216gの総紗縫半巾、仕立て上がってきました。

今日は、FacebookでもUPFacebookでもUPした総紗縫の半巾話です。 総紗縫では元々、小袋を先に制作していました。※簡単にいうと小袋というのは、前巾が広く尺も長い小幅袋帯(あくまで袋帯の一種)。その小袋の総紗縫をご存知の方は、極々一部の方だけだと思います。その当時は、結びやすくシンプルな文様で合わせやすく、とても好評でした。
ただし、制作の段階で問題が・・・。 小袋の場合、織るのは巾を九寸(約34cm)で織って、それを半分に仕立てます。そのため、現在織っている通常の『総紗縫』よりも数センチ巾を広く織る必要があり、そのためには『広い巾の筬』で織る必要があります。織機と職人の少ない総紗縫の場合だと、一旦九寸巾を織った後、通常の巾を織る場合、織り機を一旦止めてから筬を変えて・・・。となるため、かなり大掛かりな手間となります。そんなこともあって、京小袋数柄(たしか2、3柄)を制作しただけで、織らなくなってしまいました。
しばらくしてから、ある方が、そのことを覚えておられたか?その時に、たまたま思い付かれたか?は分かりません。その方から『お腹の巾4.5寸も要らないから(半巾で良いから)作って欲しい。』そんな依頼をいただきました。もちろん、その時は正反で制作しようとしましたが、その前段階の実験で、キズモノ(B反)を使ったところ、お客様からは『その試験物で十分。』と満足していただけました。
(この半巾は裏表が変わって面白い使い方ができそうです。)
多少、その分価格も安くなりますが、『むしろ、半巾なので遠慮せず、それをいっぱい使い倒したい。』と仰ってました。特に重量面では、帯芯も込の210g前後。普段着物をよく着られる方でしたので、その軽さには特に喜んでいただけました。しばらくは近しい方への販売に限定していましたが、今年からは実際に仕立て段階になるまで、柄も数も全く読めませんでしたが、ある程度数がまとまりそうなので、ご紹介しようとおもいます。価格は柄やシリーズによってバラつきはありますが、大体8万から14万円くらいとなっています。浴衣にも、紬や小紋にも、どんどんお使いいただける帯です。
また改めてご紹介していきますね。


