となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「若冲」と一致するもの

2008年01月25日

京都の寒い朝…

昨日の夜から、京都にも雪が降り、

京都は雪化粧された街になっています。


最近は、パラパラとしか降らなかったので、

なかなか良いもんです。


会社の階段を駆け上がって、

写真を撮りました。

京都雪4.JPG

山の方は、雪が降っていて、

大文字山も舟の形も霞んでいます。
(寒い…)
京都雪5.JPG


そして、偶然

今日上がってきた帯の中にも、

雪が降っています。。

若冲雪 tori.jpg
(伊藤若冲の世界より)

この帯には、

少しだけ秘密があるのですが、

それはまた、別の機会で…

2008年01月22日

『紋図』について

織物は、経糸(縦)と緯糸(横)の交差
でできています。

織るためには、帯を作るための設計図が必要で、
それを『紋図』(もんず)(意匠図)と言います。

図案を元に製作していき、実際には細かいマス目に、
一マス一マスずつ色を入れていきます。

紋図3.jpg
 ↑『伊藤若冲の世界』より

日々、私たちはこれを紋屋さんと呼ばれている
職人さんと一緒に製作していきます。

図案をそのままに設計図に写す作業と思われるかも
してませんが、
全く同じ図案でも、関わる人間のセンスで
完成する帯は全く違ったものとなります。

ですので、この作業は図案を描く、作る工程と同じく
とても重要な所です。

普段私たちが大きく関わる所ですが、
紋図作りながら、頭の中で考えていることは、
最終の
『織り上げの姿』です。

例えば・・・
『ここには金糸が入って、この部分はボリュームを出して、
ぼかして、やわらく・・・』などなど

というのが、頭の中にグルグルと渦巻いていますし、
理想とズレた時は、それに向けて修正するのか、
それとも別のアプローチを探すのかと、考えます。

さすがにこの紋図作りを始めて何年目かは、
『なんだこれは・・・??』
という、意味不明なものばかりでした。

数をこなしながら、常に新しいことを加えながら、
『ここをこうやったら、こうなる』という経験を積みながら、
していって、やっと『自分の頭の中を、紋図にそのままに』
映していくことができるようになりました。

万が一以上に、頭の中以上はできませんが・・・。、
100%に近い、所まで表現できるようになると、
また次の表現の仕方を考えて、新しいモノづくりを
考えて試験を行っていきます。


実際に職人さんの技が見られるのは、下の写真。
(上の方眼紙をアップにした所です。)

方眼紙の一番細かい目が見えルト思いますが、
これが、糸と糸との交差する『組織点』となります。

ここに手で、少しずつ色入れていくのですが、
これを巡って、長い長い時間を費やしています。

紋図2.jpg

特に、色と色の境目(際部分)を柔らかくする際には、
筆で点として一つずつ、つぶしていきます

その作業をされているのが、この場面です。

紋図象.jpg

非常に細かく少しずつ、進めていく作業ですので、
モノによっては、膨大な時間と手間がかかります。

ちなみに、今発表中の『熊野古道』などは、
日・月ではなく『年』単位でをかけています。

この写真の紋図は、まだシンプルな方ですが、
それでも入念な打ち合わせと、
修正の繰り返しで
完成したものです。

紋図1.jpg
『伊藤若冲より』


もちろん、写真のものは、まだまだ完成ではありません。
もう一工夫、二工夫を加えて、試験を織って、見直して、
完成へと繋がっていきます。

まだ、時間のかかる所ですが、
頭の中のイメージからすると、
紋図段階ではなかなかイイ出来です。。

2008年01月21日

今日は…

なんと!今日1月21日は、

自分の誕生日でした…


たまに忘れてしまいますが、

今年は、31回目、ちゃんと覚えてます。


その日に上がってきた帯は…

『伊藤若冲より』

蟹柄 でした。

カニ.jpg

今までとは違った上がりになっていて、

地紋にも少し変化を与えたモノですので、

今までとは、違った感じを受けるものです。


この一本、試行錯誤の連続でしたので、

次の誕生日まで、帯と同じく試行錯誤な歳

なりそうですね??

 

2007年12月26日

宿題。

となみ織物は、
29日からお正月休みに入ります。


去年は、
エジプト&トルコに行っていましたので、
『和』のお正月は、2年ぶりです。


スフィンクス見てから、
『一年か・・・』

と懐かしんでいるところ・・・
横から、

『仙福屋』の店長が・・・

『これをよろしくです!』
との声。

『1月7日に『仙福屋』正式オープンにあたり、
ここで宣伝をしてください』

とのことです。

どうぞよろしくお願いします。

休みの間は、
ちょうどまとまった時間が取れそうなので、

モノ作り『日記』を読み直しながら、
モノづくりをしていきたいと思います。


もちろん、

1月メルマガはまだまだですし、
全然、正月モードにさせてもらえそうにありません。

忙しいことは、いいことですよね~!

