top of page
5月末、撮影の続き・・・/白々の帯

前 回の続き・・・。 このコーディネートは、帯について自分の言いたいことが入っています。 (偶然にも)
『夏の着物に白々の帯』
それは、白々の帯(雲龍錦)。 写真の帯は夏や単衣物に合わせる帯ですが、袷物にも白々の帯を今まで作ってきました。 帯単体で見てしまうと、色が少ないので、『なにかモノづくりをサボった感じがしてしまう』 と自分たちでも思ってしまうこともありますが(苦笑)、実際は白々だけにかなり拘っています。
経糸も緯糸も基本的に白の帯のことを、そのまま白々(しろしろ)と言っていますが、 同じ糸を使って作るのではなく、濃淡を付けています。銀糸を通して素材感を変えたり、 そもそもの織組織では、変わり織りを使ったり。
今回では経糸に銀糸と絹糸を両方使い、織り上がってからそれらを揺らすことで変化を付ける、 織り方を採用。白々だけに変化を付けようとしています。
そして、その帯をコーディネートする。 単体で見ているのと、着物や小物の色が入ってきて、帯が平面ではなくて、立体になると、 今まで目立たなかった拘りが、ふわ~っと出てきます。
そこに行くまでは、なかなか良さが伝わりにくい、ある意味難しい帯ではありますが、 今回みたいに、合わせることができると、着られる方、周りで見ておられた方、ほぼ例外なく その良さが伝わりました 。
その瞬間、やっとモノづくり報われる。 長い時間は掛かりますが、そんな帯が白々の帯です。
特に、夏物の白々は透け感も、そこに加わって、さらに綺麗でした。
ちなみに、手に持たれている小物は 新作の『夏数寄屋袋/総紗縫』、でした。
bottom of page

