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夏実験『影牡丹唐草に天平大雲』

◯ 夏物帯の特性 夏物は、地の織りを経糸通し綟るため、透け感がある。 そのため、柄を上にのせると糸が渡ります(表から見ると、糸が透けて見える)。 織物で織った夏物らしさでもあります。 ただし、多すぎると帯が重くなったり、糸が絡むことがあるので、それもほどほど。

◯実験的な要素もありつつ制作。 今回、実験的に進めて織っているのが、この影牡丹唐草に天平大雲の帯。 織りは、隣り合う経糸同士を綟り製織して透け感をつくる上品綟。
デザインは、地の部分に影牡丹唐草。僅かな糸の濃淡で表現しています。 そして、柄の部分には天平大雲。 となみブルーを大胆に使い、透け感を消さないように迫力を持たすようにしています。 これが下手をすると矛盾してしまうので、微調整するところです。 (今回の試験でも、それを見るのも目的。)
◯ちょっとマニアックですが・・・ 今回は、従来の上品綟では難しかった、柄の表現になります。 一色を大胆に帯幅いっぱいに広げる、簡単にいうとこの表現が非常に難しい織物。 それを実験的に行ってみました。
結果は、写真の通り。 今のところ、成功だと思います。 これから帯として、ちょこちょこと手を入れていきたいとおもいます。
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