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配色をさわること/南蛮七宝に双葉葵

名古屋帯が一つ完成したのを紹介しようと思いましたが、今日はこちらから。 ちなみに、自分の優先順位は、完成品よりも途中経過のモノ作りの紹介を先に。 (完成したモノは後日に。)

スクリーンショット 2018-06-26 16.25.57.jpg

Instagramから

この帯は、以前制作して自分としても大変気に入っている『南蛮七宝に双葉葵/八寸名古屋帯』。最近は、名古屋帯よりも袋帯として結びたいという方が多いので、ちゃんと裏地を付ければ、袋帯にもすることができる仕様になっています。

そして、今途中まで取りかかっているのは、この配色です。

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『試験織』

先日唐長12代目の誠次さんに制作して頂いた唐紙の色を元にしたものへ配色変更を試みています。そもそも、この唐紙は着物の型を作るために制作して頂いたものので、帯の色になることは想定していません。

が、型を作る際にずっと見いて、 今も目の前にあると、帯色としてモノづくりしたくなってしまいます(苦笑)。

もちろん、『帯の色にはあまりない地色なので、実際には帯としてどうか?』 と思ったりしますので、まずは入念に色糸を選択して、試作を製織します。

(地色が何色といいにくいので、ここでは単純に『青』に分けました。)この地色には少しふーっと抜けた空気感がありますので、経糸は白にして、それで空気感、そして緯糸の色だけで『青』を作ろうしました。そうすると、今回の試作配色では経色の白が緯糸が青に勝ってしまい、青の元気がなくなっています。

和紙と同じ色が作れないのは、最初から分かっていますので、雰囲気を近づけるのが目的だとしても、こうも違うと、『じゃ、(もう少し修正して)帯一本織ろうか。』とは行きません。まだまだ、試験を取って色を探る作業がしばらく必要そうです。

こんな風に、設計図/意匠図があって織った実績(結んだ実績も)まであるのに、新しい配色を作るときは、ものすごく停滞することもあります、しかもそれはまあまあの頻度で・・・。

もしかして、やらない方が良かったかなぁ(笑)? と思いながら、もう少し試行錯誤してみたいとおもいます。

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