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汕頭刺繍の動画を上げながら・・・。

『職人の技はすごい。』 口で説明して伝える。これから特に大事なことだと思います。 ですが、技術を口で説明するのは、とてもむずかしいことです。

実際に、職人の工房で見てもらうのが一番ですが、見て頂いて、 凄いでしょ?大変でしょ? だから高いんです。 というのも、なにか違ういやらしさを感じます(苦笑)。

実際のモノづくりは、『こんな感じのモノを作ろう!』と思って、 アイデアを図案などの形にまず、します。 そして、それがより具体的な形にするため、糸染めや箔などの原料をつくる、 機をこしらえ、 アナログな図案をよりモノづくりができる形(例えば、意匠図など)に変換していきます。

そして、すべての材料が出来上がり、全てそれら揃えたモノを手元に集めて、 はじめて実際に帯や着物などの商品をモノづくりをしていきます(狭い意味でのモノづくり)。 わたしたちが皆さんへ伝えたい大事な箇所は、目で見て分かりやすい、狭い意味のモノづくりのみではなくて、 それまでの工程の全てが一本の帯や着物に向かっている、そこが凄いというところです。

ただ、なかなかこれを順序立てて口で伝えるのが難しいため、実際は分かりやすいところだけ、 になりがちで、結果ピックアップして、例えば今回のように汕頭刺繍を施している部分の紹介になってしまいます。 ここは反省です。

スクリーンショット 2019-02-13 12.02.48.jpg

今回、汕頭刺繍を施す動画をUPしてみましたが、 この職人さんも本当に素晴らしいです。 じっと何時間も見てられそうな技を持っておられます。

ただ、そこの部分も含めた、帯が出来上がるまでの工程(図案、糸染、意匠図、機つくり、製織・・・)が、 全てこの一本の帯づくりに向いていて、作り上げていく。 ある意味、結晶みたいところが、本当は伝えたい、モノづくりの凄いところです。

全部を思い通りに伝えるのは、なかなか難しいですが、動画が少しでも役に立ってくれそうであれば、 今後も撮ってUPしたいと考えています。

どこの工程が一つ欠けても、帯や着物はできません。 メーカーとして、毎日その現場にいると、つい当たり前になってしまい、忘れそうになります 私達の場合は、今回の様な職人さんの動画を見て、そのことを思い出すようにしています。

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