載せていた『総紗縫』中の、
『千鳥に青海波』

千鳥がちょこちょこと、海の上を飛んでいる。
そんな図です。
最初は、この『青海波』、
ベタっと織りあげていたのですが、
そうすると、この千鳥が
海に飲み込まれています。
それで、波に負けずに、
千鳥を大きくすると、
予想が付きますが・・・
飛べそうにない、千鳥になってしまいました。
そこで、というか(これしかない・・・)、
波の織り上げ方を小波に見える
ように、一越織っては、空けて、
一越織っては、空けてと、
少し、柔らかくしています。

どうですか?
上手に、青い海を飛んでいる、
千鳥になったように思います。
さらに、空が晴れて、太陽の光が、
波に照って、色が変わったようにと、
横段を入れています。
さらに、千鳥は、
夜も飛べるように、
と思って、
ひと工夫付け加えてあります。
それは、実物を見てもらいたい。。
と思っています。
この帯を見ながら、
と思い出していたことでした。








どうしたら そういうアイディアが生まれるのでしょう
機を織ってるのは社長さんじゃないのでしょ?
この柄は、私が製作した柄です。
西陣織は、糸屋さん・染め屋さん、紋屋さんなどの何十もの分業で成り立っています。
もちろん、機を織るのは織り手さんなのですが、デザイン、配色、組織などの織り方は、私たちが決めていきます。
そこが、私たちの腕の見せ所です。
柄、色、その他に関しては、織り上がるまで、試行錯誤の連続ですよ。
伝えたいニュアンスを理解してもらうのって大変だと思います。以心伝心
モノづくりしている間は、感覚だけですから・・・
イメージして、感覚を職人さんと共有してモノを作る。
伝わりにくい時は、もどかしい~。