紋を作りながら、
これから書く事を悩みたいと思います。


若冲 虎.jpg

現在製作しているホヤホヤの紋ですが、
何の柄かわかりますか?


図案は、紋図にする際に、
原画とジッとにらみ合って、出来たものです。


周りからの評価は・・・

『いつも通りあまり芳しくない』

のですが・・・。


ただ、帯になると、

『良くなると思ってたよ~』
と言われることが多いので、

あまり気にしませんが。

今回は、
どうなるでしょうね??

いよいよ、これが

今年最後に、製作する帯となりそうです!
(発表は、来年の春ぐらいになるかな?)


ちなみに、
今日はとなみ織物の忘年会でもあります。

2007年12月24日

メリークリスマス!

今日は、

クリスマス・イということで、

それにちなんだものを探すと…

あまりない…

と、見回しながら、

ありました!

伊藤若冲 雪柄 粘質系
『クリスマスツリーに雪。』

では、なくて、
(見えなくもないですか?)

『伊藤若冲の世界』より、

製作した帯です。
(未発表です)


もちろん、

クリスマスシーズンのみ、

結ぶ帯でもありませんよ!


この図柄を帯にしよう!

と思ったのは、

この若冲の『雪』に惚れたからです。


機会があれば、

本物か画集を見てもらいたいのですが、

とにかく、惹きつけられるモノがあります。


そのイメージを

帯で、上手く表現できているか?

よーく見て下さい。


サラッとした、スッキリ系の雪ではなく、

ネトぉ~

とした粘着状の雪です。


絵を見ている時、

この雪にやられてしまいました。


変な日本語ですが、

雪が生きているように、

イキイキと見える。


帯製作のテーマとして、

かなり注意したところです。


自分としての出来は、

金糸を使ったり、経糸の上げ下げを工夫したり、

普段とは、違う方法を取りましたので、

相当不安でしたが、

抜群でした!


こう書いていて、

クリスマス話だったはずなのに…

話が、帯になり、反省です<m(__)m>


雪の結晶の帯説明にしておけば良かった??

2007年12月09日

『ストン』

ある意味コーディネートの師匠、

といってもよい人と、一緒に新潟にいます。


会場にいる空き時間を使って、

あれやこれやと、帯着物を合わせていきます。


もちろん、着たい人の好き好きですが、

ピタッと、着物と帯(帯締め・帯揚げ)が、

はまる時あります。


音で表すと、『ストン』という感じです。


その時は、ちょっと嬉しいです。


そんなコーディネートを二つ、

紹介しておきます。


『夢二の着物(桜散らし)+引粉織(菊菱丸紋)』

コーディ1.jpg


『若冲(砂糖鳥)+おじや麹塵染の着物(三色ボカシ)』
コーディ2.jpg
http://senpukuya5.seesaa.net/article/42441345.html
⇒この帯です。

上は写真なので、

世界的な巨匠の絵画を写真で見るように、

本物の質感・迫力は、減っていると思いますが、

それでも、『ストン』です。

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2007年12月06日

渋くて自信のあるお洒落。

若冲 紬.jpg
写真は『Jakuchu』より(未発表)


紋作りをして、

やっと最近になって、

織り上がってきた袋帯です。


拘りは、『枯れた感』です。

枯れた感が生き生きと?出てくるようにと、

単色に見えるところに、

色を重ねていきました。


目を凝らして、見てくださいね。


特に『目』やすべての『先』に、

気を入れてます。


鳥には、

空気?のような

当たり前にいる不思議な存在感があります。


自分でも完成を見て、満足しています。


これは新潟で、この帯を掛けて、

にらめっこしながら、

『おまえは凄いなあ』

と呟きながら、書いています。


今年も早くも終わってしまうので、

来年は、この『枯れた感』が

モノづくりのテーマに、なるかもしれません。

2007年11月27日

モノづくり

ただ今、

『伊藤若冲の世界』に没頭していました。

 

帯作りは、

図案を見て、紋を作って行きます。

元の図があるにしても、イメージを作らないと、

満足のいくモノができません(ハズしてしまいます)。

そこで、出来るだけイメージを作っていくために

世間にあるものすべて、見つかるだけ見ます。

そうすると、頭の中は『それ一色に』なります。

もちろん、

本物を見るのが、一番なのですが、

そうそうは出来ませんので、

昔見た本物をイメージしながら、

http://senpukuya5.seesaa.net/article/22549014.html 図案集など見ていきます(若冲は去年ですね)。

古本屋さんも、たまに貴重なモノ(廃版など)を

持ってきてもらったり、

自分の足で見に行くこともあります。

今製作している柄が、 相当趣向が変わった 調子になっているので、 イメージとかけ離れない様に、

図案とにらめっこしています。

伊藤若冲大全

 ↑これを見ていましたが、廃版?   

