染の形(技法)や織手さんがおぼろげに、見えてきましたので、
ちょこっと報告です。

 

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ちょっと無理にでも進めないと、こういう仕事は全く進まないので、一応目処は、
今年前半にと思っていて、染が固まってからは、他の仕事を置いておいても・・・、
というくらいの優先順位で進めてもらっています。

 

昨日、無地『しーぎ染め』の色を見ましたが、本当に柔らかい色目で、
柄が入るのを思い浮かべると、鳥肌が立ちそうになりました。

 

 

 

 

2013年10月21日

スタート直後。

 

先日、奄美に行って(ほとんどの方から遊び?と言われてしまいましたが・・・。)
探していた染料の原料+絣むしろが早くも上がってきました。

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『しーぎ染めの原料』

帯を作るときもそうですが、まだ形に無い新しいものを作るときは、
ある程度、まず形にして、進めます。

色や染料、柄、その他細部まで、全部を一人で製作するものではないので、
共通認識という土台を築いて、少し進め、また形にして、確認、進めていく、
というのを繰り返しして、積んでいきます。

あまり完成品を見上げて作りすぎると、全員のイメージが崩れてしまうことも
あるので、極力進んでは、完成をちょっとイメージして、また進んでは・・・

前回の南蛮七宝大島紬の際も、そんな製作の進度だったので、
今回も似た感じになると思います。

 

色も微調整を行っているので、

IMG_0120.jpg

 

薄すぎて、絣が見えない。
イメージとちょっと色が違う。
織れるかな?

そんなことを頻出しながらのスタートです。

 

現地の職人さんには最優先といっても良いほど、力を入れて頂いているので、
このまま連絡を取り合い試行錯誤しながら、来年早々にはある程度形になったモノが、
見られるかもしれません。

楽しみです!

 

 

 

2013年02月05日

宮崎、鹿児島

 

日曜日と月曜日は、宮崎・鹿児島の産地見学へ行って来ました。

 

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(鹿児島へは初めて行きましたので、思わず桜島の写真を何枚も撮りました)

 

他の産地と言えども

帯の相方となる着物ですがので、当然気になります。

 

つい最近までは、帯メーカーが他産地へ行くことは、

あまり頻度の高くないことでしたし、

そんなに必要のないことだったのかもしれません。

(特にうちに関して)

 

近頃は、取引もありますし

自分たちの帯をさらに引き立てるためにも、一緒にモノづくりを

することもあります(個人的に印象深いのは、南蛮七宝の大島紬)。

 

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2日間みっちりと職人さんと話をさせてもらい、

ほぼどの産地も同じ問題を抱えていることが、よくわかりました。

(後継者、技術等々)

 

うちのいくつかの織組織も同じですが、目で見て、

これらの技術が少なくなって、若しくは無くなっていくのは、本当に残念です。

 

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帯メーカーで、うちも同じ様な問題を抱えていますので、

そこの部分を改善していかなくてはいけませんが、

協力してできることも、して行きたいと思います。

 

モノづくり的に、

色目について全く同様の意見だったメーカーもありましたので、

不思議な感覚を味わって来ました。

 

 

2013年01月16日

目出しを合わせてみました。

 

一昨日昨日とお客さんが来られていましたので、

かなり沢山の着物や帯を見て頂きました。

 

まだ製作途中のモノも着てこられた着物(南蛮七宝の白大島)に

合わせてみたり・・・。

 

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『作楽(予定)×南蛮七宝白大島紬

 

実は、まだ目出し状態(試験織り)なので、生地自体がとても短いです。

(そのため、お太鼓でもなく、アップのこの角度で)

最近人気の細身洋角のブルーを合わせてみました。

 

2日間モノづくりの栄養を頂いたので、

また今日から驚いて喜んで頂けるもの作っていきます!

2012年11月21日

コーディネート途中で。

 

現在、北海道にいます。

 

この出張は、自分たちで製作したものを見てもらい、意見を頂き、

また次のモノづくりへ、となっていますので最近の良い循環になっています。

 

やはり社内では、実際に作る方にほぼ10割時間を取られるので、

京都では、あまりできないことでは、帯を使った目の前でのコーディネート。

 

自分中心ではなくて、帯を見る方中心で進んでいくので、

新鮮に楽しく、勉強になります。

 

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例えば、この南蛮七宝白大島紬×月読+ミカヅキ帯留め(モレッティ)。

どうしても好きな『月』がモチーフなので、この後どう進んでいくんだろう?

