2013年03月15日
配色ミス。
モノを作っていると『配色ミス』ということがあります。
たまにあって一番痛いのが、トンデモない色になること。
これが上がってきて、1Fでスタッフで検尺をする際は、
空気が止まってしまいます。
独特な色を作ろうと奇抜な色で作った経の織物などは、
こうなったりします。
2つ目は、色の逆転。
杼に入っている色をテレコにしてしまったりすると、起きます。
帯一本に使っているのは、同じ色構成なので、
①なんとなく雰囲気が違うな→②よく見ると・・・。
③『うわ、ぜんぜん違う』となることもあります。
3つ目は、単純ミス。
うちの会社は新しいスタッフも入ってきますので、
どれだけ注意深くしていても、こういうことはあります。
で、今回起きたのは、3つ目。
写真左下の試験織も完成した色目では無いので、
今のところ、これだけ織っても(まだ目出しは数色取りました)
イメージに近寄っていません。。。
ただし、この織物でここまで白い地色をほとんど織ったことが無かったので、
かなりイイ怪我の功名となりました。
シボ織りですので、縮ませないと最終の色目も確定出来ませんが、
一応完成まで一歩ずつ進んでいます。