2007年11月25日

『うらも、おもても、ほそく』

『うらも、おもて』

うらも、おもて 紹巴 裏地 表地

同時期発表の『熊野古道』よりも、
少しだけ説明がいる帯です。

まず、『うらも、おもて』というのが、
タイトル兼テーマです。

この帯の特徴として、織りは紹巴織なのですが
となみ織物の『通常の紹巴』と異なり、

裏に渡る糸が少ないということがあります。
(場合によっては、全くない)

それによって、帯の裏と表、どちらも
好きな柄の中から、選択できる。

 ⇒裏も、表も区別が無い。

=『うらも、おもて』という帯になります。


簡単に上のように書きましたが、

袋帯の幅は、決まっています。


世間によくある普通の帯であれば、少し幅広く織り、
その後、広い部分を織りこみます(これが耳になります)。


そうすると、帯を結んだ際に、
耳の部分が何重にもなり、分厚くなる。


この帯シリーズは、
柄が込んだり、スッキリしたりと

様々な柄がありますが、
そのすべてを、
ほぼ帯幅に揃えます


そして、外かがり
をするので、みみがありません!

分厚くならないので、前から見た時も、お太鼓も
スッキリした着姿が出来上がる。


そんな
『魔法の帯』です。


となみの紹巴織りは、
すべてこの『魔法の帯』ですが、

今回は、どの柄を持ってきても、
ぴっちりと幅が合わせられる!