と想像しながら、楽しんでいます。

 

と、こういう感じで滞在中の札幌です。

2012年08月22日

再び唐長さんへ

 

今日は、昼から唐長さんへお邪魔してきました。

今回は、修学院です。

 

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今年は突然の雨だったり、あまり天気が良くない日も多かったのですが、

唐長さんに来た時は、驚くほどいつも快晴です。

『私は何かできごとがあるときは、いつも晴れやで。』

と当主の奥さんが言われていた通り、快晴でした。。。

(帰り道、車に乗ってしばらくすると、大雨になったので、さすがです。。)

 

今回も、当主からお話を聞かせてもらいましたが、

いつも端々から、ぶれない考え方とモノづくりへの気持ちをビシバシと

頂くことができたのが、とても良かったです。

 

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(製織中)

 

ちなみに、南蛮七宝の大島紬を見てもらいましたが、

(奥さんにも気に入ってもらえました。)

とても良く出来ているということで、一安心です。

 

柄の出所(持ち主、担い手)とそれを織物にする立場と、

同じような違うような、でも目指す所は一緒、という関係だと思いますが、

こちらも沢山学ばせてもらって、モノづくりの考え方へ反映していきたい、

と思っています。

 

ますます個人的に欲しくなった南蛮七宝の大島紬でした。。。

2012年07月13日

スペシャルな大島。

 

南蛮七宝大島に続き、現在制作しているのが、

 

このリング糸を入れた大島。

リング.jpg

 

直線の糸ではなくて、一本の糸にループになった糸が絡みついているような

特殊な素材です。

 

この糸、面白い特長があって、糸単品だと、それ自体細いこともあり、

非常に切れやすいです(糸を引っ張ると、解けるように抜けます。)

ただ、一旦織ってしまって一枚の生地となると、

打ち込みの加減もあり、絡みつくように、とても粘りっこい、

丈夫な織物になります(普通の大島地よりも強そうです。)。

 

大島は大島紬と紬が名前についていますが、紬糸を使っていません。

明治中期までは、紬糸を使っていたそうですが、

この糸を使うと、その頃の風が。

 

 

 

着ると、このリング糸独特のハリ、弾力があり、体に沿って、

着やすい着物になります。

 

昔は、少量でもこの糸が使われて織られていたそうですが、

最近ではほとんど死滅状態で、原料も全く無い状態でした。

 

今回は、となみ織物の感性を加えての復刻となります。

2012年05月23日

南蛮七宝大島紬、奄美で見る。

 

南蛮七宝羽裏.jpg

 

新たなチャレンジということで、この南蛮七宝文様を大島紬で、

手がけましたが、日常触れている帯や御召とは図案、紋図の考え方が

根本的に異なり、現在、とても興味深いモノづくりになっています。

 

よく周りから言われるのですが、

今、京都で織っている帯(御召)を含めて『細かい』織物、

それを大島紬のように『粗い』織物で製織する、

『簡単じゃないか?』。

 

正直言って、『簡単』ではありません、全く別物です。

 

平凡な言い方しか出来ませんが、お互いが難しいポイント、

(こだわるポイント)を持っていて、両方共

そこまで考え込まなくても、進んでいくポイントを持っています。

 

ただ、その2つのポイントは、ほとんど重なること無く、

両方に関わってしまうと、モノづくりの大部分でつまづくことになります。

すべて手探り状態でした。

 

IMG_5030.jpg

 

基本的な『糸』一つとっても、おおきく異なり、

『絣糸』は西陣で言う『緯』とは使い方は似ていても、発想や出来上がりに

対する役割が全然違ってきます。

頭では分かっていても、どうしても『緯』的な発想で、

手が動いてしまうので、最初から混乱です。

 

ただ、実際に奄美の現場に行き、紐をほぐすように、

モノづくりをしている方と話ができたので、

今はある程度クリアになっています。

 

間違いなく帯のモノづくりにもいい影響を与えてくれると

思いますので、それはそれで今後自分も楽しみです。

 

 

製織中の動画はこちらへ、

どれくらい進むか是非一度見てください。

 ⇒http://www.facebook.com/photo.php?v=397538936957718

 

2012年05月20日

京都へ戻って来ました。

 

一週間、北海道へ行ってから奄美、京都へ戻ってきました。

奄美はお客さんと一緒でしたので、梅雨入りした奄美は、天候だけが、

唯一の心配でしたが、最終日まで快晴でした。

 

