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個人的にも思い入れのある『無地』の帯 。 字の通り、柄が無い帯になります。
帯は柄や色で見せるもの。 と考える西陣の場合、ほとんどの場合、無地は袋帯の裏地に使われます。名前も裏無地に。 他産地では、自然布、たとえば藤布や紙布などは柄がない場合でも、表地です。 ちょっと羨ましいです。
そして、総紗縫は両面結べる帯です。 表地同士を合わせて仕立てをします。 そのため、あまり裏表の概念がない不思議な袋帯になっています。
総紗縫の歴史を考えると最初の頃から、無地はありました。 敢えて無地を選ぶ理由は、価格的なことじゃない理由も多くあります。
たとえば 片面が好きすぎて、おそらく一面しか結ばない方 どうしてももう一方が選べなかった方 すでに総紗縫の帯を3本くらいお持ちの方で、敢えて無地にする方。 などなど 積極的消極的、両方の理由で選ばれる方がおられます。
また無地ですので、表の色数だけ裏無地の色も製織しています。 表と同系色にされるのが、基本。 ただ、帯が透感を持っているといっても、帯芯が入るため、 表と全く違う色、 たとえば表:黒、裏は黄色など。
チラッと見えた時のお洒落など選ばれる方の好みで、 思っている以上に色を変えて遊ばれる方は多いです。
普通、帯を選ばれる際は、当然表地がメインで話が進んでいきますが、 この総紗縫の場合、裏地で語ることが沢山あります。他には、あまりないかもしれません。
こんな感じで、ちょっと変わった面白さを持った帯、 なかなか楽しいです。
◼︎帯を流す/総紗縫無地 →https://youtube.com/shorts/Ie_ls1F2NXc?feature=share
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