名前は、ひらがなでシンプルですが、
そんな
究極の職人技が無いと、出来ない

『うらも、おもて』という帯シリーズです。


柄は、大きい柄から、シンプルなもの、
色目も薄地から、濃い地、

特徴的な柄から、シンプルな空気のような柄まで、
幅広く、作り上げています。


今は、

『伊藤若冲の世界』

『唐長』

『神坂雪佳の世界』

『正倉院文様』

など、多岐にわたったものになりつつあります。


結び手も、
選ぶのが・結ぶのが楽しい帯だと思いますが、

作り手てが、
製作していても、楽しい帯シリーズの一つです。


余談ですが、

最初は、

『全部おもて』 『ぜんぶ、おもて』 『えらべる、おび』

などなど、色々なフレーズがあったのですが、


『うらも、おもて』という誰も主張しなかったものに、
決めてしまいました。


直観で、
惹きつけらるものがありました。。。

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2007年11月22日

京都でドタバタ

今日一日中、京都の本社にいました。

本当は、新しい小物を見せてもらいに行ったり、

着物の染め上がりの確認をしたかったのですが、

予定変更で、下の通りになりました。

その一日は、

まず、紋図を見ることから始まりました。

『』内は、紋屋さんとの会話です。

‥‥以降は、核心部分なので、隠させてもらいます。

一番目は、

製作している中で、今一番好きな柄です。

大柄に青い花が‥‥。

『地の部分に、少し修正を入れて、花はそのまま、

ボカシを‥‥‥』

2番目は、

若冲の鳥です。

『ここは、図案と比べてもう少し強調してもらって‥‥、

幹の流れを付けるので‥‥』

3番目は、

紹巴の柄で、となみらしくない、新手です。

歌が歌いたくなる柄ですよ~。

『色を抑えたいので、ここはここと同じ色で、

ぼかして‥‥』

4番目は、

またまた若冲。これは、若冲らしい大胆なものです。

『このままで、行けそうですね。あとは、箔を‥‥』

5番目は、

新しい組織の見本が上がってきて、

それの確認‥‥

『う~ん、柄になっていない‥、次はこんな感じで、

やって素材は、こっちで‥‥』

最後6番目は、

不思議な柄です。

作っていて、ホンワカする柄ですので、

早く帯として上がってきてほしい、と思っています。

『お腹の柄は、ここでは変なので、こっちかなぁ、

でも変やし、ここをこうして、??????、こっちか』

と、しているうちに、紋屋さん2軒目

一つ目は、夢二の柄。可愛い感じです。

『かなり若冲の目から、変えるのが難しいので‥‥』

先に、2つ目の夢二の渋め柄へ。

期待の柄です(お洒落に最適!)。

『金がキツイので、もう少し叩いてもらって‥‥』

そして、三つ目の柄

古典的な柄ですが、ボカシが上品な柄。

『ここの上げ方は、今までと同じで面白くないので、

もっと薄くぼかしながら、叩くことはできそうですか?』

最後に、一番目に戻って、再び夢二。

『出来れば、箔はこの柄には通したくないので、

ここで、分けて、配色しにくいので‥‥』

と、そんなこんなしている頃には、機場さんが来られて、

配色の確認。

『え~っと、ここは‥‥』

と続きます(まだ、午前中です)。

と、今日は写真なしで、まだ未公開どころか、

製作中帯の中継みたいことをしました。

少しでも、上のような新作を見たい!と思ってもらえたら、

嬉しいです。

明日は、会社は休みです。

ですので、会社でゆっくりと

専務業ができそうなので、楽しみです。

今日もお疲れさまでした!

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2007年11月01日

デビュー!!

若冲襦袢.jpg


着たいなぁと、

着たいの我慢しつつ、

ワクワクしたまま、いよいよデビューします。
(以前も書きましたよね!?)


『若冲の襦袢』

やっぱり、新しいものはドキドキします。


今は、東京にいますが、

明日は急きょ変更で、茨城に行きますので、

襦袢は茨城デビューです。。。


そして、明日は東京にまた戻ってきます!!

久し振りに来ると、都会ですね~。

2007年09月13日

実感のこもった話。

先日、図案屋さん(西陣でも物凄く巧く、

センスが溢れている方です)と話をしていました。


最初は雑談で、その後本題の新作イメージを伝える話になり、

その後のホッコリしている時に出た話です。

 図→『こないだの若冲見ましたよ~(サロンの掲載のこと)』


 自分:『(プロから)見てどうですか?』


 図→『めちゃくちゃ綺麗に上がってますね~。久しぶりに、鳥肌立ちましたよ~』


 自分:『若冲、一度書かはります?』


 図→『う~ん、ほんまに若冲うまいしなぁ…』


 自分:『…』


と、若冲の凄さを間接的にも、

さらに実感できた一瞬でした。

2007年09月13日

実感のこもった話。

先日、図案屋さん(西陣でも物凄く巧く、

センスが溢れている方です)と話をしていました。


最初は雑談で、その後本題の新作イメージを伝える話になり、

その後のホッコリしている時に出た話です。

 図→『こないだの若冲見ましたよ~(サロンの掲載のこと)』


 自分:『(プロから)見てどうですか?』


 図→『めちゃくちゃ綺麗に上がってますね~。久しぶりに、鳥肌立ちましたよ~』


 自分:『若冲、一度書かはります?』


 図→『う~ん、ほんまに若冲うまいしなぁ…』


 自分:『…』


と、若冲の凄さを間接的にも、

さらに実感できた一瞬でした。

2007年06月28日

裏地へのこだわり。

最近の個人的なテーマは、


『裏地へのこだわり』です。
(表は当然ながら…)


ふとした会話に、


『…の裏地が…』と聞くと、


和の関係以外にも、反応してしまうぐらいです。
(残念ながら?そんなには出てこないのですが…)

今、若冲シリーズを手掛けていることが多いので、


かなり個性的なものを…


製作しています。

いつもながらに思うのですが、


本当に本物の作家が持つ力というのは、凄まじく


『若冲』という題材のお陰で、


かなり面白いものが上がってきます。

なかなか裏地だけ発表というのは、


難しく


なかなか実物を見ない限り、


気にも止められないことが多いのですが、


これからは、是非となみの裏地を気に掛けてください。

表とは、違った世界があるかも?ですよ。。

2007年06月19日

なぜか?なつかしい、


週末は、東京で3日間ほど行っていました。

.
 ↑ うちの店(東京)の上から撮影

本当に多くの方の意見を頂きました。


ありがとうございます!
(下にもあるモノづくりに生きています。。)


他には、


単衣・夏着物ばかり見ていたので、


目は完全に『夏』です。

京都からは、そんなに長い間は離れてはいなかったのですが、


今回は京都駅の八条口を降りて、景色を見ていると、


なんとなく懐かしい気持ちになっていました。

その延長のまま、今日はモノづくりに浸れそうな一日です。


これも何となく懐かしいで気持ちです(なんででしょうね?)。


先週はバリバリと、紋を作っていたのですが…??

