
◯最初は帯づくり
不思議の国のアリス英文を毛筆で書き、図案化し、織物にしたアリスシリーズ。最初は、紹巴織の袋帯からはじまって、紬の通した名古屋帯も制作しました。
帯の詳細はこちらから → note『アリス帯』
アリス帯地をつかった小物も制作。
◯次に、着尺づくり
そして、着物づくりもこのモノづくりを始めた頃から、御召(織物)でスタート。 ただ、今のところこのモノづくり、中止にはしてませんが停止状態です。
染物(小紋)として型で染めることも考えました。 が、英字文字に伸びと勢いが足りず、どこか面白みに欠けていたので、完全に中止。
◯少し方向を変更をして羽織(本題です)
そして、今回のモノづくりは絵羽で柄付けを行なった羽織を制作しました。
まず図案の制作。 文字がどのように流れていくかを決める(ここが圧倒的に時間が掛かる)。
最初の図案は小さく、流れを確認して、修正を加えながら最後は原寸に
そして、生地に下書き。
生地に下書き、最終段階のチェック サイズ感、生地とデザインとの相性、イメージの共有のために、一旦書いてます。 (ちなみに、この染料は消せます )。
最終的は、言ってみれば一発勝負で、文字の掠れや雰囲気も含め て、筆で一文字ずつ書きます。 もっとも大事なのは、帯に織り込んだ文字と同じ空気感を羽織の生地へ表現すること。
そのため、染めの技術的な問題ではなく、時間・手間が掛かるでもなく、 今回のモノづくりは図案、文字の流れ、空気感・雰囲気の表現部分に最大限の力を振っています。
また、地の部分は帯地では織で入れていた、地紋。 それを染めで表現。文字の勢いとは反対に静けさを作り出し、全体にバランスを整えています。 (ちなみに、生地は夏単衣。)
いずれこの配色を逆転させたモノと合わせて、2点のみの制作と考えていますが、 着尺制作中止から考えて、ものすごく時間が掛かりました。
できたことに、まずはホッとしています。




