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現状の業界と関係する話になりますが、 となみ織物では、帯づくりのスピードを急減しています。 (図案制作、紋づくり以外は大減速しています。) 他産地、例えば白生地の製織は、 今から機を止める、生産をストップする話も聞くことが多くなりました。 業界自体が、これまでも厳しい状態があった上、さらに、これからどうなるのか。 かなり不透明です。

そこで、その空気をできるだけ薄めようと、 (まず周りから)少しでも明るくしようと、あれやこれやと帯以外のモノも制作しています。 その一つが、機場の応援の意味も込めて制作している「半衿」。

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南蛮七宝の織り半衿

本番が、ようやく完成しました。 このモノづくりも、糸繰り・整経・製織、精錬(絹のセリシン等を落とす)など。 様々な工程があります。 現状、この衿のモノづくりの場合、最後の工程、精錬段階で非常に時間がかかり、 反物が織り上がっていても、そこから足踏み状態。 なかなか完成しません。

どの産地も分業が進んでいるため、 どこか一つの工程で止まったり、不都合があると、製品として仕上がらない。 着物の産地の多くはそんな状態ですので、 あれやこれやのモノづくりをしながら、似たような問題にぶつかりながら、 進めています。

とにかく、まず一つ完成しましたので、 少しホッとしながら、次のモノづくりも仕上げていきます。

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