そんな新鮮な気持ちで作ったものは、秋公開(予定)です。


若冲です。

2007年05月21日

伊藤若沖見てもらえましたか?

 

伊藤若冲.jpg
 

本当は秋に載せよう!


としていたものを前倒しで、

発表しましたが、いかがでしょうか?



白に浮かぶ黒地の帯


黒地に浮かぶ月


を対象的に並べてみました。



三本の帯を並べて、


『今回はどうしようか?』


なんとなしに眺めていると、


突然浮かんだ構成です。



今後、

長ーく続いていくシリーズと

なっていきますので


楽しみにしていてください。




他にも、

P91.jpg

↑気づいてもらえました?

  (詳しくは、また書きたいと思います。)


ちなみに、今は盛岡にいます

2007年04月12日

着物を作る その1 土台作り

 

 
製作にかかり始めた着物です。
 
 
となみ織物では、ご存知の方も多いとは思いますが、
 

縮緬、お召から、紬(大島やおじや等々)、多種類の着物を扱っています。

 

今は、今まで通りのモノ作りに、プラスして、進めているモノがあります。

 

 
それは、シンプルな小紋。

 

 
今までの無地感覚着物と同じコンセプトで、

 
 

『シンプルでシックで着易く、飽きのこないもの』 
 

 
唐長反物.jpg
 ↑ まだ、こんなイメージが頭の中にあるだけですが…。
 

 

現在は、ざっとした柄は決まりましたので、後はその柄の置き方と、色目、です。

 

他にも生地選定等、大事なものも残っていますので、

 

少しずつ詰めていきたいと思っています。

 

秋のはじめから少しずつ皆さんへ紹介できた時は、
 

順調にものづくりができたな~。思ってやって下さい。

 

 
若冲の帯も徐々にしか進んでませんが、ぼちぼちがんばっていきます!
 
 
 
 
 
 

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2007年04月12日

着物を作る その1 土台作り

 

 
製作にかかり始めた着物です。
 
 
となみ織物では、ご存知の方も多いとは思いますが、
 

縮緬、お召から、紬(大島やおじや等々)、多種類の着物を扱っています。

 

今は、今まで通りのモノ作りに、プラスして、進めているモノがあります。

 

 
それは、シンプルな小紋。

 

 
今までの無地感覚着物と同じコンセプトで、

 
 

『シンプルでシックで着易く、飽きのこないもの』 
 

 
唐長反物.jpg
 ↑ まだ、こんなイメージが頭の中にあるだけですが…。
 

 

現在は、ざっとした柄は決まりましたので、後はその柄の置き方と、色目、です。

 

他にも生地選定等、大事なものも残っていますので、

 

少しずつ詰めていきたいと思っています。

 

秋のはじめから少しずつ皆さんへ紹介できた時は、
 

順調にものづくりができたな~。思ってやって下さい。

 

 
若冲の帯も徐々にしか進んでませんが、ぼちぼちがんばっていきます!
 
 
 
 
 
 

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2007年03月05日

新作、まず第一報!

今年の大きなシリーズ

『伊藤若冲の世界』

やっと、発表できました。

(雑誌へは、秋予定です!!)  

  

パンフレットから ↓ 

若冲表紙.jpg


とは言っても、若冲とは?

こんな経歴を持っておられます(大部分、省略)。


716年 京都の高倉錦小路、
       青物問屋『枡屋』の長男として生まれる


1738年 四代目の当主に


1755年 40歳で、家督を弟へ譲る


      ↓ 以降、画業に専念


1800年 85歳 没する

   

若冲裏.jpg

今現在、10柄ほどですが、

一本一本製作していきますので、

続報をお楽しみにしてください!!

 
 

2006年08月19日

浅草⇒上野

久しぶりの東京に出てきました。


朝一の新幹線に乗って、最終電車近くで帰って来ました。


一応、浅草が目的だったのですが(もちろん、仕事ですよ~)、
せっかく、出てきたということで、


上野にある
西郷さん.jpg


東京国立博物館の

東京国立博物館.jpg


若冲と江戸の絵画展』
若冲1.jpg


へ行ってきました。

若冲は、もちろんのこと、円山応挙等は知っていましたが、収集家のプライス氏の好みがズラッと並んだのは圧巻でした。


時間的には、普通に見ても2時間以上掛かりましたし、物凄い人ごみですけれども、是非おススメです!

それにしても、本物以上に細かい『鶏』は引き込まれます。。


そんなことで、有意義な東京でした。
(夏の白い着物で動いていたので、色々な人の視線を感じていました。)

P.S 浅草は、とても有意義でした(内容は割愛します…)。

一松.jpg

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