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今製作中なのが、ずっと意匠図で止まっている帯。

モノづくりしている記録を遡ってみると、 はぁ~とため息がでるほど、前から取り掛かっていますが、 まだまだ着地地点は見えそうにありません。

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(写真は、紹巴織のイメージ)

その帯の織組織は紹巴織、デザインは京都の画家の作品をモチーフにした『蝶々』の柄。 それが渦を巻いて、ゆっくりと天に登っていく、そんな情景を描かれたものです。

ここではまだ原画も途中経過の意匠図もお見せできませんが(途中過ぎて・・・)、 現状、織物の帯として表現するには、純粋に色数が足りない状態です。

常に、作家さんのモノづくりでは困難が伴います。 大場松魚の世界、伊藤若冲の世界や神坂雪佳の世界・・・の時も大変でした。 例えば・・・ 線一本の見せ方、原画の表現力、描き込みを織りでどこまでやるのか、近づけれるのか? 色の柔らかさ、空間の取り方、空気感。

作家の方が作品を表現するために使われる絵の具や和紙、漆、木、ガラスなど。 帯に使うのは、糸と金銀の箔。 全く違うので、大変なのは当たり前は当たり前なのですが それでも、様々な試行錯誤の上に制作してきたものです。

今回、制作している帯に関しても、それらのときと同じ様な困難にド直面しながら、 原画から許して頂ける限界(色数を減らしたり、帯らしく柄をトリミング)を探りつつ、 まさに、只今どん詰まり中です(苦笑)。

今年いっぱいの完成を目処に制作していますので、まだ時間はあります。 設計(意匠図)が終わってから、配色でも同じくらい詰まりそうな予感もあります。 もう少し配色がし易いような、意匠図を作ろうか? それとも、織物としてまず形にしようか・・・。 あとから苦労するか、先に苦労するかの問題かではありますが、 作りかけの意匠図を目にすると、いろんな気持だけちが頭をよぎって行きます。 もちろん、それだけでは進みません(笑)。

久しぶりに完成するのか、不安いっぱいのモノづくりになっています(苦笑)。

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