となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』 , モノづくり業 > 梅の意匠で。

2016年03月16日

梅の意匠で。

 

今年、最後になりそうな梅をちょこっと見てきました。京都生まれの京都育ちで今も京都にいるのに、全然京都のことを知らないと、最近よく指摘されてしまいます(苦笑)。そういえば、『梅も実際に見たのは何年前?』と思い返すと、『桜は見たけど・・・』と梅に関しては思い返せません。

文様としても、配色にも使うものですし、感性を磨いておくためにも、やっぱりこういう時間は意識して作ることが必要ですね〜。

 

L2160172.jpg

 

カメラを持って行ったので、何枚か撮りました。
どう撮ると写真として良いのか?はわからなくて、こういう時は帯として、どういう構図だったら、良い柄がお太鼓に来るだろう?そんな目で撮っています。もう一つは、色目。自然の色をそのまま糸に持ってくるのは至難の業です。ただ、雰囲気、透明感、色の方向を決めるには、とても役立っています。

 

L2160088.jpg

 

 

桜は去年も見たし、一昨年も・・・、その前も。しかも、桜文様はよく作るし、自分の帯ブランドネームも『作楽(さくら)』だし、思うと、気が付かないうちに自分の中の桜ポジションは梅の上に。。。
 

この日の梅を見ていると、こんないい花なのに、それじゃいけない。そう思いました。
モノづくりのキッカケにして、帯作りたいと思います。

 

もちろん、桜は年中行けそうな雰囲気が強いですし、梅は。。。そんなこともあるのは重々承知で何か作っていきたいです。

Instagram

tonamiorimono

カテゴリ

バックナンバー

  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介

となみ帯

Facebook

LINE@はじめました
友だち追加

新着記事

五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…

今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…

来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…

2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…

今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…

携帯サイトのご案内

QRコード

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...