IMG_5083.jpg

『飛行機に乗る前もこんな快晴』

 

大島の南蛮七宝もありますし、今後はもう少し頻度を増やして、

奄美へは来れると思いますが、たった3日しかいなくても、

離れる時は少し寂しくなりました。

 

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こちらの方には手料理で出迎えもらえたりと、

とても良くしてもらい、手作り感満載の

今回の奄美のツアーは上手く行ったと思います。

 

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この南蛮七宝の大島紬も、現在製織して頂いている方にお会いでき、

お話も聞けましたし、実際に織られている所も見せていただき、

とても満足しています。

 

この紬自体、まず絣糸を先に作るので、総反数は限られていますし(数反のみ)、

一反織り上がるまで、数ヶ月掛かりますので、

現在は予約された分を織り上がってくるのを待っています。

 

うちのスタッフも、今まで山のような大島紬を見ていたはずですが、

この南蛮七宝には心が動いていました。。

 

この辺りは、また改めて詳しく書きたいと思います。

 

 

今日はホッとしたのか、風邪を引いたみたいなので、

家でゆっくりしたいと思います。

 

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2012年05月18日

奄美1

 

昨日、札幌から日本を縦断して、今奄美にやってきました。

10年近く前に来て、今回で2度目です。

 

朝は大雨だったらしいのですが、着いた時は快晴。

機内の機長談にしても、『この時期にしてはとても珍しく・・・』

という天候です。

 

IMG_4983.jpg

 

空も緑も濃く、見上げると・・・。

普段見ている色とは少し異なっています。

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今回、プライベートではなく仕事(お客さんと一緒)ですので、

当然モノづくりの現場も。

 

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『泥染めの現場です。』

 

IMG_4994.jpg

 

今日は、南蛮七宝の大島紬を織っている織手さんにも

お会いできる予定です。

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2012年05月05日

もうすぐ。

 

久々に長期の連休を頂いています。

 

今月最初のメルマガでも少し紹介していました。

この着物が上がってきたそうで、連休明け、

少しすれば、初反を見ることができそうです。

 

IMG_0002.jpg

南蛮七宝×大島紬』

 

 

製織予定は、茶4反、もう少し色を変えたもの4反。

後は未定、という限定のもの。

 

織れる数も少なく、仕事で製作というよりも、

趣味の範囲のモノづくりですので、どうしても自分で着たい着物です。

 

さてさて、どうするか分かりませんが、

休み明けが楽しみです。

 

というわけで、このGW、

もうちょっとゆっくりさせてもらいます〜。

2012年03月23日

嬉しいお知らせ。

 

秋までは見れないかなぁ、と半分あったことを忘れ去ろうと

していた、モノづくり『南蛮七宝/大島紬』。

 →http://www.kyo-tonami.com/godaime/2011/12/post-1554.html

 

IMG_1843.JPG

 

相当順調に進んでいて、

『もしかして4月に試験織り位は上がるかも?』

という嬉しいお知らせをいただきました。

(上手く行けばそれ以降は約一ヶ月ごとに一反で、総数6〜8反予定。)

 

いつもとは少々立場が異なり、

モノづくり側での急かされる気持ちがとっても分かるので、

さすがに『早く見たい・・・』、というのを抑えていました。

 

ただ、予定よりも『予想よりも早く上がりそうだ』、

というのを聞くと、もう早く見たくて仕方がありません。

 

帯の場合と同じく意匠図までは見ましたが、

それ以降はある意味お任せなので、

いつものモノづくりと違い、戸惑っていました。

 

たとえば

『上手く進んでいるのかな?』という気持ちはつきまといますし、

携わっている実感がいつもより少ないので、

時間が進むのが、とても遅くなった気がします。

(子供のお正月みたいな感じで、恥ずかしいですが・・・)

 

今は、ちょっと安心しています。

 

今日は、こういう帯も上がってきましたので、

 

IMG_3889.jpg

南蛮七宝(黒地)/しぼ加工』

 

また気を入れて、何かモノづくりを考えていきますね、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年03月05日

大島黒羽織。

 

今日は雨の名古屋です。

この前に作った、大島の黒無地羽織をそういえば、

まだ一度も登場させていませんでしたので、今日がお初です。

 

写真 12-03-05 11 38 14.jpg

千鳥の羽織紐も人気です。

 

 

写真 12-03-05 11 33 53.jpg

 

羽裏は南蛮七宝。

結構皆さん、残り半分の行方を気にされています。

 

 

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